自然療法家(ホメオパス)でドッグトレーナーの森山です。
今回はどんな記事を書こうか悩んでいたのですが、たまたま
「子犬さんをお迎えします。
飼い方、子犬への手作りごはんの与え方を教えてくださーい!」
というご依頼が舞い込んできたので、一気に気分が子犬さんモードとなりまして、そんな盛り上がりとともに記事を書き綴っていこうと思います!
今回の飼い主様からのご依頼は
『子犬がやってきます!』
でした。
この方は人生で2匹目のわんちゃんを飼われるということでのご依頼です。
多くの方が
「子犬を迎えました!」
「上手くしつけられません!」
といったタイミングでご依頼いただくことが多い中
この方は
「子犬がやってきます!」
のタイミングでのご依頼をしてきてくださいました。
このタイミングでのご依頼はとても嬉しいことです。(理由は最後に…)
「子犬を迎える」ということは飼い主さんにとってはとても嬉しいことですね。
でも子犬にとっては、知らない人に知らない場所へ連れて行かれる日とも言えます。
この生まれてまもない命が経験することができるだけハッピーである様に工夫ができるのが、「子犬がやってきます!」のタイミングなのですね。
知らない人に連れられて、何が起こるかドキドキ・ハラハラ・不安・恐怖の気持ちを一気にはねのけるようなHappyな毎日にしてあげましょう!
そうです、最高のパートナーにするには家にワンちゃんがやって来た時からスタートできる準備をすることが大切なのです。
さあ、子犬がやってきます!
でも今回は子犬の躾をテーマにはいたしません。
それは次回のお楽しみということで、
今回は子犬を最高のパートナーにする遊びのヒントをお話ししていきたいと思います。
犬は捕食動物です
犬を飼われている方、今から飼おうとされている方の殆どが家族と同然のように犬を飼いたいと思っておられるでしょう。
でも、あまり意識されない事だと思うのですが、
犬は本来捕食性の高い雑食の動物です。
私のクライアントさんで、うさぎと同じように飼っていらっしゃたり、またある時は亀などの爬虫類と同じような飼い方をされていたりしたことがありました。
それぞれの飼い主さんは、全く悪気がないのですが、犬は捕食性の高い動物だと言う事をご理解ください。
ですから、犬の飼い方として一つ
捕食本能を満たしてあげられる工夫をしてQOLをupさせてあげられるようにする。ということになります。
生き物をそのまま捕食させるわけにはいかないので、子犬の時からその捕食の欲求を満たしてあげるための代替の為に運動させたり、おもちゃ遊びをおすすめしています。
またあるときは、飼い主さんと思いっきり遊べる遊びも必要でしょう!
では、いつどこでどんな風に犬は楽しみを求めているでしょうか?
お迎えする子犬のタイプや種類から好みを予測する
お迎えする前に犬種が分かっていたり、ブリーダーさんからの情報でもその子犬の性格がわかっていると、
どのような遊びを選んだら良いのかが分かってきます。
犬種は?
性別は?
大人しい子?
元気な子?
どんなワンちゃんでしょうか?
その子に合った遊びを選びましょう!
犬種によって好む遊びが違います。
性格によっても好む遊びが違います。
成長の段階によっても好みの変化が見られます。
安全性を確認しましょう
必要な時はルールを決めましょう
遊びの実例 リンちゃん ビーグル メス 2歳
私のクラスでは非常に活発で元気いっぱいの女の子でした。
じっとするような動作は得意では無く、大好きな匂い嗅ぎをしたがりずっとウズウズしています。
そんなある日私は 特別レッスンとして トラッキング(警察犬の追跡と似た、犬の嗅覚を利用して遊ぶドッグスポーツ)をクラスの参加者全員と楽しみました。
いつものレッスンしているグランドの裏山に、それぞれの飼い主さんだけ歩いて木の陰に隠れてもらいました。そうです、飼い主さんの捜索遊びです。
結果はどうでしょう?!
いつもは一番落ち着きのない、ビーグルのリンちゃんが一番早く飼い主さんを見つけることができたのです! できないことが多いと思い悩んでいた飼い主さんは目に涙浮かべて喜んでいました。
いつものクラスメイトの飼い主さんからも拍手喝采!
だってビーグルですものね! 彼女は匂い嗅ぎがとっても大好きで一番得意なんです。
ビーグルは素晴らしい狩猟本能の持ち主です。嗅覚を自由自在に使い分けます。
その子がその子らしくあって良いんです‼
できないことでは無く、得意なことに目を向けてあげる。これこそが犬を最高のパートナーにする遊びのヒントです。
犬と遊ぶ本当の理由
先ほど犬は捕食性の強い生き物です。とご紹介しました。
実際犬は、
獲物を探して見つけたら追いかけ、そして捕まえて、噛みつき 最後は食べます
ですから飼い主さんは、犬らしく生活させてあげられる為に工夫しましょう。
確かに、古代から犬は環境適応能力が高く、人間の社会に馴染みやすい生き物なので
私たちの生活に欠かせないペットになりました。
しかしやはり、犬は犬であって、人とは違います。
人間と同じように扱っても大丈夫な面もありますが、しっかり犬として扱ってあげるからこそ、
その種を尊重している事になり、犬と人との共同生活が成り立つのです。
でもあまりにも犬らしくしすぎると、私たち人間との共同生活に難しさが生じてしまいます。
お互いに尊重できるように、お互いのQOLをupしていけるようにしていくことを目指してください。
犬の事ばかり優先してしまい、犬に気を遣って生活しているようでは、
飼い主さんの生活パターンがうまく行きません。
飼い主さん自身も、犬との共同生活ができるように工夫しましょう!
犬との遊びをお勧めする理由
きっと子犬をお迎えをしたばかりの飼い主さんは、「犬と一緒に旅行に行ってみたい」「ドッグカフェに行ってみたい」などと、希望に胸膨らんでいることと思います。
そんな飼い主さん必見です!犬との遊びをおすすめする理由を紹介いたします。
1、飼い主さんとのリレーションシップを深める為
お母さんのそばに居る子犬たちを観察してみましょう!起きている間はずっと遊んでいます。かじったり・飛びついたり・追いかけたり。
毎日過ごす中で、リレーションシップを深めておきましょう。その為に遊びは最高の方法です。
2、犬自身の学習能力を上げる
遊ぶときにどのように楽しめるか、犬自身が遊びを工夫します。
例えば、、、「オモチャの持って来い」なども、犬に持ってこさせるのでは無く、飼い主さんに持って帰りたくなるように犬自身が工夫する様に教えましょう!
3、遊びを通じてモチベーションを上げる事で毎日を楽しく過ごす為
毎日朝ベッドから起きて、やることが沢山!それも楽しいことばかり!
充実した毎日を過ごさせてあげましょう!
4、ストレスを溜めない生活にする
楽しいことが多ければ多いほどストレスをストレスと感じない子に育つものです。遊びを通じて健全で明るい犬に育てましょう!
5、遊びの中からルールを学ぶ
遊びは、安全に遊ぶことが必要ですね。
例えば 「順番を守る」「他の犬の嫌がることをしない」など遊びから大切なルールを学びます。
6、老犬になってもやる気(モチベーション)が落ちず、長生きできる。
若いうちから、頭も体も使い、充実した毎日を過ごさせてあげることは長生きの秘訣でもあります。
どうでしょうか?良いことづくめの犬との遊び!できるだけ沢山の遊びのバリエーションを考えましょう!
どこか一緒に出かけても同じ時間を楽しんでくれるわんちゃんに育つこと間違いなしです!
琵琶湖・白鬚神社にて。 犬を連れてどこにでも遊びに行きましょう!
どんなしつけも遊びの中から習慣づけ!これが一番の秘訣?!
どんな動作であっても
どんな生活習慣でも
遊びの中からルールを伝えるように教えましょう!
強制的に とか お願いする などと言う感情は全く不要です。
ヒント1
犬のモチベーションは何でしょうか?
ヒント2
犬の自発行動を誘発するようなシチュエーションを使って遊びましょう!
犬との遊びを考えよう!
さて、ここまでお話を進めてきましたが、
ご自分のわんちゃんとなら、どんな遊びをすると良いでしょうか?
犬の本能
犬の種類
性別
性格
安全性
ルール性
などからいろいろ工夫をしてみましょう!
問題を未然に防ぐ
昔は困っていないからしつける必要が無いと言われる時代でした。
何かの縁でお家に来る犬との関係が壊れてから修復しようとするのでは無く、
最初から良い関係でいられるように工夫していける事をおすすめします。
でも、最近は犬との関係もはじめから良い方向へむかって歩んでいけるようにと考えてくださる飼い主さんが増えたと実感しています。
今はやっとそういう時代になってきたんですね。
飼い主さんにとっても、犬にとっても良き時代になってきたといえるでしょう!
健康になるためにも必要な考え
これは自然療法家でもある私が皆さんにもお伝えしたいところです。
健康を維持していくことと考え方はにています。
私は自然療法家として病気への対処法を皆さんにアドバイスするという仕事もしていますが、本当なら自然療法でさえ使わなくて済むほどの健康であれば一番良いのになぁ~と思うのです。
犬の飼い方も20年前とは随分変わりました。
自然療法も、そういった時代にいつかは突入してほしいと願っています。
思い切って! 全力で! 一緒に楽しむ!
さて、これが最後のヒントです!
思い切って! 全力で! 自分も楽しんで! 子犬と遊びましょう!
あ、ちょっとまってください✋
もちろん私たちよりも小さな生命ですから手加減は忘れずに。
でも、思い切って一緒に楽しみましょう!
潜在意識とつながっていますから、「本気」が伝わるんですね✨
子犬同士の遊びを見ると、その一瞬一瞬を本当に楽しんでいるといえるでしょう!
私は色んな遊びの中からアジリティーという競技を選んで犬たちと遊んでいます!
子犬の段階から徐々に開始することができます。
アジリティーをお勧めする理由
- 活発な犬に最適
- 怖がりの犬にも最適
- 犬も飼い主さんも自信をつけることに有効
- 飼い主さんとのリレーションシップの構築ができる
- 運動ができる
- ゲームの中でルールを学ぶことができる
- 障害を覚えることで社会化ができる
- 基礎体力があがり健康管理に役立つ
- 飼い主さんも犬も頭を使う
- 老化やボケ防止
- 基本的なしつけができるようになる
- 他の犬や人とのかかわりを持つことができる
子供の頃からの夢だったアジリティーを一緒に楽しんでくれる最高のパートナー
アジリティー、、ちょっとやってみたくなりませんか?
まとめ
みなさま、いかがでしたでしょうか?
今回の記事は単なる紹介ではありませんでした。
皆さんに考えていただく機会になればと思いたくさんのヒントを書き綴りましたので
是非何度も記事を読んでいただき、ご自分のわんちゃんをより知っていただいて、
これからの遊びのヒントにしていただければと思います。
私たちは、自分たちが巻き起こす全ての出来事から何でも学ぶことができます。
なんとも素晴らしいチャンスだとは思いませんか?
さあ、子犬がやってきました!
こんな愉快で楽しい仲間を迎え入れたのですから、遊びましょう!
そして子犬と一緒に学びましょう!
私のしつけセッションではこういったご提案をさせてもらいながら
飼い主さんにも学んでいただく内容もご用意しております。
ご興味のある方はお問合せください。(zoomでのセッションも可能です!)