体の悩み

秋は絶好の調整期!冷えない・老けない・病まない体をホメオパシー×整体の知恵で手に入れる

北海道・札幌からこんにちは。
体はのびやか、心は晴ればれ。そんな境地をともに味わいたくて、ホメオパシーとクラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨両方)のお手当てを日々実践提供している藤山道子です。

猛暑、いえ、酷暑とよびたい大変な暑さに見舞われた2023年の夏。私の住む北海道も記録を塗り替える暑さでしたが、8月の終わりとともに朝晩めっきり涼しくなり、秋の気配が漂ってきました。まだまだ残暑厳しい地域も、少しずつほっとひと息つける季節に向かっていますね。

そこでいち早く取り組みたいのは、体の整えです。

夏の疲れを残さず、秋の気候に適応する体へ。
上手にすみやかに切り替えるとその後の元気度、イキイキ度が大きく変わるのですよ。

今回は、わたしがボディワークを学ぶ中で知り得た整体的な観点から、この季節の養生ポイントをシェアします。

東洋医学の見方と共通する点もあるので、ぜひ麻生ホメオパスの「身体を整える」シリーズ ~梅雨編夏編~などの記事も併せてお読みください。

骨盤が変動する秋は、体の絶好の調整時期

整体の世界では、夏から秋へ移る時期は一年の中でもとくに重要な「体の調整時期」と見ます。
調整の要となるのは、「骨盤」
骨盤は四季の移り変わりによって、また女性なら生理や妊娠・出産のたびに微妙に開いたり閉じたりして、常に変動しています。季節でいうと、暑い夏は一年でもっとも骨盤が開き、寒い冬にはもっとも締まるというサイクルです。その中間である秋は、気温が下がるにつれて、だんだんに締まっていく状態。
つまり変動の時期なので、身体の調整活動も活発になるのです。
このタイミングにのって骨盤が十分に動いて弾力を取り戻すと、腰を中心に体がまとまります。すると、背骨がすっと伸び、頭が澄みわたり、秋晴れの空にふさわしい調和のとれた心身の状態になるのです。

逆にいうと、この時期でも骨盤が固まったままで、夏と同じく開きっぱなしになっていると、季節の変化に身体がついていけず、様々な不調を起こしやすくなるので要注意ということ。

秋以降の元気は骨盤から生まれる!と心得て、ふだん運動しない方も、この時期は少しでもいいので家でストレッチなどをして、骨盤をやわらかに動きやすくしていくのがおすすめですよ。

秋の骨盤を元気にするストレッチのポイント

  • 脇腹をよく伸ばす
  • 仙椎と胸椎をしっかり動かす

これで固まった骨盤が動きやすくなっていきます。

ヨガなら三角のポーズや、ネコのポーズ、ダウンドック(下向きの犬のポーズ)などがいいでしょう。

ホメオパシーではどう考える?

腰のあたりがこわばって動きにくい……というときは、Rhus-t.ラストックスが助けになるでしょう。Rhus-t.は腰や背中などの大きな筋肉や関節の痛みと硬直によいレメディ。冷えることで悪化する特徴があり、たとえば冷水や氷水を飲んだり、海水浴やプールで頭が濡れて冷えた後に症状が出てきた(または悪化した)ときにもよく合うので、冷たいものばかり飲み過ぎたなど思い当たることがあれば役立つ可能性大です。動かし始めは痛いけれど、それでもゆるやかに動かし続けるうちに調子がよくなっていくという症状には特に合います。そんな腰のこわばりが気になる方は、ストレッチと併せて試してみるといいかもしれませんね!

うっかり冷やして腎が弱るとダメージが連鎖

「白露(はくろ)」や「中秋の名月」から冷えに注意

日本の旧暦では四季をさらに細かく分けた、二十四節気で一年をとらえます。
「白露(はくろ)」は新暦の9月中旬にあたる節気。2023年は9月8日~22日です。「中秋の名月」は同じく9月27日に相当します。
たしかに9月の中ほどからは、日中は暑くても朝夕の気温がさすがに下がってくるもの。夜もずいぶん寝やすくなりますね。
けれど体には夏の暑さの記憶がまだ残っていて、多少涼しくてもつい裸足にサンダル履きで外を歩いたりしがち。
体感温度の微妙な狂いから、冷えが体の奥に入り込みやすいのです。とくに足から入ります。

この秋の冷えは、腎臓に負担をかけます。
涼しくなる = 皮膚の発汗がなくなる = 身体の水分調整は腎臓が一手に受け持つ
という季節の条件が、ただでさえ冷えに弱い腎臓によけいに負担をかけるのですね。

腎臓に負担がかかるとどうなる?

身体の変化としては、まず、むくみが出やすくなります。
さらには腎臓がだらりと重たく下がるような感じになり、腰が引け、背中が丸まります。すると自然にあごが上に上がってきます。たとえていうならマラソンのレース後半、疲れて大きくペースダウンした選手の様子に近いと言ったらいいでしょうか。「あごが上がってきましたね」「相当苦しそうです」と実況解説されるあの感じです。
見た目には「老けた」「くたびれた」という印象です。

しかもこの腎の弱った姿勢は・・・
●横隔膜やみぞおちのあたりがつぶれるから ⇒ 胃が圧迫されて消化器系に影響
●喉が締まり胸が閉じるから ⇒ 息が浅くなり呼吸器系に影響
●首が縮むから ⇒ 頭と体をつなぐ通路の通りが悪くなり耳や目に影響

と、ドミノ倒しのように次々にダメージを連鎖させてしまいます。
耳に影響が出た場合は、秋によく起こる台風時期に気圧の変化で耳鳴りがしたり、こもったような圧迫感に襲われたりすることもあります。

影響大の「腎」なので、冬に向かう前のこの時期にちゃんといたわっておくこと、すなわち冷やさないのが大切なことがよくわかります。

「重陽の節句」と耳の関係
9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」。縁起の良い陽の数字(奇数)の中でも最大数である「9」が二つ重なることから「重陽」として、薬効の高い菊の花のお茶や菊酒などを味わいながら無病息災を願う中国由来の行事です。
別名「菊の節句」とよばれるほど菊が愛でられますが、菊は実際、この季節に症状が出やすい目や耳の症状にもいい植物。菊花茶を飲むのは、整体的にも理にかなうのが興味深いです。

ホメオパシーではどう考える?

キク科のレメディのひとつであるCalen.カレンデュラは、傷や化膿にいいレメディとして有名ですが、湿気のある曇天で悪化する難聴や聴覚過敏の症状にもマッチします。

また「内臓が下垂するような」感覚があり腰が重だるいといえば、Sep.シイピア。女性特有のホルモンバランスの問題によく使われるレメディですが、冷えを感じやすく寒さで悪化、骨盤に重圧感、元気がなく物憂い感じなどの特徴は、整体でいうところの秋の冷えから生じた腎のくたびれ不調にもよさそうです。全体的な症状が合っているときは試してみるといいのではないでしょうか。

冷えから体を守る簡単整体ワザ2選

腎の大敵、冷えを寄せつけないためにこの時期おすすめの家で簡単にできる整体的ケアをご紹介します。

その1:足指ひらき~中指・薬指のあいだをひらく

ここはいわゆる冷えの急所です。冷えが強い方はこれをやるとかなり痛い!ですが、できる範囲で刺激をしていくと、体が温まって来るのがわかるはず。冷え体質の改善にとてもおすすめです。

【足指ひらきのやりかた】
床に座り、どちらか片方の足の中指と薬指をそれぞれ左右の手で外側へ広げ、間をひらく。

開いた足指の股のあたりに、両手の親指を重ねて当てる。残りの4本の手指は足裏側に触れ、手で足をはさむような恰好に。これで準備完了。

吐く息とともに重ねた親指を上から下へじわーっと押す。足の中指・薬指のあいだがさっきよりもさらにはっきり広がる感覚。両手親指を、今押した部分から指1本分だけずらしてまたじわーっと押す。同様に少しずつ場所を足首方向に向かってずらしながら、足の中指と薬指の骨の付け根まで、しっかり隙間を作っていくように押し広げる。

冷えている人は骨同士がくっついたようになっているが、骨をたどってひらくように刺激していくのがコツ。

その2:できれば朝の時間帯に「足湯」

冷えているなと感じたら、足湯もぜひ。上記の足指ひらきの後にやると冷え改善にいっそう効果的です。時間帯は朝におこなうほうがこの時期はおすすめです。(夜は寝ているあいだに冷えやすいため)

【足湯のやりかた】

大きめのたらいやバケツに、足首まで入るぐらいの高さまで、ちょっと熱めのお湯を張る。いつものお風呂より2度高い温度が目安。「熱いけれど気持ちがいい」と感じられるぐらい。途中で冷めたとき用に、差し湯も用意しておくとベター。

リラックスできる高さの椅子に腰かけて、足をお湯につける。そのまましばらくのんびり7~10分程度。足の中まで温まったと感じたら、足を引き上げて、タオルで水気を残さないようによく拭く。

両足を比べて、片方だけが白っぽく血色が足りなければ、そちら側だけもう2分ほど湯につける。その間、つけない側の足は靴下を履いたり、乾いたタオルでくるんだりして冷やさないようにしておく。

2分後、足を引き上げたらしっかり拭いて、すぐに靴下を履く。

 

秋風邪はうまく引け!?

気候の変化に適応しようと体がさかんにうごめく季節の変わり目は、体調を崩しやすい季節。けれど、本来この時期に風邪をひくのは、決して悪いことではないというとらえ方が整体にはあります。秋のはじめに軽めの風邪をひいておくと、夏の体の不調が抜ける。背骨も整う。そして、冬に大風邪を引きこみにくいからです。

そのように、調整のために体自らが風邪をつかまえる(まさにCatch a coldでしょうか!)こともあるので、整体では、むやみに風邪症状を抑え込むのではなく、体を信用して足湯などをしながら経過を見守るのが最善の方法とされます。

これは具合の悪さと似たエネルギーをもつレメディを用いることで、外から症状を抑えるのではなく、自ら症状を押し出して治る力を触発するホメオパシーと共通する考え方ですね。

ただ、整体の観点からみると、COVID-19が流行してマスク生活が年単位で続いたあとの体は、以前よりも反応力が鈍っていて、不調が長く留まりやすくなったとの指摘もあります。だからこそ先手先手で冷えない体づくりをして、骨盤や腎臓を元気に保つのは大切です。そしてもし風邪を引いたときには適したホメオパシーのレメディも活用しながら、スッキリと経過させていきましょう!

セルフケアでは難しいときにはホメオパスに相談を。
藤山へのご相談は HPをご参照ください⇒ 自然療法スポンタネア

ABOUT ME
藤山 道子
実家は2代続いた薬局。息子の免疫不全を疑われるほどの病弱さがホメオパシーで改善したのをきっかけに、次男妊娠中の2007年、専門的に学ぶべくRAH(現CHhom)に入学。在学中にホメオパシーをフルに活用して、楽しく元気に自宅出産。授乳しながら学校に通い、学んだことを子育てに即実践する4年間を経てホメオパスになりました。さらに、ホメオパシーと相乗効果が高く、赤ちゃんからお年寄りまで対応する手技療法「頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル・セラピー)」も学び、ホメオパシーとの両輪で活動。その人本来の「あるがまま=spontanea」の心地よさを取り戻してもらえるように、すべてのセッションはほっとゆるんで、ふっと笑えて、すっと軽くなる雰囲気でおこなうのがモットー。自身の経験から妊娠、出産、赤ちゃんのケアに関する相談のほか、意外に男性からのご相談も多いほうです。 JPHMA認定ホメオパス/クラニオセイクラル・セラピープラクティショナー/NPO法人和のお手当て会講師

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