体の悩み

育児は究極のヨガ

ホメオパスヨギニ 松実里玲です。私はヨガを始めてから20年、ヨガのティーチャートレーニングであるRYT200を取得してから、もうじき10年になります。元々身体が柔らかい訳ではなく、運動も苦手な私が、身体の不調を患った事がきっかけでヨガを始めました。今ではヨガは日課になり、欠かせないものとなっています。

ヨガをする理由

痛めずケガをしないヨガを目指して

ヨガを続けていられるいちばんの理由、それは気持ちがいいから。今朝もちょっと腰痛があるなぁ、と感じたのでヨガを行なって改善させたりしました。畳約一畳分ほどあれば行える、気軽な自己整体法がヨガだと思っています。肩凝り、腰痛、頭痛、脚の疲労回復も全てヨガで身体の調整出来るんです。ただ、重要なのは”無理しない”こと。ヨガで身体を痛めた、怪我をした、という事もあるんです。これではヨガを嫌いになってしまう。とは言っても私もちょっと無理してポーズの練習をしてしまいハムストリングを痛めた経験が・・・😅だからこそ言える、無理せず、痛めず、痛気持ちいいくらいで行いましょうということを。

「究極のヨガ」

産後のメッセージ

今から7年前に私は出産しました。SNSに出産を報告し、その時にもらった印象深くて、心に響いたメッセージが今回のブログタイトル「育児は究極のヨガ」です。それはヨガのティーチャートレーニングの時にお世話になった先生から頂いた言葉でした。彼女はその時すでに二児の母で、芯の強さを感じる背の高い姉さんタイプの先生(年齢は私より若いですが)そんな先生がくれた言葉が、「育児は究極のヨガですよ」なんとも深い言葉、その時には「ほおぉっ」と思っていたのですが、時が経つに連れ、この言葉がしみじみと身に沁みてくるのです。

子育ち

人間の赤ちゃんと動物の赤ちゃん

よく子育ては「子育ち」と言われますが、これは親が子どもに育てられる、”親育ち”という意味です。子どもを持った今、この言葉は本当にその通りだと思います。そして子どもは3歳までに一生分の親孝行をする、と。その可愛らしさだけで親孝行している、という事だそうです。余談ですが、現在7歳の娘が幼い頃より可愛いと感じている親は私くらいでしょうか?なんでも理解出来るようになり、会話が成り立つ今が楽しいし、可愛く愛しいと感じます。

人間の赤ちゃんは動物の赤ちゃんとは違い、自立までに長い時間が掛かります。私は小学生の頃に酪農体験ツアーに行き(北海道ならでは?)牛の出産に2度、立ち会ったのですが、牛の赤ちゃんは産まれた時から既に身体が出来上がっており、直ぐに立ち上がろうとします。それに比べて人間は産まれてから1年くらいでやっと立ち上がり、ヨチヨチと歩けるようになります。一人で何でも出来るようになるのは、そこからまだまだ先の事。もちろん牛と人間では寿命も、生きていく環境も違うので比較になりませんが、それでも直ぐに一人では生きていけない存在、人はなんとも危うい生命体だと感じます。

”ヨガ”の意味

哲学

ヨガという言葉には「縛る」「結ぶ」「結びつける」「〜をつなぐ」「注意を導き、集中する」「使い、活用する」などの意味があります。また「結合」「交わり」を意味し”我々の心と神の心の真の結合”=”神の心を自分の心にすること”、という意味を持ちます。ヨガでの最終目標は”解脱”=”完全なる自由”です。ヨガの道に従い真理を探求する修行者を、男性の場合はヨギ、女性の場合はヨギニと呼びます。      *「ハタヨガの真髄」より。

”ヨガとは苦しみと悲しみからの解放を意味する”とヨガ哲学書「バガヴァッド・ギーター」には記されています。

私がヨガのティーチャートレーニングを受けた際に同期だったメンバーは、私を含め「来世は産まれて来たくない」人たちが多かったです。要するに解脱したい、ということですね。そこには”生きづらさ”があるのでは?と思います。日本人の死因を世代別に見ると15歳から30代までの若い世代では自殺が1位。私の周りでも10代の娘さんが「死にたい」と言ってる、とか、30代前半の奥さんが鬱状態で死にたがっている、とかを耳にします。確かに私も中学生の頃、ノストラダムスの予言が当たって、地球が滅亡すればいいと思ってました😅それでも自分の子どもや、若い世代の人たちが、そんなことを思っていたら悲しいです。人生に絶望しているとしか思えませんから。

前向きな諦める

母親への感謝

ある時、4人のお子さんがいるというお母さんに、子育てについて話を聞いた時に、そのお母さんが言った言葉です。「諦める事が大事かなぁ」と。この言葉を聞いてちょっと衝撃的だったのですが、確かに子育てに諦めはつきもの。妊娠した時点で母親は諦める事だらけ、やりたくてもやれないことだらけになります。お酒を飲む事、タバコを吸う事、不摂生する事、ハイヒールで歩く事、その他多くのことを諦めなければいけません。私が出産した助産院での指導では更に、17時以降にスマホを見る事、本を読む事、小麦を食べる事、甘いものを食べる事、夜更かし(22時には就寝)、本当に修行でした💦そしてこの修行、子どもが産まれてからはもっと過酷になっていくのです😭世の中のお母さんは、しれっと涼しい顔でこんな苦行を行なっていたのかと思うと、お母さんありがとう!しかありません

私は若い頃は、仕事ばかりで、自分のためだけに生きていました。高齢出産で自由な時間を長く過ごしていたお陰で、子どもが出来てからの忙しさ、時間のなさに愕然とし、今は初めて誰かの為に生きている、という実感があります。まさに修行、自由とは真逆な世界へと一変したのです。そしてその不自由さの中から生まれる感情、感動、新しい体験をくれるのが子どもの存在でもあります。

癒しのエネルギー

笑顔をくれる存在

子どもは周りを笑顔にしてくれる。娘が4歳の頃に私の母が亡くなりました。母が入院していた病室に子どもは入れなかったので、最後に孫に会わせてあげられなかった事は今だに残念だと感じます。私の妊娠を知らせた時、母は本当に喜んでくれました。それまで孫がおらず、おそらく自分に孫が出来るなんて思っていなかったようです。(私も高齢でしたので尚更、期待などしていなかったでしょう。)「孫が中学生になるまでは生きていたい。」と生前は親しい友人に話していたそうです。今は向こうの世界で小学生になった孫を見ているのでしょう。話は戻りますが、そんな母の葬儀に4歳の娘の存在が参列者を癒してくれました。ただそこに居るだけで皆を笑顔にしてくれる娘の存在は、本当に有り難かったのです。これは大人には真似出来ないことです。子どもの放つエネルギーは眩しくて、元気をくれるのです。

これまで子どもが好き!とは決して言えなかった私ですが、子どもを産んでからは人の子どもも可愛く見えてきました。だからこそ本当の意味で大切に育てたいし、大人がこれからの世代を担っていく彼らを守っていかなくてはいけないのです。

色々な感情と体験をくれる子ども。これまでの経験や生き方を簡単に覆してくれる育児という大仕事、間違いなく私の人生を大きく変えた人生の一大イベントです。まだまだ修行の身のヨギニですが、いつか”完全なる自由=解脱”を目指して、子どもから教わる毎日を生きています。

日本ホメオパシーセンター高知
ヨガもこちらのサイトから✨

ABOUT ME
松実 里玲
北海道出身、高知県在住。ヨガインストラクター、ホメオパシー療法家として活動しています。2010年にホメオパシーを学ぶため渡英。2016年に出産。幼い頃から西洋医学の薬が合わない身体のため、ホメオパシーを知った時にはこれだ!とピンときました。ホメオパシーが日本でより拡がる事を祈ります。

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