私達が感じている苦痛や不幸と云うものは、ほとんど現実ではありません。
例えば恐怖を例にとってみれば、実際にナイフを突き付けられたら、勿論逃げるべきでしょう。
しかし、私達の感じている恐怖は厄介な事に「もし〇〇だったら怖い」と云う思考の産物なのです。
「過去に足を引っ張られることも、将来の夢と戯れることも、妄想中毒になることも、時間の浪費です。妄想というのは、薬物、麻薬と同じなのです。妄想とい麻薬を使うと、次から次へと妄想に依存するようになります。妄想なしでは生きられなくなってしまうのです。そして麻薬と同じように、自己破壊で終わってしまう。人間が駄目になって、廃人になってしまうのです。」
『「日日是好日」経』アルボムッレ・スマナサーラ
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