こんにちは、自然派獣医師&ホメオパスの今村 香です。今回は、実際に私が体験している顎関節症を掘り下げてみました。
「なんだか最近、顎が動かしにくい」「カクッと音がする」──
それ、もしかしたら隠れ顎関節症かもしれません。
放っておくと、ある日突然、口が開かなくなることも…。
でも実はその裏に、“心の緊張”が潜んでいることもあるのです。
顎の不調を通して、自分の心と体を優しく見つめ直してみませんか?
🦷ある日突然、動かなくなる!?「隠れ顎関節症」にご注意 ─無意識のくいしばりが教えてくれる、心と体の緊張サイン
「顎関節症(がくかんせつしょう)」ってご存じですか?
私自身、あるときから食べるときに「なんだか顎が動かしにくいな~」と感じるようになりました。
定期検診のときにそのことを話したら、歯科医からこう言われたんです。
「それは顎関節症かもしれません。そして、症状が進むと“ある日突然、口が開かなくなる”こともありますよ」と。
……え?口が開かなくなる!?
とても驚きました。
顎関節症とは?
顎関節症とは、顎を動かすときに起こるさまざまな不調の総称です。
主な症状には次のようなものがあります。
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口を開けにくい
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顎が痛い
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顎から音がする
そのほか、歯の痛み、頭痛、めまい、耳鳴りなど、口以外の症状として現れることもあります。

顎関節症の原因は4つのタイプに分けられます
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関節円板(クッション)のズレ
顎関節の中にある円板がずれてしまい、コキコキと音がしたり、痛みや開けにくさが出ます。
年齢や性別によっても起こりやすく、特に女性に多い傾向があります。
軽度なら自然に戻ることもありますが、戻らない場合は外科的な治療が必要になることも。 -
筋肉の緊張・コリ
側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋といった顎を動かす筋肉が凝ることで痛みが出るタイプ。
温めたり、ストレッチやマッサージで血流を改善すると楽になることもあります。 -
関節の炎症
抜歯や打撲、リウマチ、感染などによって関節そのものに炎症が起こるケース。 -
骨の変形
関節内の骨が変形してしまい、動かしにくくなるタイプです。
なぜ起こるの?
「これが原因」と言い切れるものはなく、さまざまな要因が絡み合って起こります。
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かみ合わせの問題
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くいしばり・歯ぎしり
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筋肉の弱さ
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ストレスや緊張
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姿勢やクセ
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転倒や打撲などの外傷
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特定のスポーツ(格闘技・スキューバなど)
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歌や演技など、声を多く使う職業・趣味
もし気になる症状があったら
顎の痛み、音、開けにくさがある場合は、まず歯科医院を受診しましょう。
歯肉の炎症や歯の痛みからも顎関節が痛くなることもあります。
レントゲンなどでほかの異常を除外してから、顎関節症と診断されます。
主な治療法
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マウスピース(ナイトガード)
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開口訓練
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お薬・マッサージ・温湿布
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習慣・クセの改善
軽度の場合は、日常のストレッチ(顎関節体操)もおすすめです。
💡あいうべ体操
「あ・い・う・べー」と大きくゆっくり口を動かします。
1日3回、10セットが目安。口まわりの筋肉をやわらげ、動きをスムーズにします。
💡アイーン体操
口を大きく開けて10秒保ち、次に下あごを前に出して15秒、引っ込めて15秒。
左右にもゆっくりストレッチします。
ホメオパシー的視点から見る「顎関節症」
顎関節症の背景には、くいしばりや歯ぎしりなど、無意識の緊張が関わることが多いです。
つまり、心の状態が体の緊張として現れていることもあります。
💧Ignatia(イグネシア)
ストレスやショック、感情の抑圧から体に症状が出るタイプに。
💧Causticum(コースティカム)
筋肉や神経のこわばり、麻痺感に関連するタイプに。
また、不安や緊張、恐れが背景にある場合は
なども考えられます。
まとめ
顎関節症は、放っておくと「ある日突然、動かなくなる」こともある症状です。
でもその裏には、日々のクセや心の緊張が隠れていることもあります。
🌸ホメネク流アドバイス
🪞ホメネク流アドバイス
顎の痛みや食いしばりは、身体が「がんばりすぎているよ」と教えてくれているサインかもしれません。
日々の小さなストレッチや、心をゆるめる時間を取り入れて、ほっとする感覚を取り戻しましょう。
もし気になる症状や心の緊張が続くようなら、ホメオパシー相談で心身のバランスを一緒に整えていくことが近道になるかも。
あなたの「自然に笑える顎(かお)」を取り戻すお手伝いをします🌿
お問合せは、公式LINEへ
ホメオパシーセンターアルモニア https://lin.ee/RSHjCU8
参考HP
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index04.html