こんにちは。子どもたちの「心からの笑顔」を応援する千葉在住ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト伊藤真愉美です。
学校に行かない子どもが増える時代
2020年以降、学校に行かない子どもが増えるのが当たり前の時代になってしまったようです。
コロナ禍で、社会全体を覆った重苦しい不安やおそれは学校に広がりました。
マスクをする息苦しさや、友達と自由にコミュニケーションが取れない不自由さ、これまで以上に規範を守らなければならない窮屈さなど、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わりました。
そんな中で子どもたちに不安や緊張が生まれ、学校へ行きたくない子どもが増えるのも当然かもしれません。
ここ2-3年で、幼稚園児から高校生までお子様の体調不良を伴う不登校に関する健康相談が増えています。
症状は、朝になると起きれない起立性調節障害や、腹痛、下痢、頭痛、疲れやすさ、不安症、落ち着かなくてイライラするなど様々です。
≪私の経験≫
我が家でも10年にわたる海外生活を経て日本の進学校に入学した息子が学校になじめず、よく休んだなあと思いだします。
その時私は、このまま学校に行かないとゲームにはまって昼夜逆転したり、人間関係を結べない大人になってしまうかもしれないと考えました。
また、学習の遅れから、一般常識のない大人になるかもしれないとか、引いては社会に出ても通用しない大人になるかもしれないなど、とても心配したものです。
でもそれは、子どもを愛するが故の母の「妄想」でした。
その息子も自分の道を見つけ社会人となり、毎日忙しくも楽しそうに過ごしています。
子どもが学校に行かなくなる背景や原因はそれぞれです。
「これをすれば解決!」とはいきませんが、なかなか一筋縄ではいかない経験を経て、またクライアント様の健康相談を通して、あの時こうすれば良かったと思うことをお話しします。
親ができる6つのアプローチ
子どもが学校に行く、行かないに一喜一憂しない
子どもが学校に行かない選択をするには理由があります。
成績が上がらない。
友達関係がうまくいかない。
周りの期待に応えようと頑張ってきたが限界が来てしまった。
引いてはいじめなど。
学校に行かないことで、じぶんを守っている子どももいます。
くたびれ果てた子どもには回復する時間が必要です。
≪私の経験≫
「この子はこのまま学校を休み続ければ、社会に出ても通用しない大人になるかもしれない」などという私の心配は「妄想」で、この妄想はとてもネガティブなエネルギーでした。
そしてそれは見えないけれども意外と大きくて重くて、子どもが立ち直って前に進もうとする力を逆に引っ張っていたように思います。
「この子は人生のこんな早い時期に、自分と向かい合える機会を得たんだ!これは、自分を知り、自分らしく人生を生きる軸を得る大きなチャンス!」
そうとらえ、ポジティブなエネルギーを送ってあげられるといいですね。
お母さんの愛が、ポジティブなエネルギーとして届くと、子どもは受け入れられていることに安心し、その成長を助ける大きな追い風となります。
自分を責めない。
周りの評価なんて、この人たちと一生付き合うわけではないですから、気にすることはありません。
お母さんが自分の生活を充実させて、生き生きと生きることも大切です。
「子どもは子ども」
自分の人生を選択して歩んでいることを受け入れ、お母さんもお母さんの人生を楽しんで生きる姿を見せてあげましょう。
「お子さんがつまずいた時こそ、母も子どもも大きく成長するチャンス!」
お母さんが変わると子どもが変わる。または、お母さんが変わらないと子どもは変われない。
これは自分もそうでしたし、健康相談会でいつも感じている真実です。
子どもの居場所はここだけではないと意識する。
この学校に行けなくなったら終わりだ……、なんて思っていませんか?
まずお母さんが、子どもの居場所はここだけではない。そうこころから思えることが大切です。子どもの居場所なんていくらでもあります。
≪私の体験≫
当時、私はよく息子にこう伝えていました。
「たとえこの学校に居場所がなくても、そこだけがあなたの居場所ではない。あなたが楽しい、ワクワクすると思える場所はいくらでもあるよ。だからどうしてもいやなら、場所を変えればいいから一緒に探そう。」
ということで、実際息子に合いそうな学校や居場所を探しました。
結局息子は、「僕はここから逃げたくない。もう少しここにいる。」と決めました。
そして、最終的には友人や先生に恵まれ、大満足で卒業しました。
「逃げてもいいんだよ」というメッセージにはほっとしたと思います。
否定されず温かく受け入れられる居場所、貴方は素晴らしいと受け入れられる居場所。
その場所は必ずあります。
学校の先生に相談すると、いろいろ教えてくれるかもしれません。
学校内フリースペース、フリースクール、教育支援センターやほかの学校、塾や習い事、家庭教師など。
多角的に探してみましょう。
一人で悩まない。
同じ悩みを持つ親とつながりましょう。
自分の子どもが学校に行かなくなっても孤立しないでください。
学校の先生やカウンセラー、フリースクール、教育支援センターなどでピンと来なかった。
そんなときは、不登校の子供を持つ親同士で情報交換する「全国の親の会」があります。
同じ悩みを持つ者同士だからこそ、共有できたり励ましあえたり、解決法が見つかることもあります。
(リンクは最後に添付しました。)
生活習慣をととのえよう。
こんな基本的なことに気を付けてあげましょう。
お子様はしっかり太陽を浴びて体を動かし、睡眠を取れてますか?
栄養のある食べ物を食べてミネラルは補給できていますか?
腸活をして便や尿、汗をしっかりかけて老廃物を出せていますか?
呼吸は浅くなっていませんか?
深呼吸は、不安を減らすことに有効です。
ゆっくりと息を吐ききってから、思い切り息を吸う。
4秒止めてゆっくりと吐く。
この呼吸法を1回5分、朝昼晩1日3回お子様と一緒にやってみましょう。
子どもの内的な要因を観てみよう。
コロナ禍での社会的不安や緊張という刺激に反応して、不登校になる子どももいれば、ならずに日々を過ごす子どももいます。
ということは、どちらが良い悪いということではなく、刺激に対しての敏感さの違いと言えるでしょう。
要因が見つからないことも多々ありますが、要因は子どもの内側にしかないという視点から、外に向いた意識の矢印を内側に向けてみましょう。
環境の刺激に反応してしまう要因を子どもの中に探しましょう。
子どもは基本的に未来に向けて成長しようとする生き物です。
学校に行かないのは、以下の理由が考えられます。
①繊細な子供(HSPハイリーセンシティブパーソン)
周りの子ども以上に繊細なセンサーを持っていて、自分を守ろうとしているのかもしれません。
繊細な子どもほど意識の矢印の多くが外をむいていることが多いです。
〇〇ちゃんが、先生に怒られた。
クラスでみんながうるさくて嫌だった。
〇〇ちゃんはきっと私のことを嫌いだと思う。
周りで起こることや人の発言、ひいては周りの人の意識まで敏感に感じ取り、疲れ果ててしまうんですね。
このセンサーは、遺伝的な傾向もありますが、予防接種や薬、添加物など老廃物が多ければ多いほど過敏になる傾向があると思います。
②感情の抑圧
お子様は感情を出せていますか?
お子様とたくさん話しましょう。学校のことだけでなく、また学校のこともなぜ行きたくないのか、批判したり諭すことなく、ただただお子様の立場に立って話を聞いてあげましょう。
成長の過程で、自分の気持ちを表現することが苦手な子どもや、両親や周りに気を使って生きてきた優しい子どもがいます。
その子たちは、自分でも自分の気持ちがわからないということも多いです。何か言葉にできない漠然とした不安やおそれを持っているのかもしれません。
「みんなと給食を食べるのが嫌だ。」
「算数の授業が嫌だ。」
そんなときは、ただただ寄り添って話を聞いてあげ、取り除けるものを取り除くことで良い方向に向かうきっかけになることもあります。
表面の障害を取り除いてみるとその奥に、それでも残る何か言葉にできない漠然とした不安やおそれがあるならそこにアプローチしましょう。
③妊娠出産のトラウマ
これはホメオパシー特有の見方かもしれませんが、妊娠出産時の恐怖体験が影響している場合もあります。
妊娠中に切迫流産で安定しなかった。
出産時に急に帝王切開になった。
難産でなかなか生まれず鉗子分娩だった、など。
この様な出来事が、子どもの怖がり、不安感につながり、新しいことにチャレンジできないことにつながっているケースもあります。
帝王切開で生まれた恐怖の強い子には、Aco.アコナイトがとてもよく効き、チャレンジできるようになりました。
鉗子分娩で皮膚が痒く、学校に行きたくないと怒ってイライラしていた子どもには、staphスタッフサグリアが良かったです。
過去のトラウマまで癒せるのはホメオパシーの素晴らしい点です。
④生い立ちの中で出来上がった価値観からのストレス
例えば、失敗してはいけない。
周りと同じ様にできなくてはならない。
結果を出さなければならない、など。
このような考え方が自分自身を窮屈にして、そうできなければならないプレッシャー、できない自分を責める自己否定をしていませんか?
子どもだけでなく、お母さんも同じ価値観で苦しんでいることが多いです。
子どもが学校に行こうが行くまいが、母であるあなたは最善を尽くしていることを思い出しましょう。
それは未熟かもしれず、失敗するかもしれませんが、そこには子どもへの愛しかないはずです。
そして、どうぞお子様に学校に行かなくても、〇〇ができなくても、〇〇に負けても、「あなたはあなたのままで最高だ」と伝えてあげてください。
ありのままの自分を大好きになるために役に立つフラワーエッセンス
フラワーエッセンスは1930年代に、医師でホメオパスでもあったエドワードバッチ博士が開発した自然療法です。水に朝摘みの花を浮かべ太陽に充てて、花に宿る見えないエネルギーを水に転写して作ります。
今回ご紹介するファーイーストフラワーエッセンスは日本人には、日本の花のフラワーエッセンスが親和性が高いのではないかという考えに基づいて、日本の植物から作られています。
フラワーエッセンスは母のように私たちの本質と共鳴し不調和な状態から本質へと優しく導いてくれます。
下記のフラワーエッセンスは消耗して疲れた心を、また不安でいっぱいな心を、自分に自信を持てない心を、優しく癒して元気にしてくれます。
ぜひ、使ってみてください。
使い方:舌下に2プッシュ落とす。朝昼夜1日3回とってください。人によって反応する期間は異なりますが、慢性の症状でしたら、3週間から1か月続けてみてください。
クズ
心身に大きなダメージを負い、消耗した状態。感情的精神的にもつれて、混乱して、本質や方向を見失っている時に取るとよい。
>バイタリティ、生きる情熱、たくましさが出てきて、葛藤が解消される。
精神やオーラなど各層の保護と修復。トラウマからの回復が期待できる。
ノイバラ
生真面目すぎて批判的になり肉体的精神的に傷つき自信喪失した状態に取るとよい。
自分を肯定し、自分を大切にして、子ども心で生き、日常を楽しむことができる様になる。ハートの活性化。
ビワ
不安感があり、他人に対する不信感がある。自己卑下し、自分に自信がなく、何をするにも躊躇ってしまったり、無関心になってしまう時に取るとよい。
安心してこの世界にいられる感覚を持ち、他者を深く信頼して、気楽に人や物事に臨めたり、他者への慈愛が溢れ出す。
キンモクセイ
気分の落ち込み、重さ、嫌なことが起こりそうな予感や悔しさがある時に取るとよい。
気分が軽く明るくなり、清々しさやワクワクを感じて気持ちが上がる。明るく楽天的な見方、未来への希望や期待。太陽の下にいるような幸福感を持てる。
お子様のこころとからだのバランスを取り戻すために、ホメオパシーは助けになります。
不登校が長期にわたって体の不調がある場合、お子様の内側にある要因にアプローチしたい場合は、お近くのホメオパスの健康相談会を受けてみて下さい。
お子様とご両親が「心からの笑顔」を取り戻しますように。