こんにちは。
ホメオパスでホリスティック ドゥーラ®の大田原恵です。
ただいま育児真っ只中のお母さん、お疲れ様です。
授乳、抱っこ、寝不足、家族のお世話と、常にお疲れモードかと思います。
また、これから出産予定の妊婦さん、出産という大きな山を越えたら終わりではありません。育児と共に意識して欲しいのが産後です。
女性の一生の健康にまで影響を与えるといわれているのが、産後の過ごし方といわれています。そのカギを握っているのは自然療法です。
今回はそこに焦点をあてながら、産後によく使われれるホメオパシーのお手当ても一部紹介したいと思います。
産後ケアの習慣が当たり前の世の中になりますように。
※ホリスティック ドゥーラ®とは・・・産前産後の女性の心と身体を自然療法でケアするプロフェッショナルの名称です。
妊娠、出産おめでとうございます
妊娠、出産は人生の中でも特別な時間です。
お腹に命がやどり、その命が日々育まれるのを感じ、出産の日を迎える。
家族やまわりからの祝福とともに、お母さんたちが我が子へ贈る最初の言葉はおそらく「生まれてきてくれてありがとう。」ではないでしょうか。
(童心社:にしもとよう 文
黒井腱 絵)
しかしその後はというと・・・怒濤の日々の連続です。
初めての出産であれば、慣れない授乳で寝不足な毎日との格闘や、ワンオペ育児による不安と孤独の世界で疲れ切ってしまうお母さんもいるでしょう。
上の子のお世話が必要であれば、2人分、3人分の気力と体力の消耗もプラスされます。ワーキングマザーも当たり前の時代ですからお母さんて本当に偉大です。
特に日本のお母さんは頑張り屋さんのイメージが真っ先に浮かびます。
産後の肥立ちが大事です
「産後の肥立ち」
これはお産をした後の女性の体が、妊娠前の元の状態に戻るまでの一定の期間のことを言いますが、昔からこの期間が大切に思われてきたのには理由があります。
昔は産後の肥立ちが悪いことで、お母さんが命を落としてしまうような事も度々ありました。出産はまさに命がけといっていい人生のビックイベントです。
医療的用語では産褥期(さんじょくき)と呼ばれますが、産後6~8週間は決して無理をしないようにと言われています。
お産で使い果たした体力を戻さないといけませんし、身体の変化も大きな時期です。ホルモンのバランスが変わることによるメンタルのアップダウンもあります。
また、産後の肥立ちが良くないと更年期が辛くなるともいわれています。
つまり“産後の今”を大事にすることで将来の健康にまで影響が出る可能性があるのです。
ですから、どんなに元気な人であっても決して軽く考えず、自分の身体を丁寧にメンテナンスしておくことが必要です。
海外だと出産のための入院日数が2~3日というのも珍しくありませんが、その分自宅に戻ってからの生活支援サービスが充実していたりします。
中国や台湾、韓国などのアジア圏では、お母さんと赤ちゃんが1~2ヶ月静養するためだけに滞在する「養生院」と呼ばれる施設があり、日本の有名人が利用したことでも話題に上りました。
ちなみにこのような施設の利用率でダントツなのは韓国で約75%、台湾では約40%という数字を目にしました。
最近は日本でも、病院の延泊プランやホテル滞在型施設などの展開もされはじめていますが、誰もが気軽に利用できるようになるためには、コスト面などをはじめとした現実的ハードルがあります。
産休や育休の取得にしても、育児に対しての公的サポートにしても、少子化日本はまだまだ十分とは言えないようです。
お母さんの笑顔は赤ちゃんの笑顔
育児の主役は赤ちゃんです。
朝から晩まで赤ちゃん優先で1日が過ぎていきます。
その赤ちゃんはお母さんが大好きです。
お母さんの匂いや、お母さんに触れてもらうこと、そばいること、声を聞くことで安心感を得ています。
生まれて間もないときから五感をフルに使って、私たちが想像するよりもずっとお母さんの存在を感じその影響を受けています。
例えばこんな実験がありました。
お母さんが笑顔で赤ちゃんに接すると、赤ちゃんも笑顔が増えていきました。
お母さんが無表情で接すると、赤ちゃんも表情が無くなったり、戸惑ったり、泣く事が増えました。
つまり、赤ちゃんのご機嫌はお母さんのご機嫌によることが大きいという結果です。
母と子の結びつきがスムーズであると、結果として、お世話することに対して心の余裕がうまれ、育児は辛いだけじゃないことや、楽しいと感じられる場面が増えていきます。
卵が先が?ニワトリが先か?みたいな話にも聞こえますが、
お母さんの笑顔が家族の笑顔と幸せのカギなのです。
そして自然療法はそのカギを握っていると考えています。
ヒミツは自然療法
人間や動物がもっている本来の感覚や感性は自然の中にあります。出産とは、自然の力=本能的感覚を十分に引き出すことで行われるものだからです。
ということは、もともと妊娠出産に関することは自然界からの恩恵を受けた自然療法が力を発揮できる場なのです。
そして「お産は病気ではない」と言われますよね。そこには産む力と生まれる力が必要で、本能がはたらかないとどちらの力も進んでいかないのです。
それを上手に引き出すためのファーストチョイスとして考えると、陣痛促進剤よりも自然療法の方が本来相性がいいのです。
また、妊娠中でも産後でも不調は容赦なくやってくるではありませんか。
風邪をひいたり、頭痛に悩まされたり、抱っこで腱鞘炎になったり
おまけに落ち込んだり、鬱々したり、もう家族の面倒なんて見たくない!とネガティブ思考にどっぷりつかったり、メンタルだっていろいろです。
そんな時にもぜひ、自然療法を考えてみてください。心の問題も身体の問題も、セルフケアで出来ることだっていくつもあります。
自然療法といっても沢山あって迷うかもしれません。鍼灸や整体も含まれますし、アロマセラピー、アーユルヴェーダ、ハーブ療法、食養生などなど巷にはあふれています。ホメオパシーもその1つです。
ホメオパシーのレメディーは小さな砂糖玉が主ですが、日本では食品扱いなので、妊婦さんでも安心して取ることが出来ます。薬のように飲み合わせを心配することもありません。
もちろん、お医者さんに行って診てもらうことが必要な時もあるでしょう。一方、ちょっとした不調のためだけにわざわざ病院に行かなくても良いこともあります。
痛いところ、つらいところを、なるべく早く、しかも自分で取り除くことが出来て楽になれたら、赤ちゃんとの向き合い方も全く違ってきます。
また、持っていると便利で安心なのが家庭の救急箱と呼ばれるレメディーキットです。子どもの急な発熱をはじめとした体調不良など、家族の健康管理にまで使えるので何かと役に立つ場面があります。
出産に傷はつきものです
ところで、お産というのは正直いってあちこち傷だらけの状態になるものです。 こういうとイメージが良くないかもしれませんが、まるで大きな事故にあったかのようでもあります。
帝王切開だと分かりやすいですが、表面的な大きな傷もありますし、自分では見えない子宮や産道など、身体の奥深い場所やデリケートな部分にまで、沢山の傷を負うことになります。
そしてお産中は普段使ったことのないような筋肉までも総動員して力を出しきるので、産後になって「アレ?なんでこんな所が?」「アレ?なんでこんな所も?」と、次々と痛いところが現れてきます。
それでも人間の身体ってよく出来ていますからね。
どんなに身体が深く傷ついたとしても、自分で自分を治す力“自己治癒力”がはたらくようにできているんです。
そしてレメディーがあれば治癒力の後押しをしてくれるので、どんな傷も恐れることはありません。
傷の痛みから解放されたら笑顔もすぐに戻ってきます。
(傷だらけの人のためのレメディー)
Arn.(アーニカ) 傷全般、筋肉痛
Belis. (ベリスペラニス) 子宮など深い部分の傷
Hyper.(ハイペリカム) 神経の傷や痛み
Calen.(カレンデュラ) 表面的な皮膚の傷
おっぱいケアにホメオパシー
お乳といえば、赤ちゃんにとって命をつなぐもの。これ無しには生きられない命綱であり唯一の食事です。
なるべく母乳で育てたいと思っていても、たっぷり出るお母さんもいれば、あまり出ない人もいたり個人差があるものです。
今はミルクと母乳の混合が主流だと思いますが、お母さんのストレスになりすぎない方法をとることが勧められています。
信じられないような話しですが、昔むかし母乳がなかなか出ない時には、近所に産後のお母さんがいれば“もらい乳”といって、他のお母さんの母乳を我が子に飲ませてもらうということもあったんですよね。
一方こんなケースもあります。
「上の子の出産後、乳腺炎になってしまいとても辛い思いをしたので、今回はミルクだけで育てたいのです。だから母乳を止める薬を使います。」
このお話を聞いて、当時どれだけ大変な思いをされたのだろうと想像しました。あちこちの病院をかけまわり、母乳外来にも相談したそうですが、辛い思い出しかないようでした。
しかしながらお産をすれば、身体の機能としては「母乳を作ろう!母乳を出そう!」とするホルモンが分泌されます。
オキシトシンもその1つですが、母乳分泌に関わる以外に愛情ホルモンとも呼ばれ、親子の結び付きに関しても大切な役割があると注目されています。
母乳をあげる時には必ず、お母さんと赤ちゃんの肌と肌が直接ふれ合います。それがオキシトシンの分泌増加にもつながりお互いの安心感にもなるのです。
母乳を飲むことは、赤ちゃんを守るための免疫力をもらうチャンスでもあります。
せっかくのチャンスを逃さないためにも、ぜひ事前におっぱいケアのレメディーを備えて下さい。乳腺炎になったとしても慌てることなく対処できます。
(乳腺炎に合うレメディー)
Bry.(ブライオニア) 石のように堅くなった胸
Phty.(ファイトラカ) 全身に広がる痛みと乳首の亀裂
Bell. (ベラドーナ) ズキズキする痛みと熱
お疲れの時はとにかく休む
赤ちゃんのお世話がはじまると当然寝不足が続きます。
しかし長時間眠ることが出来なくても、短時間で、ぐっと眠りに入れると「眠れた!」という満足感が得られます。
この満足感がポイントです。心の充足感にもつながります。
また、睡眠はあらゆる機能のダメージを回復させます。ちょっとパワー不足だなと感じたときにもレメディーをとって一呼吸してみてください。
(寝不足とお疲れに合うレメディー)
Cocc.(コキュラス) 昼夜逆転の生活
Carb-an.(カーボアン) 疲労困憊
Carb-v.(カーボベジ) パワー不足と感じたら
出来なくて当たり前な世界
初めての出産だとつい世間の情報に左右されがちです。SNSをはじめ世の中には情報があふれかえっています。
例えば、母子手帳に書かれている乳児の身体発育曲線(成長曲線)はあくまでも目安です。しかし、少しでも基準から外れてしまうと「うちの子大丈夫かしら?」と、不安になってしまうお母さん。
情報に心を揺さぶられ、何とかしなくてはともがいてしまうこともありますよね。
また、人と比べることで自分は出来ていないと責めたり、理想と現実のギャップに押しつぶされそうになったり、良いお母さんになろうと頑張りすぎたり・・・
育児って思い通りにならないことばかり。予定調和が通用しない世界です。
それでも、出来なくて当たり前。
理想を捨て、こだわりを捨て、出来ないことすら受け入れる。
まるで人生そのものを映し出しているかのような世界です。
お母さんがしあわせになる産後ケアサービスのススメ
妊娠や出産の体験が、将来の健康まで左右することはすでに書いた通りです。
しかし、日本の女性達は自分をいたわる事に対してあまり積極的でないように見受けられますがどうでしょう?
それどころか弱音を吐くことや、誰かの手を借りることへの罪悪感を持ちやすくないですか?
人に迷惑をかけてはいけない、甘えてはけない、という古い考えがインプットされたままではないですか?
時代は大きく変化してきています。
ひたすら忍我や我慢を強いられるスポ魂的育児や子育てを選ぶことも出来ますが
借りられる手は猫の手でも借りる!くらいの気持ちで、自分をゆるませたり、楽しませたり、ご褒美タイムをつくる道を選ぶことも自由です。お母さん達の日頃の頑張りを知る人であれば、誰も文句は言えません。
女性が幸せであれば世界が平和になる。
女性の笑顔が世界を救う。
なんていう説もあるくらいですよ。
そんな幸せな女性の笑顔が増えていくように、そして頑張っているお母さんたちを応援するための、私たちは出張スタイルの産後ケアサービスを提供させていただいています。
ホリスティック ドゥーラ Amulet(アミュレット)
出張産後ケア | ホリスティックドゥーラ アミュレット、Amulet (holisticdula-amulet.com)
ホリスティック ドゥーラ®とは、産前産後の女性の心と身体を自然療法でケアするプロフェッショナルの呼び名です。
赤ちゃんがいるから外出は難しい。
でも家にいながらでも気分転換したい。
身体のメンテナンスや心のリフレッシュをはかりたい。
などのご希望にお応えし、アロマトリートメント、リフレクソロジー、ハーブ療法などの出張施術やホメオパシー相談会、セルフケアの方法などをお伝えしています。
セラピストは産婦人科領域での経験豊かなスタッフが対応致しますので、安心しておまかせください。
屋号のAmulet(アミュレット)には、お守りという意味があり、お母さんの心と身体を自然療法でケアしながら、家族の健康も守るお手伝いをするのが私たちの役割です。
出張エリアは埼玉を中心に首都圏を対象としていますが、
ホメオパシー相談会、ベビーマッサージなど一部オンラインが可能なメニューもあります。
最近は出産のお祝いとして、このようなサービスが受けられるギフト券をプレゼントに選ぶお友達やご家族もいらっしゃいます。
品物ではないプレゼントがむしろ記憶に残ることで喜ばれています。
お母さんが笑顔でいることがいちばん。
世界を変容させていく導き手は女性なのです。
●家庭の救急箱!基本のレメディー36種類を学ぶ講座
●妊娠&出産に関するレメディーの講座
など各講座はオンライン、録画視聴も可能です。
詳しくはホームページをご覧下さい。