セルフケア

ホメオパシーって本当に効くの!?~急性症状にホメオパシーを取り入れてみた!~

こんにちは!エンジョイライフ・ホメオパシーケアルームの岩崎健寿です。

今回は、ケガ・細菌・ウィルス感染などの急性症状に、ホメオパシーを取り入れてみた様子をお伝えします。

また、ホメオパシー以外の自然療法も取り入れていますので、良かったら参考にしてみてください。

最近、インフルエンザと新型コロナウィルスが同時に流行ってしまって、体調を崩している人が多いですね。

学級閉鎖も相次いでいます。

罹らないように予防することは大事ですが、わたしは罹っても良いかなと思うようになりました。

それは上手に罹ることで、その後の利点があるからです。

その1「山の下りで激しく足首を捻ったときに助けられた植物のレメディー!」

トレイルランニングで足首骨折!?

トレイルランニングというスポーツをご存じでしょうか?
簡単に言うと、山の中のマラソンです。
登り下りを繰り返しながら、山道をひた走ってゴールを目指します。
わたしの場合、走るのは平地と下りだけです。
上りは体力を削られるので、歩きます。
アクシデントが起きたその日も、通い慣れた山を走っていました。
山頂の眺めを楽しんだあと、気持ちよく山道を駆け下っていました。
ただ、いつもと違っていたのは、調子に乗ってスピードを出し過ぎていたことです。
右カーブにさしかかると、スピードのあまり少し左にふくらみました。
その瞬間、道と斜面との縁に左足が乗ってしまい、左足首が内側にカクッと折れてしまったのです。
右足は当然浮いていますので、左足に全体重が乗ってしまい、「グリギャッ!」という音が聞こえました。
   
瞬間的に、「折れたっ!」と思いました。
左足が地面に着かないように気をつけながら、両手と右足で這うようにして道の脇に移動しました。
「やっちゃったなー、どうしよう……。ちょっと、下山は無理かも……。」そんなことを思いながら、最悪の場合は救助要請しようと考えました。
その場で座って休んでいると、冷静さを取り戻したのか、ホメオパシーのレメディーのことを思い出しました。
わたしは、山に行くときはいつも数種類のレメディーを携行しています。

先ずは冷静になること

何かアクシデントに見舞われたとき、不安や恐怖が大きくなると、焦ってパニック状態に陥ってしまいます。
非日常の場所では、その状態が一番危ないのです。
先ずはじめに、Acon.(アコナイト)を摂りました。
このレメディーのおかげで、落ち着いて現状を受け入れることができ、次にどう行動したら良いかを冷静に考えられるようになったと思います。
その数分後に、今度はArn.(アーニカ)を摂りました。
Arn.はケガのNo.1レメディーです。
それらのレメディーを摂ったあと、15分ほど間を空けて再びAcon.とArn.を摂りました。
そして、恐る恐る左足首の状態を観てみます。
見た目はちょっと腫れている程度で、変な方向に曲がってることもありませんでした。
「良かった~。」
(それまで怖くて患部を確認できなかったのです(笑))

驚きのレメディー効果

試しに、少し動かしてみます。
動くけど、やっぱり痛い。
その場に座ったまま、もう少し様子を観ることにしました。
3度目のAcon.とArn.を摂ります。
そうして30分ほど経過すると、だいぶ痛みも引けて来ました。
試しに立ってみます。
「あれっ!?大丈夫そう……。」
だいぶ痛みが和らいでいて、何とか歩けそうです。
左足に体重を乗せても、そこまで痛くありません。
「これなら、行けるかも!」
ゆっくり歩きはじめ、時間をかけてなんとか下山することができました。
わたしの経験のなかで、ここまで速やかにレメディーの効果を実感したのは初めてでした。
急性症状は、レメディーの反応を観るのに良い機会です。
症状とレメディー像がぴったり合ったとき、その効果は目を見張るものがあります。

その2「小学3年女児の全身に広がったとびひと、それを乗り越えさせた数種類のレメディー!」

最初で最後のとびひ体験

夏の暑さが去って秋になると、体内に熱がこもりやすくなります。
秋に運動が推奨されるのは、こもりがちの熱を運動によって発散させるという理由もあるそうです。
また秋は、空気が乾燥してきて皮膚の潤いが減っていく時期でもあります。
小学3年生の花子(仮名)は、9月のある日、自分の鼻にいくつか発疹があることに気がつきました。
そして、数日後には鼻の周りにも広がり、さらに口の周り、首、胸、肘の内側、太もも、尻、膝裏へと順にかつ急速に広がっていきました。
とびひ(伝染性膿痂疹)です。
  
花子の発疹は内部に浸出液を含む小水疱です。
それが全身に吹き出て、皮が破れると中からジュクジュクした汁が出てきます。
乾くと黄色いかさぶたのようになり、臭く、見た目も汚くなります。
もともと喘息の既往歴をもち、若干アトピー性皮膚炎の傾向のある花子です。
とびひに罹りやすい条件はそろっていたようです。
中医学では、肺は呼吸器系はもちろん、鼻や皮膚、秋に関係が深いとされています。
全身から大量の浸出液を排出していたときの花子は、虚ろな目で一日中ぼーっとしていました。
全身がとびひで覆われ、その炎症から多くのエネルギーを消費していたのだと思います。
寝て起きると、毎朝ベトベトの浸出液に覆われています。
それをシャワーで洗い流し、カレンデュラの軟膏を薄く塗り、その上から包帯を巻いていました。
花子も大変ですが、その親も大変です。
ただ、この一件以来、花子は再びとびひに罹ることなく成長しています。

とびひに使った主要レメディー5つ

①Staphyl.(ぶどう球菌)
②Med.(淋菌)
④Thuj.(ニオイヒバ)

自らの力で病気を乗り越えると発達が加速する

とびひが広がってから10日ほど経過すると、ようやく終わりが見えてきました。
浸出液は少なくなり、皮膚も再生しています。
全身に広がったとびひを、自己治癒力で治めた花子。
よく頑張ったと思います。
ルドルフ・シュタイナーは、その著書の中で「病気を経て人は進化する」と述べています。
特に子どもは、病気に罹ってそれを自分の治癒力で乗り切ると、親もびっくりするくらい発達が進みます。
また、浸出液が少なくなった後半からは、解毒・殺菌と皮膚の再生をうながすクレイのイエロー・イライトを患部にパックしています。
とびひは、元々わたしたちのカラダに住みついている「ぶどう球菌」や「溶連菌」が原因です。
ぶどう球菌由来なら、Staphyl.(スタフィロコカイナム)やThuj.(スーヤ)のレメディー。
溶連菌由来なら、Strept.(ストレプトコカイナム)やAnt-c.(アンチモンクルーダム)のレメディーが良いでしょう。
その後、発達の進んだ花子は、絵画に目覚めて毎日絵を描いています。
クレイ「イエロー・イライト」

その3「最近の新型コロナに罹って摂ったレメディーと、回復に向けて取り入れた秘策!」

はじめての新型コロナウィルス体験「わたしの風邪は喉から」

2023年8月末〜9月にかけて、新型コロナウィルスに罹患しました。
そのときの経過を、発症から回復まで日記風にまとめてみました。
今回ホメオパシー以外の自然療法も取り入れています。
8/31(水)
朝起きると喉に少し違和感あり。エアコン点けっぱなしのため、寝ている間に冷えた可能性あり。ひとまずAcon.(アコナイト)を一粒摂る。日中喉の違和感は気にならず、体調もいつも通り。
9/1(金)
朝起きると前日より喉がイガイガしている。再びAcon.(アコナイト)を一粒摂る。職場のエアコンが効きすぎているようにも思え、悪寒がするような感覚あり。昼過ぎから長袖のウィンドブレーカーを着て仕事をする。帰宅してから少し熱っぽい気がして早めに就寝。
9/2(土)
朝から熱感あり。Bell.(ベラドーナ)を摂り、かつ体内の熱をさらに上げるために近所を軽くジョグする。いつもと違うのは、汗の引きが異様に速く、若干寒気がする。身体に違和感あり。その後、ほぼ1日中寝て過ごす。夕方から熱が上がり、夜には38.7℃を計測。強烈な悪寒が何度も背骨の上から下に走り抜ける。腰や股関節、腕の節々に力が抜けるような鈍痛あり。この感覚はインフルエンザに似た症状のため、Gels.(ジェルセミューム)を摂る。防寒着を着込んで寝る。夜中にベタベタする汗をかいて目が覚める。着替えて再び眠ろうとするが寝付けず。うつらうつらしながら朝を迎える。

99.998%の高精度抗原キット

9/3(日)
喉の激痛で目が覚める。激しく炎症しているため止めどなく唾液が出てくる。それを飲み込むのも辛く、溜めては吐き出すを繰り返す。昼間は平熱に下がるも、夕方から再び上がって37℃台後半を推移。抗原検査キットをドラッグストアで購入。このキットは変異株にも対応していて、ほぼ100%PCR検査結果と一致するという高精度を誇る。結果、陰性。本日もほぼ一日中寝て過ごす。喉の痛みには、カレンデュラのマザーチンクチャーを振りかけて、シャッフルした水でうがいを繰り返す。併せて、プロポリス入りののど飴を投与。温かい紅茶を飲むと痛みが和らぐということが判明。喉のチャクラに対応するムドラをおこないながら就寝。
※ムドラは、体の健康や心のバランスを調え、精神的な覚醒を促してくれる、手や顔や体を使ったジェスチャーのこと。
「ムドラ全書 ジョセフ・ルペイジ、リリアンルペイジ共著 小浜杳訳 ガイアブックス」

念のため受けたPCRで陽性に

9/4(月)
相変わらず朝目覚めたときの喉の痛みが激烈。痛みで熟睡できなかった。血混じりの痰が出はじめる。が、温かい飲み物を飲んだり、何かを食べているときと、その直後は痛みが和らいでいる。前日食べ尽くしたプロポリス入りののど飴を再び購入。朝から平熱で推移。少し熱感を覚えることもあったがスルー。外出すると頭重感とともに、音が遠くに聞こえるような感覚あり。少しアルコールが入ったような体感にも近い感じ。明日から通常業務に戻るつもりで、念のためPCR検査を受ける。結果、陽性。高精度の抗原キットから漏れて0.002%の仲間入り。せっかくなので処方された漢方2種を夕食後に味わう。まず麻黄附子細辛湯をよく噛んで飲み込む。これは強烈に山椒の効いた四川料理食べたあとのように舌が痺れる。でも癖になりそうな刺激。服用した直後から活力が湧く感覚あり。次に桔梗湯を味わう。こちらは洋風の焼き菓子のような風味で、水なしでも普通にいける。普段まったく薬を飲まないため、漢方薬が素晴らしく効く予感。また、プロポリスのおかげか喉の痛みははだいぶ引いた。「美しき免疫の力」を音読しながら治癒へのヒントを探す。ウィルスは他と重複して罹らないのがセオリー。今夜も喉のチャクラのムドラをおこないながら就寝。
「美しき免疫の力 ダニエル・М・デイヴィス 久保尚子訳 NHK出版」

風邪の効用、コロナの効用

9/5(火)
昨夜から今朝にかけて断続的に目が覚め、睡眠不足から目がしょぼしょぼして頭も冴えない。にもかかわらず、喉の痛みはだいぶ引いた。ただ、今度は舌先にできた口内炎が痛む。3日ぶりに近所をジョギング。走りごこちや心肺系に違和感を覚えるが、苦しさは感じない。「風邪の効用」で有名な野口晴哉先生がおっしゃるように、回復とともに身体の弾性が戻ってきたように感じる。昼寝を試みるがあまり眠れず、身体を横たえて回復を待つ。喉痛はほとんど気にならなくなったが、あくびをすると喉の左奥が少し痛む。今夜も「美しき免疫の力」を音読。インフルエンザに感染して症状が重くなる人は、インターフェロン応答遺伝子の一つが機能していないという。であれば今回の新型コロナウィルスの場合も、同じような可能性が考えられる。

回復への仕上げは大自然のエネルギーにまみれること

9/6(水)
回復に向けたの最後の仕上げとして、山を歩くことにし、この日は準備と移動にあてる。
9/7(木)
午前4:45登山開始。4時間ほどで稜線に出る。山頂を踏んだり、写真を撮ったり、その周辺をぶらぶらしたり、1時間半ほど過ごす。10:50下山開始。約2時間で登山口に下りる。帰宅の途につく前に温泉で汗を流す。心地よい疲労感が全身に広がる。気づくと、前頭部〜鼻〜肺にかけて何かが詰まっているような頭重感は解消している。プロポリス入りののど飴を舐めながら帰宅の途に就く。20:30頃帰宅。シャワーを浴びて爆睡。
9/8(金)
7:30起床。終日たまに咳が出て、残り滓のような粘液を吐き出す。体調的にはほぼ全快。

コロナ罹患のまとめ

実際に新型コロナウィルスに罹患してみて最初に感じたことは、流行り始めた数年前に比べてずいぶん弱毒化が進んだなという印象でした。実際、新型コロナも第五類に格下げされて、インフルエンザと同じ扱いになったことに納得です。罹患した感じは、悪寒や関節の違和感など、症状もインフルエンザに似ています。罹患すると、高熱が出て少し関節に違和感が生じ、体がダルくなります。熱は1日〜2日で下がり始めますが、そのあと喉が痛くなります。喉の痛みは1日〜2日で落ち着つきますが、痰の排出などたまに咳が出る状態が2〜3日続きます。薬品慣れしていないわたしは、処方された漢方(麻黄附子細辛湯と桔梗湯)がことのほか良く効いた気がします。また、体調に違和感を感じてすぐにホメオパシーのレメディーを摂っていたことも症状を軽減できた要因だと思います。そのおかげで、ウィルスを自己治癒力で克服したことによって得られた体の弾力性は素晴らしいものがあります。細菌やウィルスに罹患したことを喜ぶ人は、ほぼ皆無だと思いますが、体のバランスを調える意味では、年に1、2回はこのような大風邪を引いて、体全体のバランスを調えることはとても大切なプロセスだと感じました。
新型コロナウィルスワクチンのシェディングについてはこちらの記事を参照ください。
ABOUT ME
岩崎 健寿
群馬県出身。精神科病院に勤務していたとき、薬物療法主体の治療に疑問をもつ。その折、コンビニで偶然ホメオパシーと出会う。はじめは半信半疑ながらも次第におもしろさに目覚める。家族もふくめて日常のたいていの不調はレメディーで対応している。自身も鬱や腰椎ヘルニアを経験し、都会の住みにくさに辟易しながらもそれらを受け入れ克服。現在はホメオパスとして活動しながら、重度の自閉症および知的障害者のサポートをおこなっている。デスクワークに飽きたら山を歩き、プールで泳ぐ。目下の目標はアイアンマンレースを完走すること。適度に運動してたっぷり水を飲み、しっかり眠ることが健康の秘訣と確信している。

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