体の悩み

元泌尿器科看護師がススメる結石の痛み対処法とその予防策について

 

生活習慣病の改善をサポートする保健師でホメオパスの清瀧です。

看護師時代、腎臓結石の痛みというものが、麻薬レベルの鎮痛剤を使っても耐えられないほど辛いことを、入院している患者さんを通して知りました。

だから夫の結石からくる痛みの発作が、この方法で驚くほど和らぐ様子を見たとき、日本でこれが知られていないのは、とても勿体ないと思いました。

腎臓結石が尿管を通って膀胱から排石されるときの、あのメチャクチャしんどい痛み、そんな辛い痛みに悩まされたことのある方にこそ知ってほしい情報です。

今回は、日本であまり知られていない結石で起こった痛みの症状を解消する方法と、そもそも結石を作らないためにふだん自分自身で対応可能なセルフケア(予防法)についてまとめてみました。

結石の発作で起こる自覚症状とその特徴

まず、結石の一般的な自覚症状について書き出してみました。

結石の痛みは、世界三大疼痛の一つで心筋梗塞や群発頭痛と同じくらい痛くて辛いと言われています。

こんな症状が起こったら、確かに辛いし不安になりますよね。

【 自覚症状 】

・脇腹から下腹部にかけての突然の激痛 ・背中や足の太ももの痛み   

・血尿 ・冷や汗 ・鼠径部や外陰部への痛み ・吐き気 

・下腹部の違和感 ・身の置き所のない痛み 出したいのに尿が出ない

・腰痛(わき腹に我慢できないほどの激痛が、波のように押し寄せてくる)

・下腹部の違和感 ・残尿感 ・睾丸に響く痛み ・高熱


【 痛みの発作の起こりかた 】

・夜間 ・早朝  ・痛みは通常3~4時間継続

 

結石は、それが腎臓や尿管、膀胱、尿道などどこの場所にあるかによって腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼び方が変わります!

 

結石の痛みを解決する方法

そして今回、この痛みや症状を解決する方法として、私は、ドイツ発祥のホメオパシー療法を紹介します。

ホメオパシー療法とは、似たもので似たものを治す「同種の法則」に基づいています。

これは、ある症状を持つ患者さんに、もし健康な人に与えたときに同じような症状を引き起こす物質を投与して、自然治癒力を刺激するという自然の法則から導かれた考え方です。

結石の痛みを持つ人には、もし健康な人に与えたときに同じような痛みの症状を引き起こすレメディ(ホメオパシーの薬)を投与し、自己治癒力を刺激することで、痛みを和らげ、排石を促します。

現代医学での結石に対しての対処方法は、まず痛み止め、結石が詰まっていたら尿管を広げる、それでも結石が大きくてうまく出せない場合は、手術でとりだすのが一般的です。

西洋医学をベースに医学を学んだ私は、はじめこそ、このホメオパシーのアプローチ法に戸惑いました。

でもドイツでホメオパシー療法に出会い、自ら体験し、それがドイツをはじめ、イギリス、フランス、インドなど海外の国々で困った時の対処方法として、当たり前のように生活の中にとり入れられていることを知った今では、ホメオパシーのような症状に対してのアプローチ方法も、全く抵抗がなくなりました。

むしろ、体験を積めば積むほど、ホメオパシーのアプローチ方法について腑に落ちることが多く出会えてよかったと思うくらいです。

やはり困った時の解決の手段は、複数持ってその中からその時に合うものを選べるって大切ですね。

この方法を試したいと思ったら

ホメオパシー療法についてある程度、理解しており、既に活用している人ならば、私が今回提示した「一般的な結石の症状」、「レメディを選択するポイント」、「結石の症状に合うレメディ情報」を参考にして、自分でレメディを選んでホメオパシー療法を試すこともできるでしょう。

しかし、ホメオパシー療法を知らなかったけれど、試してみたいと思う場合は、セルフでレメディを選ぶのは難しいと思います。

ホメオパシー療法で大切なことは、いかに今ある症状と同じ種類の症状を持つレメディを選ぶことができるかなのです。

そのためには、①症状がある人のそれを正確に知ること、②数あるレメディの中からその症状に合うレメディを選べることが大切です。

だから、レメディーを選ぶための知識や経験のあるホメオパス(ホメオパシーの専門家)を活用することは、一番の近道です。やはりホメオパスに相談することをお勧めします。

そして利用する場合は、「ホメオパシーがどのようなものか?」をまず、ご理解いただいた上でホメオパシーを活用してください。

こちらの「ホメネクお悩み相談室」には、たくさんのホメオパスが色々な記事を書いています。ご興味あれば、それらの記事も読んでいただき、それらもホメオパシーを理解する上での参考にするのもお勧めです。

レメディを選ぶために押えておく4つのポイント

これは、レメディを正確に選ぶために必要な情報です。

1.困っている症状は何か?それがどのような種類のものであるか?

結石の痛みならどのような種類の痛みなのか? 例)ズキズキする痛み、焼けるような痛み、放射状に広がる痛み

2. 症状が起こる場所はどこか?

例)左わき腹から太ももにかけて、左側の腰と背中の辺りなど

3. それはどうすれば悪くなるのか?または良くなるのか?

例)朝4時頃に痛みが出てきた、お腹を圧迫すると少し楽になる、排尿した後悪くなる等

4. 症状が起こったきっかけは?その時沸き起こった感情は?

例)仕事でミスをして上司に怒られてすごく落ち込んだ後から、客先で恥をかかされて、ものすごく腹が立った後、など

まずは、自分の体と心に問いかけて、これら1~4の情報を確認しましょう。これらが症状に合った、レメディを選ぶポイントとなります。

でもこれは、病院受診する時も一緒ですよね。患者さんの症状に合わせて医師が、薬を選択する以上に、ホメオパシーではもっと詳しく、その方の個別性を知るための情報収集をおこないます。

もし、ホメオパシーでできるだけ症状に合うレメディーを摂りたいと思ったら、急性病の症状のレメディ―も、ホメオパス(ホメオパシー療法家)に相談することをお勧めします。

結石で生じる自覚症状に合うレメディ

ここでは、結石の自覚症状で代表的な症状と同じ症状のレメディなどをピックアップします。

●レメディ:同じ症状を選んで自己治癒力を触発するために

Arg-n.(アージニット)

尿道の炎症、尿道が狭くなった感覚、痛み、切られるような痛み、血尿、甘いものを食べると下痢をする

Bell.(ベラドーナ)

急性の尿路感染症、膀胱に何かが動いている感覚、血尿、厚く、赤く、ズキズキして焼けるような痛み

Berb.(バーバリスブイ)

縫うような、焼けるような、ズキズキするような痛み、放射状に広がる痛み、腎臓に泡立つようなただれたような感覚、膀胱の痛み、排尿時に大腿部と腰部に痛み、腎臓の左側が痛む、血尿を伴う腎臓の炎症

Canth.(カンサリス)

縫うような、引っ張られるような、腎臓全体が切られるような焼けるような激しい発作、直に排尿したいと思う感覚と共に強く痛む、血尿、排尿前、排尿中、排尿後に切られるような感覚、左側の痛み

Lyc.(ライコポディウム)

排尿前の背中の痛み、排尿後に消える、腎臓の右側が痛む

Nux-v. (ナックスボミカ)

発作的な排尿時の痛み、血尿、腎臓のに周期的に反復して起こる発作的な痛みが生殖器へと広がる、排尿中に膀胱頚部の痛み

Tabac.(タバカム)                             

腎臓に周期的に反復して起こる発作的な痛み、左側の痛み、尿管に沿って起こる痛み

 

●マザーチンクチャ―:弱った腎臓の機能回復をサポートするために

Urt-u.(アーティカウーレン)                         

焼けるような、刺すような痛み、浮腫みを伴う、腎臓結石

Gali.(ガリウムアパ)                              

尿が出づらく、排尿時に焼けるように痛い、尿砂、結石

 

●ティッシュソルト(ホメオパシー版サプリメント):身体のミネラルバランスを整え、結石を予防するために         

Calc-p.(カルクホス)                             

尿砂、結石、膀胱に結石、結石の再形成を防ぐ。

病気に対する考え方

これらのレメディを摂ることで、身体の中の治す力(自然治癒力)が高まり、痛みなどの症状が軽減します。

また、今回は、腎結石の急性症状を想定し、レメディーをご紹介しました。しかし腎結石は、本来は慢性病です。

痛みなどの急性症状が落ち着いたあと、体質改善しない限り、何度でも繰り返し発症する可能性があります。

ホメオパシーには、急性病と慢性病という考え方があります。

急性病とは、冷たい風にあたって急に熱をが出たり、ここでいう結石という石が、腎臓から尿管を通り、膀胱から尿道を通って排石する間に、突然生じる痛みのように、急に発生する症状による病気です。

慢性病とは、不定愁訴や季節的に出てくる病気、気がついたらずっと患っているような病気のことで、腎臓にできる結石も、排石しても、また結石を作ってしまう、その結石を作りやすい体質で生じる傾向、腎臓結石が、常に作られてしまう体質による病気であり、慢性病となります。

急性病の痛みの発作は、セルフケアで何とかできますが、結石のできやすい傾向を改善するためには、慢性病に対する対策が必要です。このように体質改善や、遺伝的にかかりやすい傾向に対して対応したい場合は、ホメオパシーをお試しいただくのも一つの方法です。

現代医療での結石で生じる症状の対処方法

因みに現代医療では、痛みに対して強めの鎮痛剤を使い、しっかり水を飲んで自然排石を待ちます。

また尿管を広げる薬を使って、尿管に詰まりかねない結石の排石を狙います。

もし結石の大きさが1㎝以上ある場合は自然に結石が動いて尿と一緒に排泄される可能性が低いので、結石を除くための積極的除去術(手術)を勧められます。

 

結石を予防するために

痛みの発作が治まっている時期は、日常生活面に留意して結石のリスクを減らすチャンスです。日常生活の中に取り入れセルフケアを実践していきましょう。

1.水分をとる

1日2リットル尿量を増やし、石の排出を促すために積極的に水分を取りましょう。
水分としては、麦茶番茶などがお勧めです。

煎茶コーヒー紅茶などには結石の成分となるシュウ酸の含有量が多く清涼飲料水甘味飲料尿中へのカルシウム排泄量が増えるために、結石が出来やすくなります。飲み過ぎには注意しましょう。

2.シュウ酸を多く含む食品を摂りすぎない!

切ってからたっぷりの湯で茹でる」(シュウ酸は水に溶けるから)、「食べる量や頻度を減らす」シュウ酸を摂りすぎないように工夫をしていきましょう。

【 シュウ酸を多く含む食品 】

お茶、コーヒー、紅茶、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーレタス、サツマイモ、なず、タケノコ、バナナ、チョコなど

3.カルシウムは一定量とる

カルシウムは結石の原因となるシュウ酸を排泄してくれます。

【 カルシウムを多く含む食品 】

小松菜、チンゲンサイ、いりごま、シシャモ、干しエビ、ちりめんじゃこ、焼き豆腐、ガンモドキなど

4.クエン酸を摂る

クエン酸シュウ酸とカルシウムが尿中で結合するのを抑え結石を予防します。

【 クエン酸を多く含む食品 】

ミカン、夏みかん、レモン、グレープフルーツの柑橘系、酢、梅干し、じゃがいも、いちご、トマトなども食べて結石を予防していきましょう。

5.体重を増やさない

特に女性は、体脂肪が男性に比べて多いので、体脂肪が増えることで、腎結石の発生頻度が高くなります。体重は、増やし過ぎないように、増えている場合は、ダイエットしましょう。

6.不都合な自覚症状は自分の健康を知るチャンス

ふだん、私たちは痛みなどの不都合な症状が出ると、それを嫌がったり、怖がったりします。

でも少し考えてみましょう。これらの不都合な症状のおかけで、それ以上無理することなく、休むことができるのです。

不都合な症状が出なければ、身体の異変に気付くことなく無理を重ねます。

ですから、本来は、症状は「ありがたい」ものなのです。新型コロナウイルスの発生以降、それ以前ほど、体調を押してまで無理することはなくなりました。

時には「いつもがんぱってくれてありがとう」とご自身の体へ声をかけ、お身体をいたわってくださいね。

この不都合な症状は、自分自身のカラダのサインに気が付くチャンスでもあるのです。

本日は、以上です。これらの情報を活用して、生活の質(QOL)を上げていきましょう。

ABOUT ME
清瀧 聡
ドイツ在住時、交通事故後の後遺症をキッカケにホメオパシー療法を知り、自らの後遺症だけでなく、子ども手指の骨折が信じられない速さで回復したことからこの療法に関心を持ちました。保健師として長年、生活習慣病の改善方法についてのコンサルテーションを仕事としており、ホメオパシーを活用することで、未病による不調も併せて、一人でも多くの方が、元気に健康でいられるよう、私のように困った症状が改善されない方、婦人科系の症状に悩んでいらっしゃる方に知っていただきたいと思い活動しています。看護師、保健師、JPHMA認定ホメオパス/インナーチャイルドセラピスト

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