体の悩み

更年期って不思議 明るく過ごす更年期のススメ

皆さんこんにちは。

アラフィフ街道まっしぐらのバリ島在住・自然療法家のタクボです。ゆるーい自然育児愛好家です。なるべくお薬に頼らない子育てをモットーに飯炊き母さんも兼業しております。

本日はここ最近私自身にもホットなテーマでもある更年期について。

更年期の症状思い当たりませんか?

様々な不調

なぜか私だけ汗がダラダラ

先日食事中に子供たちに『ママ!なんでそんなに汗かいるの?』と言われ『あれ?私もしかして更年期?!』とやっと気がつきました。

ここは南国ですが室内はエアコンも効いていて気温もそれほど暑いわけではない、そして子供たちは汗ひとつかいていないのに、私だけ汗ダラダラです。

考えてみると思い起こせばここ1年ほど謎の不調の数々、いわゆる更年期の諸症状でした。

目眩までいかなくても急にフワフワする

外で倒れたどうしようと不安になる

突然バクバクする

すぐ治るけど怖い、動悸

寝付きが悪い

今まではあり得ない、ベッドに入れば秒で寝ていた

爆睡マンだったのにちょっとした物音で起きる

下手すりゃ雨の音でも起きてしまう

夜中にトイレに行く

お酒を飲んでいなくても頻尿

朝方一度目が覚めると二度寝は無理

もう眠れないでも起き上がりたくない

寝起きがスッキリしない、なんともだるい

お弁当作りたくない病、怠け病

なんとなくあちこちの関節が痛い

さびついているかのよう、関節痛

エアコンで冷えるでも消すと暑い

付けたり消したりの繰り返し

頭痛と肩こり

マッサージに行くと高確率で悪化、でも懲りずにまた行く

とにかくいろいろ乾燥する

粘膜系が全部乾燥気味、ドライアイ

爪が割れる

特に指の爪、ネイルを辞めたいでもやめられない、悪循環

髪の毛が抜ける+ツヤがなくなりうねる

白髪も増えた

目がかすむ

老眼もあり

ど忘れ・物忘れ

子供たちからのクレーム

空気を吸っているだけで太る

代謝の問題

自分の症状を書き出してみたらなんだか自分でも少々驚きますね。

もうマイナートラブルだらけです。

日々クライアントさまと更年期についてもセッションしているのにも関わらず、なぜか自分のこととなると『ピン』とこないものです。

これを読んで「あら、私もだわ!」または「うちの奥さんもこれだな!」などなど思い当たることありませんか?

 

人生の新しいステージの変革期?

更年期という言葉の捉え方

更年期障害って言葉がなんとなくネガティブな響きな気がするの私だけでしょうか?

女性として衰えてきた的なイメージを持っていることありませんか?

更年期とは、女性としての新しい次のステージへシフトする時期なのです。

ですからネガティブに考えず、前向きに明るく捉えましょう!とクライアントさまにはいつもお話ししています。そしてついでに同じく自分にも言い聞かせます。

更年期の『更』は『あらたまる』です。あたらしい人生のステージへ移行時期、または準備期間なのです。更年期の先にはどんな人生の新しいステージが待っているのでしょうか?

なんとなくワクワクしてきますね。

更年期は、女性の人生における進化の過程です。自分自身の能力を発揮する時期への出発点です。 更年期は、この段階への通過儀式で、若さへの再生が、英知への再生へと変化します。

引用元:メリッサ・アシレム 『更年期を通じて成熟する女性』

 

更年期の不調はなぜあらわれるのでしょうか?

更年期を理解しよう

私たち女性は、10代で初潮を迎えてから40代までエストロゲンが体内で女性としての色々な仕事をしてくれていました。このエストロゲンは更年期に少しずつ分泌が減ります、とても自然なことです。抗ってはいけません。

なぜなら次の新しいステージでは身体はもう今までの分泌量は必要ないからです、生殖期としての身体の仕事がそれまでほどないからです。

ちなみに、生殖能力が低下したからと言って性的能力が終わるわけではありません。女性の生殖能力と性的能力は別のものです。

まずこのあたりをザックリでいいので理解するだけで、不思議と同じ症状でも少し楽になることもあります。

 

賢い女性の身体

エストロゲンと自律神経

エストロゲン」と「プロゲステロン」のアンバランスによって起こる様々な症状が更年期の諸症状です。

更年期にエストロゲンは減少します。

簡単に言うと、とても賢い私たちの身体は、生殖期のステージを終えた体内でエストロゲンを徐々に減らしていく作業に入ります。しかし「ハイじゃぁもう明日から分泌を70%減にしますね!」というわけにいきません。

その結果、今までほど仕事がないエストロゲンが体内に余る状況になります。

つまり身体はエストロゲン優位の状態ということ。ここポイントです!

エストロゲンの全体的な分泌量は減っているが実際は体内で余っている状態

エストロゲンは自律神経と深い関わりがあります。そのため、このアンバランスさから様々な不調が起きるのです。

これがいわゆる更年期の諸症状です。

仕組みを理解していると同じ症状が出ても、少し冷静に受け止められます。

全ては調和・バランスの問題なのです。

 

日々の暮らしでできることは?

お薬に頼らなくても日々の生活の中でちょっとした工夫で自律神経を整えることができます。

自分が更年期だ!と気が付いてから実際に私が試してみて効果的だったことをシェアします。

 

朝日を浴びる

体内時計のリセット

オススメ、とにかく簡単! 朝起きたら窓を開けて深呼吸、できれば外(またはべランダなど)に出る、たったののこれだけ。

朝日を浴びることにより睡眠ホルモンのメラトニン分泌が低下し身体は活動モードに切り替わるスイッチが入ります。つまり体内時計がリセットされ、その結果自律神経が整います。

私はお天気が良ければ裸足で庭に出て、ついでにアーシングもします。とはいえ、せっかちなのでささっと数分間です。

子供のお弁当作りのない朝は海が近いので海辺を散歩することもあります、砂浜はなるべく裸足で。朝日が昇るビーチなので早朝に行ける時にはあわせて軽くサンゲージング(太陽凝視)も行います。

白湯を飲む

身体の中からあたためる

始めた頃せっかちの私は白湯を作るのがめんどうでしたが、今はすっかり慣れました。

作り方は簡単です、とにかく蓋を開けてグツグツ最低15分沸かします。時間に余裕のある時は1/4になるまで沸かします。朝に飲む白湯はとても美味しいです。

水土風火の4エレメントを含む白湯を飲むと身体が芯から温まり元気が出ます。デトックス効果も期待できます。

更年期は自律神経の乱れから冷えやすい傾向にありますので、内臓から温めるのはおすすめです。

私はアーユルヴェーダでいうところ、ヴァータとピッタの人なので少しだけ熱い温度で飲みます。ちなみに、カパの人は熱々を、ヴァータの人はまぁまぁ熱いのを、ピッタの人はぬるめが良いそうです。これはアーユルヴェーダ医師の友人にアドバイスされました。アーユルヴェーダの診断を受けたデトックス体験記はまた別途書きたいと思っています。

適度な運動

循環を良くする

スポーツ! もちろん正直めんどうな時もありますが、そんな時は運動した後の達成感と爽快感を想像します。運動には自律神経を整える効果があります。程よい運動は、筋肉をほぐし身体の流れを改善、副交感神経の働きを活発にします。交感神経優位になりがちなの人(私です!)は特にオススメです。

私は週に2-3回は心拍数を意識しながら約4kmをゆっくり走ります。今年の目標は7kmです。気持ち良く汗をかくことが目的です。

その他にも週2回テニスにいきます。南国での屋外テニスは屋根はあるとはいえとにかく暑くて滝汗です。発汗によるメリットプラス、私にとってのテニスの醍醐味は楽しい!ということです。

楽しく運動することで幸せホルモンのセロトニンが分泌されるメリットもあります。基本はどんな運動でも良いですが、激しい運動は逆効果ですので程々に。

定期的に汗をかくようになって関節の違和感はかなり軽減しました。

 

更年期の諸症状に対するホメオパシーのレメディは?

日々の生活でできることをやりつつ、それでも症状が気になる時には、ホメオパシーのレメディがセルフケアの大きな助けになります。

 

36種の基本キットからのレメディ

基本キットからの更年期の諸症状にあうレメディをご紹介します。

症状が気になるときまずはひと粒から試してみてください。

更年期の目眩  

冷えているのに汗が出る 

顔が赤くなって汗が出る 

衰弱感・疲労感 

ドライアイ 

膣の乾燥 

更年期の便秘 

更年期の大量の経血 

更年期の体重増加 

 

マザーチンクチャー

更年期障害を乗り切る助けになるマザーチンクチャー(液体)をご紹介します。

ひと口で飲める量の水に10-15滴入れて1日1回飲むと良いです。

アートメジア(Artemisa indica)ヨモギ

ホルモンバランスの乱れによる不調全般・血の道症(=みちしょう:女性ホルモンに関係するあらゆる心身の不調)冷えが原因の問題など

ダイオスコリア(Dioscorea)ヤマイモ

ホルモンバランスによるイライラ感・痙攣性の月経痛・月経困難症・更年期による動悸や冷や汗・腸の問題など

モラス(Morus)ヤマグワ

骨粗鬆症・骨の弱さ・便秘・甘いものに対する強い欲求など

数年続くかもしれない更年期、上手に付き合うためにも身体に負担のないレメディやマザーチンクチャーはとてもオススメです。

まとめ

更年期は自律神経を整えることが大切。
40代以降の真の美しさは外見より内面!
ブレない心と体を手に入れるチャンスをもらえる更年期はありがたい。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

この人生の変換期と上手に明るく付き合ってハッピーな毎日を楽しんでください!

ABOUT ME
たくぼ えみ
バリ島在住。ゆるい自然育児が好きな3児の母。自然療法家。 海外の食材で和食作りに燃える飯炊き母さん。 ホメオパシーの初めての出会いはイギリスの大学時代、ルームメイトにもらった一粒。長男の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎、小児喘息はホメオパシーで治癒。次男のこだわりの強さもホメオパシーで上手にお付き合い。長女は妊娠中から現在まで生粋のレメディっ子。 ホリスティック医学のひとつであるホメオパシー療法の治療家として活動中。 JPHMA/HMA認定ホメオパス 日本ホメオパシーセンター・インドネシアバリ

POSTED COMMENT

  1. 美優 より:

    とても勉強になりました。
    49歳なのに、メタトロンで「エストロゲン過剰」と出るため、環境ホルモンやプラスチック、よくない油など「エストロゲン様物質」を知らず知らず摂りすぎているのかなと思っていましたが、タクボさんの見解のほうが腑に落ちました。いわゆる、糖尿病と同じ解釈の仕方ですね。
    そうなると、普通の婦人科におけるエストロゲンを増やす治療やエクオールなどのサプリは逆効果ということになりますでしょうか?
    どちらにせよ、久しぶりに血液検査をしてみようかなと思っています。

    • タクボ エミ より:

      美憂さん、コメントありがとうございます。嬉しいです。

      年齢的にエストロゲンが減少するのは自然の摂理です。私は自然療法家の端くれとして、自分の身体の声に耳を傾けて、受け入れ、抗わないことも1つの選択だと信じています。自分は更年期で体にとってはエストロゲン過剰気味なんだと理解すると、色々な不定愁訴にガッテンします。

      ホルモン補充療法は、逆効果というより、原因の捉え方が違うのでアプローチ方法が違うというだけです。数値的に足りないものを補ってやり過ごすか、身体の進む方向を認めて受けいれやり過ごすか、どちらの選択も正しいと思います。

      ホルモン補充療法も1つの選択として、そのメリットとデメリットを理解することが大切だと思います。

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