Canth. カンサリス(ヨーロッパミドリゲンセイ )
「歴史」
この小さい緑色の甲虫を触ることはとても危険だ。この虫はカンタリジンという毒をもっており、その毒は人を殺すことができるほど威力のある毒といわれている。利尿剤や催淫剤(性的欲求を高めるといわれた)などの薬の原料としても知られ、その昔、中国から日本に輸入されたこともある。腎臓から尿道に入り尿道、生殖器を刺激し、セックスの刺激を高めた。その間違った使い方から大勢の人達が腎臓や膀胱を病み、亡くなった。文学者であるマルキド・サドは女性にカンタリジンの入ったチョコレートを食べさせようとした事で訴えられた。
「膀胱炎」
よく知られた膀胱炎のレメディーであり。ホメオパスのガンジー曰く:「Canthが、もし燃えるような切るような痛みを伴う頻繁な排尿、又はそれほど頻繁な排尿が無くても排尿時に切るような燃えるような痛みが感じられる場合には、その他の症状の有無に関わらず、ほとんど全ての症例に効果がある」ということを記録している。常に排尿したくて我慢できない状態が最も特徴的である。
「燃えるような焼けるような痛み」
この虫のオスはカンタリジンという毒を持ってそれをメスの卵につける。その卵を食べる外敵はひどい目にあうことになる。”燃えるような感じ”は際立ってあらわれる特徴である。
「火傷」
火傷に非常に効果の高いレメディー。火傷の外用薬としては水に30cか200cを数個入れて、そこで絞った布で患部にシップする。重度の日焼け。
「膀胱・腎臓」
急性の症状だけではなく、泌尿器が感染しやすい人や、頻尿の人の排尿をスムーズにする。このような症状を持った人にはホメオパスはLMポーテンシー等で長い期間サポートすることができるだろう。
「逸話」
中央アフリカのガボン共和国に駐留したフランス軍兵士の数名が、地元のカエルを食べた後に勃起が収まらなくなり、騒ぎになった。このカエルはヨーロッパミドリゲンセイをたらふく食べていたのだった。
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