レメディの使い方

我が家のホメオパシーっこのペット ふぅちゃんとの別れ

我が国のペット事情ですが、もうやがて子どもの数よりも、飼育されるワンちゃんやねこちゃんの数が多くなる日ももうそこまでやってきている、ということをご存知ですか?

ホメオパシーを日常的に使ってらっしゃる方はもはや常識だとは思いますが、ワンちゃんやねこちゃんにもホメオパシーを使うことは出来ます。我が家でも、ねこ2匹、小鳥2羽、亀一匹を飼っていますが、自分自身や子どもたちと同じようにレメディーを使っています。

さて、今回は我が家でとても可愛がっていた保護ねこ出身のふぅちゃんが、昨年10月に亡くなり、ふぅちゃんの一生とペットへのホメオパシーの使い方などについて振り返ってみたいと思います。

ふぅちゃんとの別れ

その日はわりと突然やってきました。

ふぅちゃんはいつもの寝室の出窓に行き、そこで横になっていました。ごはんは食べませんでした。

慢性腎不全があったふぅちゃんは、毎日皮下点滴をしていて、いつもの皮下点滴はその場所でやって、少しでも回復するといいなぁとわずかに期待しました。その夜は呼吸も少し不安定で、もしかしてこのまま、、、と思い、私もふぅちゃんの呼吸に耳を傾けて一夜を明かしました。

朝になって息子も娘も様子を見にきましたが、ふぅちゃんはぐったりした様子。

私も出かけないといけなく、娘は午後からは学校に行かないといけないので、たまたま帰ってきていた息子に見守ってもらうことにしました。

しばらく経って、息子から電話がありました。ふぅちゃんが少し起き上がったので、今のうちに病院に連れていったらどうか、という提案でした。でも、この状態で回復は望めないという状況でしたし、動物病院に連れて行っても点滴をするためにふぅちゃんを預けて、そのままお別れになってしまうであろうことは目に見えていました。

それよりも家族で見守って、見送ってあげたほうがいいのではないか、という話を息子として、納得してもらいました。

ふぅちゃんとの出会いは8年前

8年前のその頃、我が家には3歳のメインクーンのモモちゃんがいました。この子があんまり慣れないというか、抱っこも嫌がるし、基本的にそばにいない。ということで、もう1匹お迎えしたいねぇという話になって、譲渡会に出かけるようになりました。

猫カフェスタイルの譲渡会に何回か参加し、本命の子はいたのですが、本命の子はやはり人気で、なかなかいいご縁がありませんでした。そんな中、前々からいたふぅちゃんを娘が抱っこする機会があり、ふぅちゃんは抱っこさせてくれるタイプの子だったことで、娘が気に入ってトライアルをすることになりました。

早速ふぅちゃんにホメオパシーを使う

その頃のふぅちゃんはねこ風邪っぴきで、トライアル中からやっぱりレメディーを使いました。ファーランフォス(炎症に対して)やアコナイト(風邪症状に)、ヘパソーファー(冷えや化膿に)を結構しつこく使いました。

ふぅちゃんは野良の子猫時代に、カラスに後頭部を突かれて、少しえぐれていたそうです。保護されたときにそのえぐられたところを縫われたそうです。

怖かっただろうと思いますが、その頃から他の保護されたねこたちとも友好的で、人にも抱っこされるとても社会性のある子だったようなので、動物管理センターの人からこの子はすぐ里親さんが見つかるだろうと、保護団体の方に連絡があったそうです。

譲渡会でもほかのねこが寝ているところに行って、一緒に寝たりとか、人にも抱っこされたりとか、歩くときはシッポをあげてトテトテトテと歩くかわいい子でした。

トライアルの期間を設けたのですが、先住ねこのモモちゃんは、人にもあんまり懐かないし、こねこ時代にすぐペットショップに出されてほかのねこたちと交流も無かったような、社会性は皆無でしたので、ふぅちゃんとの相性は良好とは言えませんでした。まぁ何とか存在を容認する感じにまでなったかなぁー。先住ねこのモモも基本的には怖がりで、攻撃的なねこでは無かったのも良かったのかもしれません。

先住ねことの相性は良好というより、まあなんとかやっていけるだろうという『可』というところで正式に譲渡してもらいました。

ふぅちゃんは、とても大人しい子で、私たち家族でとてもかわいがりました。

歯や歯茎の問題 口臭やよだれ

ところが4歳くらいから歯や歯茎の調子があまり良くない感じになりました。歯石が付いたり、歯茎が腫れてよだれが出たり、、、動物病院で診てもらっても、様子を見るくらいで、あまりパッとせず、マーキュリー(よだれや口臭に)やカルカーブ(歯や骨の問題に)などで、なんとか凌いでいました。

救急病院にお世話になることに

調子が良かったり、あんまり良くなかったりを繰り返しながら、ある日階段の踊り場のところでじっとしていて、ごはんも食べないようになりました。あれよあれよという間にぐったりしてしまって、びっくりしました。もう夜だったので、夫と二人で救急病院(夜9時から朝5時まで開いている)に連れて行きました。私はそのときはもう病院まで持つかなぁ、、、と思っていましたが、都市高速を飛ばして30分くらいかかったと思います。当時はコロナ禍で1人しか病院に入れなかったのですが、夫がふぅちゃんを病院に連れて入り、私は車で処置が終わるのを待ちました。説明を聞いて朝5時に迎えに来るようにと言われました。そのあとはかかりつけの動物病院に行くように言われました。ふぅちゃんは結局、腎不全を発症していました。

もうこうなったら、病院の方針に任せるしかありません。動物は進行が早いです。

そのままかかりつけの病院に入院する

救急病院で言われたように、ふぅちゃんを5時に迎えに行って、家に連れて帰って、かかりつけの病院が開くタイミングで連れて行って、そのまま入院になりました。

歯と骨と腎臓 そして恐怖

歯と腎臓はとても、関連があります。

歯周病があると腎機能が低下するし、腎機能が低下すると口腔状態も悪化します。

今回改めてそのことを痛感しました。ふぅちゃんが歯や歯茎の問題もありましたが、やはり腎臓も悪かったのです。ねこは腎臓や泌尿器がとても弱い動物です。野生で暮らしていた時は感染症や事故で亡くなって寿命も短かったのでしょうが、家猫になってくると寿命も長くなり、感染症や事故などで亡くなることも少なくなり、元々腎臓の弱いところが露呈してきたのだと思われます。飼われているほとんどの猫が腎臓が悪くなると言われています。

それにしても、ふぅちゃんは腎機能が落ちるには若すぎます。子ねこの時にカラスに突かれた時の恐怖があるのかもしれません。腎と恐怖というのは関連があります。強い恐怖が腎機能を弱めてしまいます。そもそも腎機能の弱いねこは怖がりな動物なのかもしれません。

動物病院を退院して我が家に帰ってくる

まあまあの長期間、動物病院に入院して、血液の状態からそろそろ退院の目処がたってきたころ、ふぅちゃんの面会に行ったところ、足腰が立っていませんでした。アザラシのように前足だけで移動していました。

でも動きたい気持ちが出るくらいまで回復はしているようでした。ちょっと介護的なものも必要なのかと覚悟はしました。

しかし、それも一時的なもので、だんだん歩くのも普通になってきました。やはり腎機能低下は足腰が弱くなるのが分かります。

退院すると、アニマルウォーターという飲み水を作る機械を買いました。飲み水として使うことで口腔の状態を良くするらしいものです。少しでも歯の状況を良くしたいという思いでしたが、これはまずまず良かったのではないかと思われます。

退院してからのマザーチンクチャー と自宅での点滴

それと腎機能の回復にバーバリスブルガリスというセイヨウメギのマザーチンクチャーを少量飲み水の中に入れました。

はじめのうちは血液検査にも定期的に行きましたが、腎臓は、一度悪くなると、その再生は期待できません。やはり腎機能を良好に保つのは難しく、自宅で点滴を勧められました。

病院で少し練習し、毎日自宅で点滴をすることになりました。点滴と言っても皮下点滴で、皮膚の下に点滴の液を入れるものです。血管に入れるものではないので、ある程度は気軽にできます。と言ってもおとなしくさせてくれればの話ですが、ふぅちゃんはとてもおとなしい子でしたので、そこまで押さえつけるような必要はありませんでした。

それでも、点滴に二人は必要で、他の家族が用事などで援助が得られないときは、ねこ友だちにヘルプしました。頼ったねこ友だちはいずれもホメオパスですが、ヘルプするとすぐに駆けつけて手伝ってくれました。

そういった対処が功を奏したのか、ふぅちゃんの普段の生活は、入院前とほとんど変わらず穏やかだったと思います。

腎不全を発症して3年

腎不全になった子は、発症して3年くらいで、、、、と調べて知ったことがあります。

そろそろ3年だなあと思いましたが、そんな気配はありませんでした。ふぅちゃんの体調は悪くなることもなく過ぎていきました。でも、まぁ覚悟はしておいた方がいいなぁと、ふぅちゃんのことを溺愛する我が家の娘と話していました。

血液検査も、やってどうなるんだと思い、遠のいていました。輸液のパックや針を購入するために動物病院には行っていましたが、血液検査はそれほどしませんでした。

腎不全を発症して3年が過ぎしばらく経ったある日、ふぅちゃんがなんとなく調子が悪そうでじっとしていました。

ごはんも食べず、一度だけ強制給餌をしましたが、翌日はかなりの拒否されたのでしませんでした。

今思うと、動物にとって、枯れるように死んでいくのが自然のことなので、強制給餌はするべきではなかったと思います。こんな状態の際は、動物は本能で分かっているんだと思います。

その日は学校に行かないといけなかった娘は学校で、保健室やらトイレで涙が止まらなかったそうです。

たまたま帰っていた息子がふぅちゃんについていてくれて、心強かったんじゃないでしょうか。

夕方、みんなが、横になっているふぅちゃんのところに集まって、娘は間に合わなかったらどうしようと思っていたようですが、ふぅちゃんはちゃんと待っていてくれて、みんなに見守られながら穏やかに息を引き取りました。

覚悟はしていたとは言え、みんなとても悲しい思いをしました。

(火葬した日に夫が彗星を見つけました。

ふぅを見つけたよ、と)

みんなでイグネシアをとり、娘に至ってはふぅちゃんがいなくなったらもうやっていけないと思っていたようですが、なんとか今、ふぅちゃんの死を受け入れ、乗り越えて、新しくねこを譲ってもらうまでになりました。

ふぅちゃんとは性格が全く異なるおてんばのピノちゃんが来てくれました。

そして、これから・・・

ふぅちゃんも可愛かったけど、ほかの子も可愛いと思うそんな日が来ることを今実感しています。

 

我が家の家族のふぅちゃんの一生についてお伝えしましたが、ふぅちゃんにも、家族にもホメオパシーのレメディーやマザーチンクチャーがとても活躍しました。

やはり動物は体調をどうこう言わないし、進行も早いので、どうしても医療の介入は必要となることが多いですが、ホメオパシーが日常的にとても心強いものになることは間違いありません。

どうぞ、キットなどお役立ていただき、小さい家族と楽しい生活を送って欲しいと心から願います。

主に人間に関しての相談会を実施しております。

ホメオパス 安藤 久美子 リアンリーフ.

 

 

ABOUT ME
安藤 久美子
福岡市在住 からだの仕組みに興味を持ち国立大医学部に進学し卒業後、日本臨床細胞学会認定 細胞検査士、国際細胞検査士として約20年勤務してきました。 結婚し、長男の妊娠、出産をきっかけにホメオパシーに出会うことになります。

いわゆる健康オタクだったため、長男妊娠時に助産院にて自然なお産を希望し、その助産院の助産師の先生にホメオパシーを教えてもらいましたが、そのときはスルーしていました。 

出産後、仕事に復帰すると長男の中耳炎が続いて抗生物質漬けになってしまいます。小児科医にももう、内服で使える抗生物質が無いとされ、感染の機会を極力減らすために保育園に通うのを辞めるように言われてしまいました。 介護休暇をとり、仕事を長期休むことになり、前述の助産師の先生の勧めで再びホメオパシーに出会うことになりました。

それからは生活のすべてホメオパシーで対応。
ホメオパシーは自己治癒力のすばらしさを再認識させてくれました。

 第二子である長女は妊娠中はもちろん生まれてからもホメオパシーのホメオパシーベビーです。

 ホメオパシーの恩恵を受け幸せな親子が増える事を願い、
2008年4月にロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(現CHhom)に入学し、
2012年3月に卒業しました。 JPHMA 日本ホメオパシー医学協会認定ホメオパス

日本ホメオパシー財団認定 インナーチャイルドセラピスト 福岡市を拠点にホメオパシー健康相談、インナーチャイルドセラピー、QX-SCIOセッションを対面、通信にて行なっています。 たくさんの人が毎日が楽しくイキイキ、ワクワクした日々を送れるますように。
自分らしい生活を送れますように。

身も心も魂も健全にを願ってやみません。

 安藤 久美子

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