こんにちは。食品製造の仕事の傍ら、自然療法家として活動している中澤麻里です。
最近、理由もなくイライラしたり、体が重く感じたりすることはありませんか?
春は、冬に溜め込んでいた老廃物を排出しようと、体がいわば『大掃除』を始める時期。排出が追いつかないと、肌荒れやイライラ等、様々な不調として表れることも。
今日は、そんな心身の滞りをスムーズにするための情報をお届けします。
季節は春 私たちの身体の中で起きている変化とは?
3月初旬は二十四節気でいう「啓蟄(けいちつ)」にあたります。冬眠していた虫たちが動き出す時期で、私たちの身体も”冬の蓄積モード”から”春の排出モード”へと切り替わります。
生理的な変化
気温の上昇に伴い、冬の間に収縮していた血管が広がり、血流が増加します。
これにより、細胞内に留まっていた代謝産物が血液やリンパ液へと流れ出し、排泄器官へと運ばれます。
体への負荷の原因
急激な寒暖差はホメオスタシス(恒常性維持)を司る自律神経に負荷をかけます。
この時期特有のだるさや眠気は、身体が一生懸命環境に適応しようとしている反応の一つです。
ホメオパシーの視点 不調は”出す力”の現れ
春先に現れる鼻水や肌のムズムズ、だるさや眠気。これらを私たちは”厄介な不調”と捉えがちですが、ホメオパシーの視点では、”自己治癒力が働いている経過”であると捉えます。
治癒のプロセスとしての症状
症状は、身体が内側に溜まった不要なものを外へ押し出しバランスを回復しようとする”生命力の現れ”。これをホメオパシーでは『排出(Elimination)』と呼びます。
抑圧ではなくサポートを
これらの排出反応を薬などで抑え込んでしまうと、症状はより深部へ進み、慢性的な停滞を招く要因になるとされています。
3月のこの時期に起こる反応は、身体が『大掃除』を順調に行っている証拠とも言えます。大切なのは、症状を敵として戦うことではなく、その排出のプロセスがスムーズに完了するよう、自己治癒力を優しく後押ししてあげることなのです。
症状が重篤な場合や長引く場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。
春の味方になってくれるレメディ
・All-c.(アリュームシーパ):タマネギ
・Apis.(エイピス):ミツバチ
・Ars.(アーセニカム):ヒ素
・Euphr.(ユーファラジア):コゴメグサ
・Merc.(マーキュリー):水銀
・Nat-m.(ネイチュミュア):岩塩
・Puls.(ポースティーラ):セイヨウオキナグサ
・Sabadilla(サバディラ):百合科の植物
・Nux-v.(ナックスボミカ):マチンシ
伊藤ホメオパスの記事花粉症まだ薬で抑えますか?もご参考にご自身にぴったりのレメディを探してみてくださいね。
・Card-m.:オオアザミ お酒をよく飲む方に。
・Berb.:セイヨウメギ 肝臓+腎臓もサポートしたいという方に。
・Chel.:クサノオウ 消化の問題を抱える方に。
・Trax.:タンポポ つい周囲に厳しく当たってしまう方に。
オーガンレメディ、気になる!という方は、伊藤ホメオパスの記事家族の健康を守る最強ツール:マザーチンクチャーの活用法をご覧ください。
春の苦味とはちみつの甘い関係
普段、食品製造に携わっている私からお伝えしたいのが、この時期ならではの旬の食材が持つ力です。
春の味覚『苦味』
春に旬を迎える食品、例えばフキノトウ、タラの芽などの山菜に含まれる苦味成分は、東洋医学の古典『黄帝内経』において「肝(かん)」の熱を下げ、気の巡りを助けるとされています。
春は五臓の「肝(かん)」が最も活発に動く季節。
全身の「流れ(気・血・水)」をスムーズに整え、自律神経や感情を安定させるために、春の味覚『苦味』を取り入れてみてはいかがでしょう。
肝を助ける『甘味』としてのはちみつ
”緩める”働き
東洋医学において、適度な甘味には緊張を緩める働きがあると考えられています。春の「肝(かん)」が張り詰めてイライラしたり、筋肉が強張ったりするのを、はちみつの優しい甘さが和らげてくれます。
肝のエネルギー源
肝臓の解毒代謝には大量のグリコーゲンを消費します。非加熱はちみつに含まれるブドウ糖と果糖は、消化のプロセスを最小限に抑え、速やかに肝臓のエネルギー源となります。
糖分の摂りすぎは、かえって「湿(しつ)」という身体の重だるさを生む原因とされており、適量を守ることが推奨されています。
とはいえ、”適量”は人によって違います。巷に溢れる数値に振り回されず、ご自身の体を観察し、ぜひ自分の適量を探してみてくださいね。
まとめ
自然のリズムに身をゆだね、自分を慈しむ春に
ここまでは、季節の変化をスムーズに迎えるためのヒントについてお話ししてきました。
最後に、大切なポイントをまとめます。
『出す』ことは『治る』ためのステップ
春の不調は、身体が一生懸命に冬の重さを手放そうとしているサイン。症状を抑え込むのではなく、身体の”出す力”を信頼し、それをサポートすることに目を向けてみてはいかがでしょうか。
『苦味』と『甘味』のバランスを
山菜の苦味で巡りを助け、はちみつの優しい甘味で肝臓をいたわり日頃の緊張を緩めてみてはいかがでしょうか。自然が用意してくれる旬の食材には、その季節を生き抜くための理由があります。
療法家の視点からお伝えしたいこと
身体を整えるツールとして、信頼できるものを選ぶことも大切です。『良いとされているから、何でも良い』というわけではありませんよね。これを機会に、ぜひ自分を慈しむためのお気に入りのツールを探してみてください。
春は新しいことが始まるワクワクの季節。ですが無理は禁物です。「ちょっと疲れたな」と思ったら、温かい飲み物にはちみつをひとさじ。ホメオパシーのレメディと共に、心と身体を緩める時間を作ってみてくださいね。
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良かったら覗いてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。