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夏の暑さに負けない!熱中症予防の秘訣 体内の冷却メカニズムをフル活用しよう

みなさん こんにちは。バリ在住・自然療法家のタクボです。ゆるーい自然育児愛好家です。なるべくお薬に頼らない子育てをモットーに飯炊き母さんも兼業しております。

今年の夏はもまた猛暑が予想されていますね。「熱中症」が心配な時期です。遊びやスポーツを楽しむ元気いっぱいの子どもたちは、この季節「熱中症」になるリスクが高まります。子どもたちが元気に外で遊んでくれるのは嬉しい反面、「熱中症」のことを考えると心配ですよね。もちろん大人も同じくリスクがありますので「熱中症」について正しく理解してしっかりと対策を講じることで安心して誰もが心地よい夏を過ごすことができます。

中医学の観点から「熱中症」について考えると更に納得できると思います。ふだん何気なく行っていることでも、実はとても大切なんです!本日は、暑い夏に気をつけたいポイントや体の冷却システムわかりやすくお伝えします。ふだんの生活のなかで当たり前にしていることを再確認して、快適な夏を過ごしましょう!

熱中症の予防や症状が出てしまったときに使えるホメオパシーのレメディもあわせてご紹介します。

熱中症とは何か?

熱中症とは、体内の温度調節機能がうまく働かず、体温が異常に上昇する状態を指します。

賢い私たちの体はある一定の体温に保つために、様々な調整機能を働かせます。汗をかき、血管を広げ、呼吸を変化させることで体温調節をします。体毛や皮膚の構造も熱や太陽光線の吸収を抑えます。これらの機能は体を冷やす役割を果たしています。

しかし、高温多湿の環境や激しい運動などの要因によって体温が上昇しすぎると、体内の調節機能が追いつかず、熱中症が起こるのです。

熱中症かもしれないチェックポイント!

これらの症状が現れた場合、熱中症の疑いがあります。特に高温の環境での長時間の活動や激しい運動後には注意が必要です。

体のだるさや倦怠感

急に体がだるく感じたり、元気がない状態

頭痛やめまい

頭痛やめまいが起こりやすくなったり、ふらつきを感じる

意識の混濁

集中力が欠けたり、思考が曖昧になる

皮膚の異常な発汗

通常よりも多量の汗をかいたり、汗の量が減る

喉や口の渇き

強いのどの渇きや口内の乾燥を感じる

体温の上昇

体温の異常な上昇、体温計で計測すること

環境省が毎日発信している熱中症警戒アラートを参考にするのも良いでしょう。

中医学での「熱中症」とは?

熱中症を中医学的な観点で考えると、体内の陽のエネルギーが過剰になり陰のエネルギーが不足している状態となります。陽は体を温める力であり、陰は体を冷やす力です。

暑い環境や過度な身体活動によって体内の陽が増えすぎ、陰が不足してしまう状態が熱中症です。このバランスの崩れによって、体温が上昇し、発汗過多、頭痛、のどの渇きなどの症状が現れるのです。

特に日本の夏は、湿度と温度が共に高いため、体温が上昇して体内にこもるため熱中症になりやすいと言えます。

冷却システムとは?

暑い季節や運動中、私たちの体温は上昇します。でも大抵の場合は大丈夫です!

なぜなら、賢い私たちの体は冷却システムを備えているからです。大きく3つの冷却機能があります。

体の冷却システムを活用して熱中症を予防しよう

熱中症を予防するために、4つのポイントを心がけて私たちの体に備わっている冷却システムを活用しましょう。

熱中症対策に役立つ食べ物は?

これらの食品は、水分や栄養素の補給に加えて体温調節やエネルギー補給に役立ちます。

熱中症対策に役立つ飲み物は?

水分補給は熱中症対策の基本です。それぞれに得意な分野があります。

市販のスポーツドリンクは砂糖の量が気になりますので、ぜひ手作りしてみてください。ただ混ぜるだけ、慣れてくれば計量なしでお手持ちの水筒にささっと作れます、本当に簡単でおすすめです。塩を少々加えたオレンジジュースを水で薄めるたけでも良いです。

なぜカフェインをおすすめしないのはなぜ?

カフェインは利尿作用があり、体内の水分を早く排出してしまうことがあるからです。熱中症では水分のバランスが大切なので、カフェインを摂りすぎると水分補給が効果的に行えません。また、カフェインは体の疲れを感じにくくするため、体調不良や初期症状を見逃すことがあります。利尿作用のあるアルコールも同じ理由でおすすめしません。

そのため、熱中症予防のためにはカフェインを含む飲み物を控えることがおすすめです。代わりに、カフェインの少ない飲み物や水を積極的に摂るようにしましょう。

熱中症に役立つレメディ5選

もしかすると熱中症かも?と思ったらレメディをとって安静にしてください。

ベラドンナ Bell

カーボベジ Carb-v

チャイナ Chin

グロノイン Glon

ネイチミュア Nat-m

ポーテンシーは30cを1粒。症状に変化がなければ15分おきにリピートします。症状に変化があれば様子を見ながら必要であれば次のレメディを。

予防対策として、お出かけの際にはバイタルソルトやベラドンナなどのレメディを数粒水筒に入れる方法もおすすめです。私はテニスに行く時は手作りスポートドリンクにバイタルソルトを数粒入れてを持っていきます。南国の屋外テニスですが今のところ熱中症知らずです。ぜひお試しください。

バリ島余談

バリ島は常に高温多湿な環境ですが、なぜか熱中症になったとほとんど聞いたことがありません。湿度は常に70%越え、年間を通して平均気温も約30℃が、自然が多いせいか個人的には日本の夏より過ごしやすく感じます。私のお子たちが通ったオーストラリア系の小学校はオージーの先生に日焼け止めの使用は厳しく言われますが、帽子の着用についてはあまり言われませんでした。実際誰かが熱中症になった話も聞いたことはありませんでした。

なぜ熱中症にならないのでしょうか?考えてみました。子どもたちは教室にあるウォーターサーバーから常温の水を飲み、休み時間には水分の多い果物パパイヤやスイカ、ドラゴンフルーツなどが提供されるので毎日食べます。また、頻繁に海水に浸かることでミネラルを補給している可能性もあります。さらに、子供たちは、高温多湿な環境に慣れていることも影響しているかもしれません。適度に運動して旬のものを食べることは、健康の基本ですね。

息子たちが小学生時代のクロスカントリー大会の様子。子どもたちの帽子着用率は大体このくらいでした。

ABOUT ME
たくぼ えみ
バリ島在住。ゆるい自然育児が好きな3児の母。自然療法家。 海外の食材で和食作りに燃える飯炊き母さん。 ホメオパシーの初めての出会いはイギリスの大学時代、ルームメイトにもらった一粒。長男の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎、小児喘息はホメオパシーで治癒。次男のこだわりの強さもホメオパシーで上手にお付き合い。長女は妊娠中から現在まで生粋のレメディっ子。 ホリスティック医学のひとつであるホメオパシー療法の治療家として活動中。 JPHMA/HMA認定ホメオパス 日本ホメオパシーセンター・インドネシアバリ

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