ホメオパスでホリスティックドゥーラの大田原恵です。
楽しかった夏休みもあっという間に過ぎ、新学期が始まりましたね。皆さん、素敵な夏休みを過ごせましたか？海や山、お祭りや旅行など、楽しい思い出がたくさんできたのではないでしょうか。夏休みの思い出は、これからの日々に活力を与えてくれますね。
さて今回も清瀧聡、たくぼえみ、そして私、大田原恵を含む３人のホメオパスがつなぐ
「これを読めば誰でも使えるホメオパシー」をお送りします。
Part4.では、日頃の不調の原因となるものは何か？ということにフォーカスしました。秋からの健やかなくらしのお役にたてれば幸いです。ホメオパシー探求の旅はまだまだ続きます。
コロナにかかりやすかった人。かかりにくかった人
ホメオパス
はじめてさんはこの3年間の間にコロナにかかりましたか？ご家族はどうでした？
はじめてさん
うちの家族は最初に子ども達2人がかかりました。でもあまり熱も上がらずとても元気で、あっという間に治ってしまいました。主人は結構重傷でしたね。ちなみに私はなぜかわかりませんが、かからなかったんです。
ホメオパス
同じ家族の中でも違いがありますね。かかりやすい人、かかりにくい人。かかっても早く治る人、重傷になる人。この違いって何だと思いますか？
はじめてさん
主人の原因はすぐわかります。そもそも不摂生な生活です。お酒やタバコ、食事の時間も不規則で仕事人間。ストレスも一杯あるハズです。しょっちゅう風邪を引いては病院で薬をもらっているんですよ。
はじめてさん
さぁなぜでしょう？ 実ははじめ、コロナのニュースがとても恐く感じていました。でも、海外に住んでいるお友達のご主人がお医者さんで、彼からコロナは風邪と同じウィルスだと教えてもらってから、だんだん恐怖心がなくなりました。
彼のアドバイスは、よく寝る、バランス良く食べる、ストレスを溜めないと、とてもシンプルだったので、できるだけそれを守っていました。
人によって免疫力が高い人もいれば、低い人もいます。そこには身体という土壌の問題が関係しています。
ミネラルが豊富な土で育った植物は、生き生きとして免疫力も高く、栄養が少なく痩せた土では、植物は育ちにくかったり、病気にもなりやすかったりします。日頃から身体という土壌を肥よくにしておくことが免疫力を上げるポイントになります。
人の身体はよく出来ている
ホメオパス
私たちには自分の身体を自分で治す力「自己治癒力」が備わっていますね。
例えば骨折したら、折れた骨の細胞が「大変だ！治さなきゃ。」とただちに修復しはじめます。仮に放っておいたとしても、最終的には骨がくっつくように出来ています。これってすごくないですか？
はじめてさん
確かにそうですね。包丁で指を切ってしまった時も、最初は出血して慌てますが、少し待てば血は止まりますし、傷も日に日に治っていきますね。
ホメオパス
医学の父ヒポクラテスは
「人の身体には100人の名医がいる」と言っていたそうですよ。だから大抵のことは、私達の内なる100人の医師たちにお任せすれば、治るようにできているのです。
傷ついたり、弱ったりしている所を治す力が、いつでも発動できるようにしておくと、病気も怪我も早く治っていきます。
ヒポクラテス・・・古代ギリシャの医学者で医学の父と言われた人物です。医学の基本原則を確立し現代医学の基盤を築きました。医師の倫理、任務について書かれた宣誓文「ヒポクラテスの誓い」は世界中の西洋医学教育において現在も継承されています。
自分で自分を治す力＝バイタルフォース
ホメオパス
ホメオパシーの専門用語では自分で自分を治す力＝自己治癒力のことを「バイタルフォース」と呼んでいます。直訳すると「生命力」です。
はじめてさん
じゃあ、うちの子ども達がコロナにかかった時にすぐに回復出来たのは、バイタルフォースのおかげですか？
ホメオパス
そうです。子どもは特にバイタルフォースが強いので、熱もすぐに下がります。傷の治りも大人に比べたらずっと早いですね。それは生命力がみなぎっているからです。
そしてはじめてさんもバイタルフォースが強かったから、コロナにかからなかったといえるのではないでしょうか。
ホメオパス
バイタルフォースは生まれたての赤ちゃんでも、100才を越えたお年寄りでも、命ある限り誰でも持っています。
その流れが滞ってしまったりすると、心や身体の不調として現れるんです。次はそこを探っていきましょう。
不調の原因はこれかも？心と身体のゴミ箱
ホメオパス
私たちの心や身体の中には老廃物をためるゴミ箱のようなものがあると想像してみてください。
はじめてさん
ゴミ箱ですか？
ホメオパス
はい。身体の中にあるゴミ箱には、色々なゴミがたまっていきます。例えば食品添加物、農薬、化学物質、不要なサプリメントやお薬、タバコ、お酒、ワクチンに入っている重金属など、人工的なモノ、不必要なモノ、は老廃物としてゴミ箱にたまっていくんです。それがたまり過ぎるとどうなると思いますか？
ホメオパス
そうです。当然ゴミが溢れ出てしまいますよね。つまり溢れた状態というのは、身体の不調として外側に出てきた症状のことです。例えばアトピーや喘息、潰瘍性大腸炎など、目に見える形となって現れます。
はじめてさん
つまり症状は、身体の中のゴミ箱が一杯になってしまった！というサインなんですね？
ホメオパス
はい。心の中にもゴミ箱がありますよ。
ストレスやショック、過去のトラウマ、自分を愛せなかったり、やさしくできなかったりするインナーチャイルドの関係します。表に出せなかった悲しみや怒りの感情は心のゴミ箱にたまり、やがて溢れると心の不調として現れてくるのです。
風邪をひいて熱を出したり、鼻水が出たり、湿疹が出たりするのは、ゴミ箱にたまったゴミを排出しているのと同じです。泣いたり、怒ったり、感情を表現するのも、心のゴミ箱のゴミ出しです。どちらも溢れないうちにちょっとずつ出しておくと、複雑化しなくて済みます。
薬にする？それともレメディーにする？
ホメオパス
ところで、熱が出たら西洋医学ではどんなお手当をしますか？
ホメオパス
そうですね。薬で熱を抑えていくというのは、熱は出してはいけないという考え方がベースにあります。ホメオパシーでは、熱が出たら同種のレメディーをとってバイタルフォースのスイッチを入れますから、身体は熱を出し切らせる方向に働きます。
はじめてさん
熱は抑えないで出しきるのですか？それは今までと真逆の考え方です。驚きです！
ホメオパシーの世界では症状＝病気と考えていません。症状は必要があって出ている反応です。もし体内にウィルスが入ってきたら、それ以上増殖しないように身体は熱を出してウィルスを退治しようとします。これはまさしくバイタルフォースが働いている証拠です。
症状というメッセージ
ホメオパス
ここまででなんとなく、心や身体が不調になる原因は理解出来ましたか？
はじめてさん
はい。たまにはゴミ出しをしておいた方がいいですね。
はじめてさん
私は子ども時代わりと丈夫だったのですが、我慢強く、争いごとも苦手だったので、なるべく感情を出さないようにしていました。これも不調の原因として考えられるんですね。
ホメオパス
似たような経験をしている人は沢山います。そして症状はお知らせですからね。自分と向き合い、そこにはどんなメッセージがあるのか受け取ってみてください。
はじめてさん
ホメオパシーって本当におもしろい療法なんですね。もっと勉強して自分にも家族にも使ってみたいです。今日はありがとうございました。
次回の「これを読めば誰でも使えるホメオパシー」Part5は、生活習慣病を
サポートする保健師の清瀧聡ホメオパスによるレメディーが反応しやすい身体作りのポイントなどをご紹介します。
