はじめまして、自然療法家、ホメオパスの米多比(メタヒ)陽子です。
今月から、ブログを書かせていただくことになりました。
よろしくお願いします。自己紹介はこちら💁♀️
さて、初めての投稿は、「主婦湿疹」について、書かせていただこうと思います。
はじめに
あっという間に、2024年も終わろうとしています。
暑かった夏が嘘のように、乾いた冬の空気で、皮膚や粘膜に過酷な季節です。
主婦の皆さんは、大掃除やお節料理の支度など、特に手肌を酷使する季節かも知れないし、特に家事をしない方でも、ハンドクリームが手放せない、あかぎれが痛いという方も多いのではないでしょうか。
また、うつるものではないとは言え、見た目が気になってしまうことがあるかも知れません。
かくいう私も、上の子供たちが小さかった頃は、冬場は指先専用の絆創膏(少し高いけど安心には変えられない)を常備してあかぎれに備え、傷に沁みるので夏みかんを剥いてあげられない手をしていました。
今はハンドクリームも不要。
どうやってここまで来たか思い返して綴っていくので、手荒れ、主婦湿疹に悩む皆様の参考になれば嬉しいです。
日常生活で気をつけること(セルフケアの方法)
石油系界面活性剤不要の洗剤で(界面活性剤とは?)
簡単にいうと、油と水は混ざりませんね。
この二つを混ぜてクリーム状にするために配合されているのが界面活性剤なので、ほとんどの洗剤やクリームに入っています。
油を吸着して洗い落とすためのものなので、大切な皮脂も一緒に洗い落とされてしまうのは、イメージがつくでしょうか。
手肌に優しいのは、液体石鹸です。
シャボン玉石けん
泡で出るタイプのボトルで使用していました。
皮膚の症状が少し落ち着いてきてからは、植物性の界面活性剤含有のこちらを使っています。
えがおの力
食器洗いだけではなく、洗濯、洗車、洗髪から身体までこれ一つで、用途に応じて希釈して使います。
我が家は洗濯物が多いので「洗濯には高いなぁ」となり、洗濯用の洗剤は別で用意していますが、これ1本で賄えれば洗剤類のストックが減らせるのも良いですね。
私は髪の毛からつま先まで一気にこちらで洗っているので時短で(笑)、髪はリンス不要でサラサラになります。
どちらの洗剤も、お肌に優しい代わりに油汚れの落ちはあまり良くはありません。
その場合は、キッチンペーパーやダスターなどである程度拭ってから、お湯で洗うと地球にも優しくできますね。
お湯を使う場合は皮脂を洗い流さないよう、なるべく低い温度で、私は給湯器の設定温度を一番低い32度で洗っています。
水に触れる時間を減らす
なるべく水仕事はまとめて行うようにします。
だらしないなどと思わずに、食器洗いや水仕事はなるべくまとめて、ゴム手袋を使うことも検討しましょう。
ある女優さんはハンドクリームをたっぷり塗ってから綿手袋の上にゴム手袋をして、高温で食器洗いをするとお話ししているのを見たことがあります。
コーティングされてしっとりするそうです。
また、同じ理由で手を洗いすぎないこと、石鹸を使うのは最低限にしましょう。
90%の汚れは水だけで落ちると言われています。
参考:
保湿
手が水で濡れたら、その都度保湿するというのはよく言われることですが、
ハンドクリームも洗剤と同じ理由から界面活性剤不要のものを、できればみつろうクリームや馬油など自然素材のものをお勧めします。
使用感や香りなど、お気に入りを見つけて、癒しの時間にしてしまいましょう。
痒みが出たり肌に合わないときは使用を中止しましょう
食事と生活習慣の見直し
手湿疹の原因の7割は刺激性接触皮膚炎と言われていて、洗剤や化粧品、化学物質、薬品、食品(肉・魚・野菜など)、衣類や紙による摩擦などが刺激の原因になることが多いです。
皮膚のバリア機能を阻害する可能性のある洗剤や化学物質を避け、保湿に気をつけて、症状がかなり軽くなってきたところで、指先に水疱が残りました。
ホメオパシーでは「治癒の法則」というものがあり、治癒のプロセスが体の中心から末端へ向かって進行するという考え方です。
指と指の間、爪の周囲、指先と来たのであともう少しというところで、私の場合は最後に食事でした。
一言に食事と言っても、不調の原因は様々です。
化学調味料や保存料などの人工的な食物、酸化した油脂、動物性油脂、乳製品、小麦などアレルギーが原因となっているのか、など観察や時には検査が必要なところです。
私の場合は外食の翌日に指先に水疱ができることがわかりましたが、外食しても出ないこともあり、化学調味料が合わないということを発見したので、気をつけるようにしていたら、症状が落ち着き、今では何を食べても手湿疹という形で症状を出すことはなくなりました。
年末年始はご馳走をいただく機会も多いですね。
冬場に手が荒れやすいという方は、脂質の取りすぎにも気をつけると良いかも知れません。
主婦湿疹におすすめのレメディ
最後に、主婦湿疹に良いレメディをいくつかお伝えします。
Petr(ペトロリウム)特に冬場に悪化して、ヒリヒリ痛み出血、化膿する。
Graph(グラファイト)硬く分厚くなり、ハチミツのような滲出液が出る湿疹。ひび割れ、亀裂を起こす傾向。脂肪で悪化。
Sul(ソーファー)手が暖かい。灼熱感、激しい痒み
Rhus-t(ラストックス)手のひら。赤い小さい発疹。冷たさで悪化、お湯をかけると痒みが治る
症状が改善しない場合は、専門家への相談をお勧めします。
手湿疹と似た皮膚疾患
手湿疹に似た皮膚疾患には以下のようなものがあります。
中には感染性のものもあるので、症状が長引く場合は、受診をお勧めします。
・手白癬(てはくせん)
手に白癬菌が感染することで起こる病気で、主に指の間に赤い発疹や水ぶくれができ、かゆみを伴うことがあります。
・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
手のひらや足の裏に無菌性の膿を持つ水疱ができ、良くなったり悪化したりを繰り返す慢性的な皮膚疾患です。
・疥癬(かいせん)
ヒトヒゼンダニという小さなダニが皮膚に寄生して起こる病気で、特に夜間に強いかゆみを感じ、指の間に赤い発疹が現れます。
・乾癬(かんせん)
皮膚に赤い斑点ができ、その上に白い鱗屑が重なる慢性の炎症性疾患で、全身どこでも発生する可能性があります。
・カンジダ性指間びらん症・カンジダ性爪囲炎
カンジダ菌が異常増殖することで起こり、指の間や爪周りが赤く腫れたり、水ぶくれができたりし、特に水仕事をする人に多く見られます。
おわりに
2024年は、どんな一年でしたか?
私は思い返すと、個人的には年賀状に目を通す時間すらなかった一月からスタートした、怒涛の一年間でした。
ですが、今は、こうやってのんびりブログを書きながら、一年を振り返る余裕ができて、ようやく、本当にようやく(笑)、少し自分のペースで生きられるようになったのかなという年の瀬です。
手荒れがひどかった時には考えられなかったことですが、
爪を伸ばして、先日初めてネイルアートをしていただきました。
家事は致しませんと宣言しているようですが(笑)
年末年始もぜひレメディをお共に、そしてご自身の身体の声を聞く時間も持ちながら、良いお年をお迎えください。
生きとし生けるもの、人のとなりに
メタヒトナリ
米多比 陽子
https://metahitonari.com/