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夏の食養生とホメオパシーで熱中症対策!

こんにちは。ホリスティック・カウンセラーの 堀越 朋子(ほりこし ともこ)です。

私のいる東京では、最高気温が35℃を超える日が続いており、記録的な猛暑となっています。近年の夏はまるで亜熱帯の様相で、そのうち東京でバナナが採れるのでは?と思えるほど(笑)

この暑い夏を少しでも健やかに過ごすために、今日のテーマは、「東洋医学的な視点から見た夏の養生」と、「ホメオパシーでできる熱中症の予防と対策」についてです。

相談者さん
相談者さん
このところ毎日日差しが強すぎて、朝の通勤時から頭がクラクラしてしまいます。
ホメオパス
ホメオパス
今日は朝から30℃を超えてましたね。
相談者さん
相談者さん
私は普段から水分をあまりとらないので、熱中症が心配です。。。
ホメオパス
ホメオパス
そうなんですね。実は、ホメオパシーでも熱中症の予防ができるんですよ。
相談者さん
相談者さん
そうなんですか!ぜひ教えてください。
ホメオパス
ホメオパス
はい、今日はそのお話をしますね。同時に食事や生活習慣も見直して、夏の暑さを快適に乗り切りましょう。

二十四節気の夏とは?

東洋医学における夏は、二十四節気では「立夏」から「大暑」までの期間を指し、立夏は5月5日頃、大暑は7月23日頃から8月7日頃まで、となっています。

二十四節気の夏

立夏 (りっか)
5月5日頃。暦の上では夏が始まる時期です。

小満(しょうまん)
5月21日頃。立夏の次の節気で、万物が次第に成長し、満ちていく様子を表します。

芒種 (ぼうしゅ):
6月5日頃。稲などの芒(のぎ)のある穀物をまく時期で、梅雨入りと重なることが多いです。

夏至 (げし):
6月21日頃。北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日です。

小暑 (しょうしょ):
7月7日頃。夏本番を迎え、暑さが厳しくなっていく頃です。

大暑(たいしょ):
7月23日頃から8月7日頃まで。一年で最も暑さが厳しい時期とされています。

今はまさに夏本番の「大暑」、これから8月にかけて、まだまだ暑さが続くことが予想されます。
「夏バテで食欲がなく、元気が出ない。。。」
「動くと動悸がして、なんとなく息苦しい。。。」
「ズキズキと頭痛がするけれど、脱水症状かしら。。。」
みなさまの中には、そんな不調を感じている方がいらっしゃるかもしれません。

夏は、自然界の陽の気が最も盛んになる季節で、万物が繁り栄え、活動的になる季節です。五行説では「火」の属性を持つ季節。五臓の中では、「心(しん)」と密接に関連すると考えられています。

私たちの体の中でも「陽」の気が盛んになるため、この時期は、よく汗をかいて陽の気をうまく発散させることが大切です。その一方で、逃げて行きやすい「陰液(体の潤い)」を補い、心(しん)のバランスを保つことが大切になってきます。

このバランスが崩れてしまうと、夏バテしたり、体の中に熱がこもって熱中症を引き起こしたり、さらには後に続く秋や冬にも不調があらわれたり、ということが起こってきます。

暑邪と湿邪

東洋医学では、暑さによって引き起こされる不調のことを「暑邪(しょじゃ)」、また湿気によって体内に余分な水分が溜まる状態のことを「湿邪(しつじゃ)」といいます。

夏の養生は、陽の気を最大限に活かしてどんどん発汗し、失われた水分はまた補給して、体内の水分のバランスを保つことが鍵となります。自然の流れに逆らわず、体の声を聴きながら日常を送ることで、厳しい夏を健康的に乗り切り、次の季節への活力を養うことができます。

夏に起こりやすい不調への食養生や生活提案としては、どんなことがあるでしょうか?

暑邪(しょじゃ)への対策

体内にこもった熱を冷ます

食事

身体を冷やす食材(キュウリ、トマト、スイカ、ナス、レタス、セロリ、緑豆、 豆腐など)を摂り入れましょう。但し、摂り過ぎは禁物です。あくまでも程々に。。。
苦味のある食材は抑制・鎮静効果があるので、心(しん)の 活動を緩め、熱が多くなることを防ぎます。(ヨモギ・フキ・ウド・春菊・ゴーヤ・ごぼう・ほうれん草など)
体の熱を上げる香辛料(唐辛子、コショウ、山椒、シナモンなど)や薬味(生姜、ネギ、ニラ、ニンニク)は控えめにしましょう。

飲み物

カフェインは控え目に、こまめな水分補給を心がけましょう。冷たい飲み物の摂りすぎは胃腸を弱めてしまうので、注意してください。

環境

日中の外出では、日陰を選んで歩く、帽子や日傘を利用する、風通しの良い服装をするなど、暑さを避ける工夫をします。室内ではエアコンを適切に利用し、適温に保ちましょう。

汗をかく

適度な運動や入浴で汗をかくことは、体内の熱を放出する助けになります。ただし、激しい運動や長時間の入浴は体力を消耗するので、体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。汗をかいた後は、水分補給も忘れずに。。。

こころの安定

暑さによるイライラやストレスは、体調を崩す原因になります。リラックスする時間を作り、瞑想やヨガ、音楽などで心を落ち着かせましょう。

湿邪(しつじゃ)への対策

湿気を取り除く

食事

身体の余分な水分を排出する食材(ハトムギ、トウモロコシ、小豆、冬瓜など)を摂りましょう。また、ドライフルーツは、体内の余分な水分を吸収して排出するのを促します。

環境

部屋の換気を良くし、除湿機やエアコンの除湿機能を活用して、湿度を適切に保ちましょう。

生活習慣

シャワーだけで済ませず湯船に浸かる、下着や衣類をこまめに交換するなどして、快適に過ごしましょう。

夏に活躍してくれるティッシュソルト

さて、夏の時期に活躍するティッシュソルトと言えば、Nat-m.(ネイチュミュア)とKali-s.(ケーライソーファー)が挙げられます。

私の場合、暑い日の外出時には、水筒に海洋深層水を入れ、Nat-m.6Xを3粒溶かしたものを持ち歩いています。飲む前にボトルの底をトントン叩いてシャカシャカ振り、一日かけてチビチビと摂ります。

日傘や帽子で顔に直射日光を当てないようにもしていますが、うっかり首元など防御し忘れて、赤く日焼けをしてしまった時は、Kali-s.6X 3粒を手持ちの化粧水10〜20mlに溶かしたものでコットンパックをします。

いずれの場合も、6X、9X、12Xなどのポーテンシーで使います。

Nat-m.(ネイチュミュア/塩化ナトリウム)

Nat-m.は岩塩から作られていて、その役割は、体液のバランスを取ることにあります。昔から、スイカを食べる時に塩を振ったり、夏に塩をなめる習慣があるのは、汗をかくことで体内の水分と一緒に失われた塩分(ナトリウム)を補うためです。

体内の塩分が不足すると、熱中症のリスクが高まり、脱水症状、筋肉の痙攣、疲労感、吐き気、めまい、意識障害などの症状が現れることがあります。あらかじめNat-m.を取っておくことで、突然のナトリウム不足を回避し、熱中症を予防することができます。

Nat-m.は体内の水分のバランスを取ってくれるので、これは体が浮腫んでいる時にも、逆に脱水状態になっている時にも、両方の場合に使うことができます。

Nat-m.を熱中症の「予防」として使う場合には、レメディではなく、6X、9X、12Xなどのティッシュソルトのポーテンシーで用いましょう。30Cや200Cなどのレメディは、症状が出た時に使うものです。

Kali-s.(ケーライ・ソーファー/硫酸カリウム)

カリウム系のティッシュソルトは、色素の問題と密接に関係しており、コラーゲン生成に大きく関与しています。Kali-s.はお肌が日焼けするのを防ぎ、シミ・ソバカスをできにくくし、健全なお肌の状態を保つことを助けてくれます。

もし日焼けしてしまった場合でも、Kali-s.でカリウムを補うことで、体内の水分バランスを調整することができます。また、日焼けによる倦怠感を軽減したり、炎症を鎮静化するのにも役立ちます。

熱中症に使えるレメディ

ティッシュソルトで予防することで、熱中症のリスクは軽減されますが、もしも実際に熱中症や脱水症状を起こしてしまった時には、レメディの出番です。ここからは熱中症に使えるレメディをご紹介しますね。

(各レメディ名をクリックすると、詳細な説明ページに行けます。)

Bell. ベラドーナ

直射日光にさらされ、顔が真っ赤、頭部がズキズキ痛む。頭部は熱いのに、手足が冷たい。頭部が充血して、頸動脈がドクドクする。高熱、動悸、頻脈、めまい、昏睡などが起こる場合。

Bry. ブライオニア

高温に長時間曝されて、体が渇いている。粘膜の乾燥によって、刺すような、はち切れるような頭痛があるとき。めまい、吐き気、嘔吐、便秘を伴うことも。極度に喉が渇き、一度に大量の水を欲しがるが、汗が出ない。わずかな動作でも苦痛になる。数日前から怠いと思っていたら、徐々に脱水を起こしていた、というような場合。

Chin. チャイナ

汗をかきすぎたり、お腹をこわしたりして、体から水分が失われ、急にぐったりして脱水症状を起こしているような時。頭部の血の巡りがよくなくて、頭痛が続くような時。

Carb-v. カーボベジ

意識が朦朧としているような時、酸欠で呼吸が苦しくなっているような時に使えます。介入レメディとして他のレメディの作用を助ける役目もするので、このCarb-v.をとってからBell.やBry.を摂るなどするとより効果的です。

意識が無い程の重度な熱中症の場合には、決してレメディだけで解決しようとせず、病院を受診してください。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?今回は東洋医学的な視点から見た夏の養生と、ホメオパシーでできる熱中症予防と対策について、お話しさせて頂きました。

みなさまがこの猛暑を少しでも快適に健康に過ごせるよう、サポートさせていただきたいと思います。もし何かわからないことがあれば、LINEやインスタにて、お気軽にご質問くださいね!

ABOUT ME
堀越 朋子
ホリスティック・カウンセラー。ホメオパス。人のこころ・からだ・たましいのバランスを整え、幸せな生き方をサポートするのがライフワーク。20年以上悩まされて来た「過敏性腸症候群」をホメオパシーで克服。企業での人材育成、14年間の海外在住、2人の娘の子育て経験をフルに活かしたコンサルテーションを展開中。

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