うちは夫婦でたびたび代わり番こに指圧をし合う。
どちらかというとわたしは体質的にすぐに筋肉がほぐれるタイプ。
上さんは硬く凝っていてなかなかほぐれないタイプ。
素人がおこなってもそこそこ気持ちはいいようで、「ああ、少しほぐれた」と言ってくれる。
しかしその一言をもらうためにわたしの親指はいつも破壊の危機に瀕する。
上さんは圧すチカラが強力で、わたしには強すぎることが多い。
日頃の鬱憤を晴らすかのように……。
手は不思議なもので、かなり特殊な形状をしていて、何か得体のしれないエネルギーが発生しやすい場所だと思う。
うちの子どもは夜っぱりで、22時を過ぎても起きていることが多いが、さすがにそろそろ寝てくださいと思ったときに足を揉んだり指圧したりするとかなりの確率で寝落ちする。
子どもの胸に手を当てて、トントンしても眠ってくれることが多い。
赤ちゃんを抱っこしているお母さんが、手のひらでよく背中をトントンしている場面を見かけるが、子どもにとってはそれが安らぐ刺激らしい。
他にも、わたしの住む街の最寄り駅は、土・日の早朝になると嘔吐している人を高確率で見かけることが多い。そして、その人の背中を友人らしき人がさすっている。
背中をさすることで気持ち悪さと嘔吐が止まるとも思えないが、なぜかそうすることが当然であるかのごとく背中をさすっている。
おす、たたく、さする、つかむ、もむ。
これらを代用するために様々な機器が開発されているが、未だ気持ちいいと思ったものには出会えていない。
やはり人の手が一番だ。
手当ては治療すると同義で使われることも多いが、文字通り患部に手を当てるだけで子どもは泣き止む。
手は安らぎを誘う。
もし身近な人が怪我をしたら手当てをしてみてほしい。
単に怪我が治る以上の何かを期待できるかもしれない。
岩崎健寿
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怪我も病気も安らぎを必要としています。渦中にいる間は何も見えず、外に出てはじめて全体像が見えてきます。
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