みなさま、こんにちは。
ホメオパスでホリスティック ドゥーラⓇの大田原恵です。
2025年最後のホメネクブログとなりました。この1年、みなさまはどんな年だったでしょうか?
そんな1年の締めくくりに、お悩み相談とはちょっと違うのですが、ホメオパシーのキーワードの1つである“水”にまつわる私の体験談を書かせてください。
今年2月にバリ島で受けたウォーターセラピーと、その後私の身体や日常で起きた大浄化と、水の不思議について綴りたいと思います。
バリ島の水にひたりまくるウォーターセラピー
そのお誘いが来たのは、今年1月のことでした。
「バリ島で水と一体になるウォーターセラピーを企画しています。素晴らしい体験が待っ
ていますよ。参加しませんか?」
これは以前、友人たちと自主上映会を開催したドキュメンタリー映画『マザーオーシャン』
(イルカやクジラ、自然なお産を描いた記録)の主人公である、日本人フリーダイバーの
レイナさんと、フランス人ウォーターセラピストのロロさんのコラボレーションによる
特別なリトリートの案内でした。
「水は命。水は意識。水は大いなるすべてのように、すべての意識とつながっている。
バリの人たちは自分たちの宗教を Agama Trittha(聖なる水)と呼んでいる。
水の中で身体をゆだね、制限からときはなたれると、意識もひらいていく──」

ホメオパスは“水”という言葉に敏感です。「水と一体になる旅」というフレーズに強く
惹かれました。
このブログを読んでいる方の多くはよくご存じかもしれませんが、水は情報を記憶する
物質です。その仕組みを利用しているのがホメオパシーです。
植物・動物・鉱物のもつそれぞれの周波数(情報)を水に記憶させ、感情や身体と共鳴するレメディをとることで、エネルギーの歪みを自ら修正していくというユニークな療法です。
人間の身体の約60%は水でできています。水がなければ私たちは生きていけません。
生命の誕生は海=水からと言われていますね。
私はもともと水が大好きです。2年前、石川県能登島で野生のイルカと一緒に泳ぐ体験を
して以来、イルカという存在をより理解するためにも、水と仲良くなりたいし、水の謎
にも迫りたいと願っています。ですからこの企画は私の好奇心をかなり刺激しました。
しかし現実的にはすでに仕事の予定も組んでいるので、次の機会があればその時にでも…
という気持ちでスルーしていたのです。
ところが、行く気ゼロだった私にまるで導くかのような奇跡の連続が起こりました。
気がつけばバリ島に向かう流れに乗っていたのです。
──完全に、バリの聖なる水に呼ばれたとしか思えません。
そうして仲良しの友人たちと日米仏の多文化チームが現地に集合し、水と一体になる旅
が始まったのでした。
神々の島のあらゆる水にふれ振動しまくる
バリ島に到着した翌日から、体育会系の部活の合宿のように毎日水にひたりまくるスケジュールでした。
まず初日は聖なる水の儀式“ウォーターセレモニー”が待っていました。
バリは神々の島。自然を敬い神様への祈りがあふれている土地です。早朝、田んぼに向かって祈りを捧げている女性の姿を見かけたのですが、その美しさに感動しました。家の入り口や道路には、色とりどりのお花や葉っぱで作られたチャナンと呼ばれるお供えが置いてあるのが慣習です。
島の約9割はバリヒンドゥー教徒で、神聖な寺院の中に入る時には必ずサロンと呼ばれる布を身に付けなければなりません。私たちも入り口でサロンをお借りし、さらに儀式用のサロンに着替えてからウォーターセレモニーがはじまりました。
マスターにマントラを唱えてもらい、お香を炊きながら聖水や花びらを頭にかけてもらいます。
そして陰陽に分かれている湧き水の中に入っていくのですが、陰=女性性のエリアでは自分の中にある不要なものを流し、陽=男性性のエリアでは受けとることをします。朝の早い時間帯なのでそれなりに水の冷たさも感じました。
儀式の手順を教えてもらい、決まった数だけ水を飲んだり、口に含んだ水を出したり、頭にかけたりするのですが、途中で何回目だか分からなくなりました。後で聞くと、みんな同じ思いをしていたようです。
この時の不思議な感覚としては、陰=女性性のエリアでは、自分の中から懺悔する様な気持ちが何度も湧きあがってきたことでした。陽=男性性のエリアでは、それが軽やかに感じられたので浄化されたのかもしれません。
最後にマスターから祝福を受け、赤、白、黒の紐を手首につけてもらいました。
色にはそれぞれ意味があります。
赤は誕生=ブラフマ神、白は変容=シバ神、黒は繁栄=ヴィシュヌ神をあらわします。紐が自然と切れるまでずっと身につけたままにしておくのですが、今のところまだ切れてはいません。
神聖な水の儀式で身を浄めた後は、プールでのウォーターセラピーのワークが始まりました。

プールの水は人肌に温められていて、まるで羊水のようなイメージです。とてもリラックスします。 私たちは水に身をゆだね、ぽかん浮かんだり、グルグル回ったり、潜ったり、水の中での感覚を味わいました。
ただ水に入っているだけでもかなりのエネルギーが消費されます。それを表すかのようにお腹もすくし、心地よい疲労感で毎日よく眠れました。
一番印象的だったのが、REBORN=お母さんのおなかの中からこの世に生まれる時の“追体験”をするワークでした。
水の中でみんなで薄い布を左右から持ち、産道に見立てたトンネルのようなものを作ります。
そして赤ちゃんがお母さんの子宮から産道を通って外の世界に生まれる“誕生の瞬間”を1人ずつ
再現するのです。
布の上に寝転び、あとは自分のペースで進んでもよし。止まってもよし。ダンスしてもよし。
自由演技のように産道を進み、最後はこの世に生まれ落ちます。
その時赤ちゃんをやさしく受け止めてくれるのが助産師役のロロさんです。
たまに生まれた瞬間を覚えているお子さんがいたりしますが、ほとんどの人は忘れてしまって
いますよね。でもこの追体験はそれぞれ個性がありとてもドラマチックでした。
あっという間に産道を通ってスルリと生まれた人もいれば、 ゆっくり少しずつ時間をかけて進んでいく人、 何かを思い出したのか号泣している人など(実際に産まれた時の記憶がリアルに甦ったのかもしれません)
それぞれの波長が共振し私たち全体をつつみこんでいった様で、気がつけばみんなが感動の涙で溢れていました。
ちなみに私は逆子で生まれているので、今回は頭から生まれます!と宣言してから産道を進むことにしました。
布の上でじっと動かずに身体を丸くするのが心地よくて、進んでは止まる。を何度か繰り返していたのですが、実際母の話しでは、陣痛がきて病院行ったらお産が進まなくなり、途中で促進剤を入れられた。と言っていたのを後から思い出しました。
そして宣言どおり、今の私は頭から生まれるつもりでいたのですが、生まれる瞬間自然にくるりと一回転してしまったので、結局足から生まれるという結末。
ロロさんには「これがあなたのスタイルね」と言われましたが、私はどうしても逆子でこの世に生まれたかったようです。
プールでの水のワークの他に、ダイバーに人気のある海辺の町アメッドに移動し、レイナさんにサポートしてもらいながらフリーダイビング(素潜り)やシュノーケリングで、海の水との一体感を楽しみました。
また、聖なる水が湧き出ているカンポラントのダイナミックな滝に打たれたり、突然スコールのような激しい雨と雷に歓迎されたり、最初から最後まで水にふれない日がないほど“水三昧”の日々でした。
帰国後 人生初レベルの大風邪 “大浄化まつり”
初めてのバリ島で初めてのウォーターセラピーを体験し、ものすごく満たされて帰国したのですが、帰るちょっと前から喉がイガイガして風邪をひきそうな気配を感じていました。
もちろん旅のお共の必需品、レメディーキットは持参していますから、アコナイトやファーランフォスなど炎症の初期に良いレメディーをとっていました。
しかし帰りの機内では少し咳が出始めていたのです。狭い空間なのでまわりに気を遣いながらもなんとかやり過ごし、無事に家までたどり着いてからまもなく、人生で経験のないほどの大風邪をひくことになりました。
私は子供の頃から熱が出せないタイプです。この時もちゃんと計ってはいませんが、38度も出なかったと思います。それよりも鼻水、痰、咳が止まらず家中のティッシュが瞬く間に無くなっていきました。
普段の私なら、風邪をひいてもせいぜい1週間か10日もあれば十分治るはずなんです。
でもこの時はとにかく尋常じゃないほどの排泄の嵐でした。レメディもアーセニカム、ブライオニア、フォスフォラス、ポースティーラ、ネイチュミュア等々沢山取りました。
ある時咳をしすぎて、肋骨にヒビが入った???と思うような背中の痛みを感じ、まるでお婆さんのようにそろそろしか歩けなくなりました。こんな経験、これまで一度もなかったことです。
肺の底の方にゼロゼロと固まった自分の怨念の塊みたいな何かがあるのを感じたのですが、かなり深過ぎて、ちょっとやそっとでは出てくる気配がありません。
とにかく私のボディーはガタガタでした。
モノも壊れまくる破壊と再生のメッセージ
こんなタイミングでこれほどボロボロになるなんて、まさにウォーターセラピーの浄化作用に間違いありません。水の振動によって身体の奥底にこびりついていた不要物がワラワラと浮き出てきたかのようです。
水の力恐るべし!(一緒に旅した友人はもっと大変な浄化まつりに見舞われていました)
そして身体の浄化作用と共に、いろいろなモノが壊れまくる“破壊まつり”もスタートしました。
長年愛用してたオーブンレンジが突然壊れ、気に入っていた食器も次々に割れ、破壊現象が続くのです。
家にも浄化の流れが来ていると感じた私は、家中の照明器具、古びた棚、お風呂のフタなど、とにかく気になったものを次々に新しく買い換え、壊れる前に先手?!を打つ作戦に出ました。
そんなある日の朝、仕事に向かっていた時に想定外の事件が起こりました。
道路の端っこに側溝があるじゃないですか。溜まった雨水を流す為にある排水用の溝です。穴の開いているフタ があって、その穴から雨水が下水に流れていくようになっていますよね。
そのフタの穴に、自分の携帯を落としてしまったのです!
なぜか手から携帯がスルッと滑り落ち、道路に落ちてから1回バウンドして、側溝のフタの小さな穴にホールインワン!そんなことってありますーーーー?????
一瞬何が起きたかのか分からず呆然としてしまいました・・・が、すぐに頭をよぎったのは
「携帯が水没した~~~救わねばー!」
人間て窮地におちいると火事場の馬鹿力がはたらくって本当です。その側溝のフタは昔ながらのコンクリート製でかなり重厚な造りのタイプ。それなのに私ったらエイヤッ!と自力で外したんですよ。今でもアレが持ち上げられたのが信じられません。
フタを外して私の目に飛び込んできたのは・・・水没していない携帯の姿でした。安堵。
落ちた場所にはたまたま水がなくて、ちょっとズレていたら水浸し。不幸中の幸いとはこのことです。
しかし底までは結構な深さがあり、私が手を伸ばしても携帯には届きそうもありません。そこですぐ隣にあった焼き鳥屋さんに駆け込み助けを求めました。このお店、夜しか営業していないのですが、朝から仕込みのために従業員さんがいらっしゃったんです。これも不幸中の幸い。
出てきてくれた女性のパートさんに事情を話すと、「えーーーーっ」と驚かれ(そりゃそうですよね)何か長い棒をお借りしたいと告げると、すぐに掃除用のモップを持ってきて下さいました。
それを借りて携帯の救出を試みたのですが、穴からすくい上げることは難しそうです・・・すると先ほどのパートさんが調理用のバットを持ってきて、深い穴に身体を突っ込み、バットですくい上げてくれたではありませんか。
奇跡のような救出劇。しかも、携帯を落としてから拾いあげるまでものの5分もかかっていないんです。もう神さまですよ。ありがたくてパートさんを拝みました🙏
その後も道端で変な宗教の人に声を掛けられ勧誘されそうになったり(もちろん断りました)弱っている私を試すかのような、大小様々な出来事が押し寄せてきたのでした。
それから1ヶ月近くかけて身体も元気になり、恐らく入ったであろう肋骨のヒビも修復された春、 また不思議な現象に遭遇しました。
わが家のマンションの敷地内の木にミツバチの大群がやってきたのです。
(実物写真をご覧下さい)
ニュースでは聞いたことがありましたがとても珍しい現象です。発見した時は我が目を疑いました。 全長約50センチはありそうなミツバチの集団の塊。かなりグロテスクで恐いんです。
ご近所さんによると、昨日あたりから集まりはじめていたと教えてくれました。
そんなこととは知らず、前日の夜すぐ横を通っているんですけどね。真っ暗でむしろ気づかずに済んで良かったかもしれません。
この現象は分蜂(ぶんぽう)といって、女王蜂が新しい巣づくりのために引っ越しをする自然な集団行動だそうです。 1週間程度でまた次の場所へ移動するとのこと。やたら襲って刺すこともないそうなのでしばらく観察していたら、本当に1週間ぐらいで引っ越しました。
また、ミツバチって昔からスピリチュアルな意味があるそうなんです。再生や繁栄の象徴、神さまの遣いとも言われるとか。宗教とも関連があり、キリスト教、ユダヤ教、ヒンズー教などではハチミツを使った儀式が行われるそうです。
破壊の連続からの再生のメッセージ。私にはそう思えました。
「生きている水」と「死んでいる水」水の魔術師シャウベルガーの話し
ところで突然ですが、水の魔術師と言われているヴィクトル・シャウベルガー(Viktor Schauberger, 1885–1958)を知っていますか?
彼は、オーストリアの森林官・自然哲学者で、水の動きやエネルギーに独自の洞察を持っていた人物です。 自然観察者・発明家・思想家 として評価されることが多いですが天才科学者とも言われています。
シャウベルガーは、水には「生きている水」と「死んでいる水」があると言っています。
生きている水とは、自然の中で渦を描きながら流れ、冷たく澄んだ状態を保っている水のことで、例えば湧き水や森の清流など自然界の水はエネルギーと生命力を持っていると考えています。
一方死んでいる水とは、人為的に直線的に流され、ポンプや加熱処理で乱され、自然な渦や冷たさを失った水のことを指しています。水道水や長時間ため置かれた水などがその例で、生命力が弱くなっていると考えています。
ふと見渡せば、私たちのまわりのほとんどは後者の水ばかりですね。
バリ島はまさに「生きている水」にあふれていました。それに触れることで活力がわき、エネルギーにも影響を与えるのであればすごく納得できますし、素晴らしい環境にある土地だと思います。
またシャウベルガーは、川の流れ、魚の泳ぎ、空気の動きなど、自然界は螺旋運動で満ちていて、この動きを応用すると少ないエネルギーで大きな力を生み出せると考えていました(=フリーエネルギー)水を単なる物質ではなく“生命体のような存在”として捉えていたのです。
ちなみに赤ちゃんも産道を通るときに回転しながら進んで行きます。赤ちゃんと母体が無理なくかみ合うためには螺旋の動きがもっともスムーズなんですね。自然でなおかつ効率的な動きが“螺旋”なのです。
そしてDNAも二重螺旋構造で出来ているのだから何とも不思議です。
渦巻く水の超科学 未来を救う「シャウベルガー理論」の全貌
著:オロフ・アレクサンダーソン 訳:遠藤昭則 ヒカルランド
水に生かされているありがたさ
そんなこんなで嵐のような2025年前半でしたが、過ぎて思うのは「水ってすごい」「健康って本当にありがたい」ということに尽きます。
バリ島の水による振動は、私の中にあった古くなったものを押し流し、必要なデトックスをしてくれたと思います。
自然界の水に身をゆだねると、自分の深いところにも振動が起こるのを実感しました。
揺さぶられることで眠っていた本来の自分を思い出すという感覚は、ホメオパシーのレメディも同様です。好転反応も起こるべくして起こっています。破壊と再生のように、壊すことが目的ではなく調和へのプロセスです。
浄化のあとはなんとも言えないスッキリ感。今回の経験で、自分の意識が広がったり自分と深くつながることも少しはできたような気がします。
不思議で思い出深い旅の余韻が今もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
機会がありましたらバリ島や自然界の生きている水にあふれた場所で、心身のお洗濯をしてみてはいかがでしょうか。
少し早いですが、みなさま良いお年をおむかえください。
3人のホメオパスが書いた「これ読めシリーズ」でホメオパシー療法の基本的な
ことが丸分かり!
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