こんにちは。
貴方の悩みを満塁ホームラン。
スポーツ大好き。元高校球児の岩崎健寿です。
最近、 トップアスリートたちの栄枯盛衰物語に落涙しまくりです。
そういえば、一応わたしも「松坂世代」でした(笑)
そんな「平成の怪物」松坂大輔さんも、すでに現役を引退されていますね。
アスリートにとって、老いは死活問題。
肉体の衰えや怪我で第一線を離脱し、熱意が消失してやがて引退を迎える。
アスリートとは、競技とは、結果を残せなければ住むことを許されない、非常に厳しい世界です。
五体満足でも結果が伴わなければ、次の世代に取って代わられてしまいます。
プレッシャーの大きさも計り知れません。
不安に苛まれて、眠れぬ夜を過ごすことも一度や二度ではないでしょう。
わたしの知り合いに、冬季五輪候補だった元日本代表がいますが、彼も眠れないことが多々あったそうです。
応援してくれる大勢の人の期待と、それに応えなければならないプレッシャーとで、板挟みになっていたようです。
そんなときは、夜な夜なランニングして、頭のなかをクリアにしていたらしいです。
眠れないとパフォーマンスが落ちるし、とは言え、眠ろうとすればするほど眠れなくなるし……。
眠りは心地よくもあり、時に苦痛を伴うものでもあります。
人間の摩訶不思議な生理ですね。
さて、前置きはこのくらいにして、本題に移りましょう。
今回は、なかなか興味深いキャリアウーマンの実話が元になっています。
念のため、名前は仮名にしてあります。
ご了承ください。
Contents
六本木ヒルズで働くキャリアウーマンの不眠
先日、真木さんという知り合いの女性から、 娘さんの不眠について相談されました。
娘さんは、 六本木ヒルズで働いているバリバリのキャリアウーマン。
しかし最近、眠れない日がつづいているとのこと。
近所の精神科クリニックを受診し、 睡眠導入剤が処方されたそうです。
真木さんは、もともと薬に対して懐疑的な方。
発熱したら布団をかぶって治す派です(笑)
そのため、娘さんがもらってきた睡眠導入剤にも「待った!」 をかけました。
そのタイミングで、真木さんはわたしに相談してきたのです。
真木さんは、 わたしのクライアントではありません。
わたしが、ホメオパシー療法家であることも知りません。
ただ、 わたしが精神科病院で働いていたり、精神障害者の相談支援にたずさわってい たため、その経験を買ってくれて、何か良い方法はないものかと頼ってきてくれました。
わたしは、真木さんに以下の可能性を指摘するとともに、 アドバイスをしました。
①神経が立ちすぎていないか?
②リラックスできているか?
③生活リズムのONとOFFがうまく切り替わっているか?
④自然の中を歩いたり、山に登ると良いこと。
⑤旅行に行くと良いこと。
聞くところによると、 娘さんはどうもお金に対する執着が強いようです。
真木さん曰く、「がめつい」とのこと。
お金を稼ぐために頭をフル回転させ、 得られる利益は根こそぎ手に入れる。
そんなアグレッシブさがあるそうです。
キャリアウーマンの不眠が旅行とお米で改善した
真木さんの相談を受けてから2週間ほど経ったある日、 再び真木さんがわたしに話しかけてきました。
真木さん
そう言えばこの前、岩崎さんに娘のこと話したじゃん。
岩崎
はいはい、どうなりました!?
真木さん
それがさぁ、あれから友だちと旅行に行ったらしいの。
岩崎
はい、はい。
真木さん
そしたら、その日ぐっすり眠れたっていうのよ!
岩崎
えー!良かったですねー。
真木さん
なんかさ、普段は太るとか何とかで、 ご飯をほとんど食べないらしいのよ。
岩崎
へー。
真木さん
やっぱり日本人は米文化なんだから食べなきゃダメよねぇー。
岩崎
あー、確かに日本人のマイルドな気質は、 お米を食べる食習慣からつくられるのかもしれませんねー。
娘さんは、睡眠導入剤を服用することもなく、
答えは2つ。
そうです。
すでにお分かりですね。
表題にもあるとおり、旅行とお米をしっかり食べたことです。
では、2つを順に見ていきましょう。
旅行が不眠改善に効果的なわけ
まず、旅行は娘さんの体に、 どんな変化をもたらしたのでしょうか。
①環境の変化
日々、自宅と職場の往復。 このいつもと変わらない毎日のルーチンが、 実はストレスになっている場合があります。
でも、旅行中は新鮮な出会いの連続なので、 普段のマンネリ化した生活とは違い、 睡眠に対するストレスが軽減されることがあります。 転地療養という言葉もあるくらいです。
②緊張や不安の解消
旅行中は日常生活から離れ、新しい刺激を受けられます。 また、思い切ったアクティビティを試したり、外出することで、 緊張や不安が解消されることがあります。 このストレスの低減によって、 睡眠の質が改善されることがあります。
③健康的な生活習慣の確立
旅行中は、健康的な食事をしたり、 アクティブなライフスタイルを送ることができます。このため、 睡眠リズムが正常に戻ることも期待できます。
④リラックス効果
旅行にはリラックスできる環境があります。特に、 美しい景色や新しい文化などを体験するのは楽しいです。 ストレスが軽減するとともに、リラックス効果を得ることができます。
お米を食べることが不眠改善に効果的なわけ
お米には、不眠を改善する意外な効能があります。
わたしも、目からウロコでした。
①睡眠ホルモンの生成を促す
お米にはトリプトファンというアミノ酸が含まれています。 トリプトファンはセロトニンを合成する材料です。セロトニンは、 疲労感やストレスを和らげ、リラックス状態をつくります。 これが深く眠るきっかけになります。また、 セロトニンから生産されるメラトニンは、 睡眠の質を向上させるホルモンです。したがって、 お米を食べることで、 睡眠改善に必要なホルモンの生成を促すことができます。
②血糖値の調節
お米には、糖質が豊富に含まれています。 摂取した糖質により血糖値が上がります。 これは身体にエネルギーを供給するために必要なプロセスです。 そして、血糖値が下がるとともに、 脳が身体に休息のサインを出します。したがって、 お米を食べることで、血糖値を調節し、身体の休息を促します。
小麦は不眠を助長させてしまう!?
同じ炭水化物でも、小麦の場合はちょっと事情が異なるようです。
①血糖値の急激な変化
小麦食品には、多くの場合過度に精製された炭水化物が含まれています。 この炭水化物を消化すると、血糖値が急激に上昇し、 すぐに血糖値が下がります。この急激な変化が、 夜間の不眠を引き起こすことがあります。
②栄養バランスの問題
小麦を多く含むパンやパスタなどを主食にしていると、 必要な栄養素やビタミンが不足しがちになります。 睡眠に重要な栄養素としては、トリプトファン、マグネシウム、 ビタミンB6やB12、オメガ3脂肪酸などがあげられます。
③腸内環境の悪化と不眠
小麦食品の過剰摂取は、腸内環境のバランスを崩し、 健康に悪影響を与えることもあります。腸内環境の悪化は、 腸内の炎症を引き起こし、睡眠の質が低下する要因になります。 腸内環境の改善には、健康的な食生活を維持し、 適度な運動をすること、 プロバイオティクスを摂取することが効果的と言われています。
いかがでしたでしょうか?
今回は、 旅行したりお米を食べることで、不眠が改善されたケースを紹介しまし た。
小麦が原料の食事は手軽に食べられるし、小腹がすいた時にもすぐ摘まめるし、何かと便利で且つ美味しいのです。
また、小麦で作られた食べ物は、コーヒーにも良く合います。
お洒落なカフェでの写真映えも、申し分ありません。
そういった要因も複雑に絡み合って、お米離れが進んでいるのかと考えてしまいます。
「米」という字はとてもバランスが良いです。
上下、左右、斜めに二分割しても、線対称になります。
それだけ完全な食材と言えるのではないでしょうか。
良質な睡眠へのスリーポイントシュート
「〇〇をすると良い」と言われる情報には、かなり個人差があり、 人によっては有害になる場合もあります。
もし仮に、 ローカーボダイエットに取り組み始めてから不眠になったという人 がいたら、ぜひお米を食べることをオススメします!
不眠がつづくとゲッソリ痩せてきますが、そんな不健康な痩せ方は誰も望んでいませんよね。
心身ともに健康的なカラダづくりを目指しましょう!
睡眠の質を高めるために特に重要な点は以下の3つです。
①バランスの良い食事
②適度な運動
③リラックスする時間の確保
いつでも情報に振り回されず、 自分に合った生活習慣を維持したいですね。
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