子どもの健やかな成長と子育て中のお母さんを応援するホメオパス、インナーチャイルドセラピストの伊藤真愉美です。
秋が来て、中学受験、高校受験、大学受験本番が迫る季節になりました。
今年はまだ夏だというのにインフルエンザなど感染症の流行も異常で、子どもの体調管理にお母さまたちも気が休まらないことでしょう。
我が家も息子2人の中学受験、大学受験、そして大学院受験を経験しました。
特に秋から冬にかけては体調管理が大変でした。
ただでさえ気温が下がり、寒さと乾燥でからだへの負荷がかかります。そのうえ勉強漬けで、体を動かす機会も減り、甘いものを大量にとりたくなったり、また模試の結果に気持ちが揺れたり、ストレスは半端なく、こころとからだのバランスを整えることには気を使いました。
そんな時、実はホメオパシーがとても役に立ちましたので、ご参考までにご紹介しますね。
体調管理のために
食事
体調管理といえば、やはり「食事」でしょうか。
我が家の場合、特別なことはできませんでしたが、朝ご飯を大切にしました。和食を中心にし、あまり食べられないときはフルーツでビタミンを補給して午前中の間食用におにぎりを持たせました。眠っている間に前日にためていたエネルギーは使い果たされます。朝起きて食事を食べることでエネルギーが補給され、からだや脳の活動するスイッチが入ります。
ですから夜遅くまで勉強して、朝から元気が出ない。授業に集中できない。なら、なおさらなこと、朝食でエネルギーを補給して、午前中からしっかり学ぶリズムを作ることで効率的に学ぶを助けとなります。
また、秋から冬にかけての感染症が流行る時期には、免疫をアップし抗酸化作用があり、鼻や粘膜を守るβカロチンやビタミンCを含む緑黄色野菜やフルーツを多く取り入れました。
βカロチンやビタミンC の多い食べ物:
カラーピーマン、ブロッコリー、春菊、カボチャ、ニンジン、モロヘイヤ、シソ、パセリ、トマト、キウイ、ミカンなど。
また運動不足になりますから、便秘にならないようにおなかの調子を整える食べ物も大切です。
食物繊維の豊富な食べ物:
サツマイモ、押し麦、なめこなどキノコ類、のり、山芋、オクラ、りんご、納豆など
ストレスからかチョコレートや甘いものを欲しがりました。
そんな時はカットした果物や甘酒、お汁粉、ナッツなど体に優しいおやつを準備しました。
マグネシウム不足:効果的な摂取法
特にチョコレートを欲しがる時、体内のミネラル、特にマグネシウムが不足しているサインと考えられます。
マグネシウムの働き:
マグネシウムは体内の代謝がスムーズに働くように約300種類の酵素の働きを助け全体のバランスを取る役割があり、体内で消費されやすいから積極的に摂取しましょう。
マグネシウムの多い食べ物:
ナッツ類:アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ、パンプキンシード、セサミシードなど
精製されていない穀物:玄米、オートミール、キヌア、全粒粉パン、そばなど
緑黄色野菜:ホウレンソウ、レタス、ケール、バナナなど
魚:鮭、マグロなど
●エプソムソルト
お風呂にエプソムソルトを入れてマグネシウムを経皮から吸収する。これによりからだも温まり循環が良くなり、冷えの解消を助ける。
体験談:チョコレート中毒だった私はお風呂にエプソムソルトを入れて入るようになってから全く欲しくなくなり、同時に夜中にしょっちゅう起こったこむら返りもなくなった。体もぽかぽかに温まってよく眠れるのでおすすめです。
●にがり
毎日湯船につかるのが難しいようならにがりを使う。
ご飯を炊くときに少量入れて炊く。みそ汁やスープ、飲み物に入れて取ることで、マグネシウムを吸収できる。
にがりは100gで5400mgのマグネシウムが含まれているので、1滴0.1gで27mgのマグネシウムが手軽に摂取できます。
*取りすぎると下痢を起こす場合があるので注意しましょう。
ホメオパシーでできること
●TS.Mag-p(マグフォス)の活用
*ティッシュソルト(TS.)は
体内のミネラルの過不足を調整しバランスを取る
低ポーテンシー6x,9x,12xなどを用いる
*ティッシュソルトについては、岩崎ホメオパスと私の記事を参考にしてください。
超重要!スポーツでパフォーマンスを上げるために必要なミネラル5選&TS(ティッシュソルト) – ホメネクお悩み相談室 (homoeopathy-next.com)
バランスが健康の鍵!テッシュソルトで体内のミネラルを整えよう その1 – ホメネクお悩み相談室 (homoeopathy-next.com)
受験期の緊張下、マグネシウム不足で現れる症状:
こむら返り、眼の下がぴくぴく痙攣する
神経疲労や片頭痛
集中力の低下、不眠
生理痛がひどくなるなど。
*生理痛など痙攣痛や痛みがひどい場合はホットセブン(お湯にTS.を10錠溶かしゆっくり1口づつ飲む)というとり方も効果的です。
勉強を持続させるための脳の活性化のために
受験期は特に、学力を高め成績を上げていかなければならない。というプレッシャーがあります。
長時間勉強を続けることで脳も疲れて記憶力や計算力、思考力、やる気も落ちて効率が悪くなるのは当たり前です。日々の疲れをその日のうちに取り去りフレッシュな朝を迎えさせてあげるためにとっておきのマザーチンクチャーとティッシュソルトをご紹介します。
マザーチンクチャー(MT)とはオーガン(臓器)レメディとも呼ばれ特定の臓器を滋養するために使われる。
イギリスのホメオパス、バーネット(1840-1901)によってホメオパシーに加えられた。
*臓器を活性化して自己治癒力をアップすることができる
*解毒を促して自己治癒力をアップする
*取り方:コップ半分の水に3-7滴入れて、朝昼夜1日3回とる(1日10-20滴)
昼間:脳を活性化したり記憶力をあげるため
MTギンコビローバ(イチョウ)
頭の使いすぎで疲労困憊し、頭の働きが鈍くなっている時、脳の血液循環を促進し、活性してくれる
TS.Cob.(コバルト)
免疫をアップし血液が体の隅々までいきわたり脳が活性化される
TS.Chr.(クロミウム)
糖代謝を高めエネルギーをアップし脳を活性化してくれる
TS.Zinc(ジンカム)亜鉛
イライラして疲れが取れないときに、脳の興奮を鎮め、からだも元気にしてくれる
夜間:疲労困憊している脳を休め、フレッシュな朝を迎えるために
1)MT.Aven.アベナサティーバ(オート麦)
栄養豊富なため、栄養不足や、勉強のし過ぎからくる神経消耗、
全身の疲れ、慢性の寝つきの悪さ、不眠症
2)MT.Valer.バレリアナ(セイヨウカノコソウ)
不安や緊張を和らげる鎮静作用、神経過敏によるヒステリー
過敏性腸症候群、筋肉の痙攣、不眠
3)MT.Passi.パッシフローラ(チャボトケイソウ)
神経の興奮や心配からくる不眠
痙攣を鎮める(熱、筋肉)
4)MT.Hyper.ハイペリカム(オトギリソウ)
寝つけない時、神経を鎮静させるためにお風呂に入れるとリラックスできる。
尾骨を打ったり、事故やケガによる神経の痛み、事故からの鬱
四肢の疲労感や麻痺にも良い
5)MT.Quer.クエカス(ヨーロッパナラ)
ストレスや心配で消化がうまくいかず、疲労困憊、倦怠感、集中力や忍耐力の低下がみられるときの脾臓サポート。
脾臓、肝臓、腸、食物アレルギー、カンジタ
6) TS.Kali-p(ケーライフォス):
神経細胞にとって、燐(リン:Phos )は欠かせないもの。脳や神経細胞に多く含まれているKali-pを補うことで、下記の症状によい。
Kali-pの不足で起こる症状:
ストレスからの神経の疲労、過敏
神経が立って眠れない傾向
記憶力低下、勉強のし過ぎからの頭痛
自律神経失調症
神経の使い過ぎからくる瞼やほほ、口元のぴくぴく
我が家はこれに助けられました。息子は、神経が消耗していても、寝る前に取ると、朝すっきり目覚めることができたようです。*Mag-p(マグフォス)と一緒に取ることで、循環を安定させ、緊張を緩和させます。
疲れたこころを元気にするフラワーエッセンス
フラワーエッセンスは1930年代に、医師でホメオパスでもあったエドワードバッチ博士が開発した自然療法。水に朝摘みの花を浮かべ太陽に充てて、花に宿る見えないエネルギーを水に転写して作る。
フラワーエッセンスは優しく私たちのこころに働きかけてくれる。母のように私たちの本質と共鳴しこころのバランスが崩れた状態から本質の状態へと優しく導いてくれる。
今回ご紹介するファーイーストフラワーエッセンスは日本人には、日本の花のフラワーエッセンスが親和性が高いのではないかという考えに基づいて、日本の植物から作られています。
下記のフラワーエッセンスは消耗して疲れた心を、また不安でいっぱいな心を、自分に自信を持てない心を、優しく癒して元気にしてくれます。
ぜひ、使ってみてください。
使い方:舌下に2プッシュ落とす。朝昼夜1日3回とってください。人によって反応する期間は異なりますが、慢性の症状でしたら、3週間から1か月続けてみてください。
クズ
長期にわたる受験勉強で心身に大きなダメージを負い、消耗した状態。感情的精神的にもつれて、混乱して、本質や方向を見失っている時にとるとよい。
バイタリティ、生きる情熱、たくましさが出てきて、葛藤が解消される。
精神やオーラなど各層の保護と修復。トラウマからの回復が期待できる。
体験談:受験というこころもからだも疲弊する状態に、バイタリティを取り戻してくれる効果がありました。おすすめです。
ビワ
不安感があり、他人に対する不信感がある。模試がうまくいかず自己卑下し、自分に自信がなく、何をするにもためらってしまったり、無関心になってしまう時にとるとよい。
安心してこの世界にいられる感覚を持ち、他者を深く信頼して、気楽に人や物事に臨めたり、他者への慈愛が溢れ出す。
キンモクセイ
なかなか成果が出ず、気分の落ち込み、重さ、嫌なことが起こりそうな予感や悔しさがある時にとるとよい。
気分が軽く明るくなり、清々しさやワクワクを感じて気持ちが上がる。明るく楽天的な見方、未来への希望や期待。太陽の下にいるような幸福感を持てる。
最後に: 寄り添う
子どもの受験期は母にとってもストレスが多いものです。
「子どもが第一志望に受かって幸せな環境に入ってほしい」というのは母にとって切実な願いですが、それは子どもにとってプレッシャーともなりかねません。「子どもの人生は子どものもの」と境界線を引いて、少し俯瞰した視点を持つことでお母さんも子どもも楽になるのではないでしょうか。人生にとって失敗は貴重でその後の人生の糧になることは間違いありません。
「この子が合格しても、しなくても、結果、開かれた環境が最善だ」
「日々の模試やテストの結果が出ても出なくても今頑張っている子どもをきちんと見て寄り添い、受け入れる」
「そしてわが子は絶対に大丈夫。この子にとって一番良い道を開く」
とポジティブな楽観的なエネルギーと信頼を送ってあげることが最大の応援になるでしょう。
お子様の受験期がお母さまにとってもかけがえのない時間となりますように。
我が家の体験:
極端な緊張状態が続き、運動するのもままならないとき、夕ご飯後、一緒にお散歩しました。歩いているとその日にうまくいかなかったこと、最近のもやもやなど自然に話しだし、それをうんうんと聞いたり、励ましたりしました。
10分から30分ぐらいの短いお散歩でしたが、リフレッシュにもなり、リラックスして速やかに眠りに入る助けにもなりました。境界線を引くことで、子どものどんな言葉や態度も動揺することなく応援できたことは私にとってもストレスを感じることなくかけがえのない思い出です。
お子様とお母さまの受験サポート、ホメオパシーを取り入れてみませんか?
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