ホメオパス一覧

大田原 恵ホメオパス

初めまして。ホメオパスの大田原恵(おおたわらめぐみ)です。
東京生まれの埼玉育ち。 現在は埼玉県所沢市在住です。

子どもの頃は引っ越しの多い家でした。未熟児で生まれた4つ上の兄は身体が弱く、母にとってはとても手のかかる大変な子育てだったようです。私はというと滅多に体調も崩さず、兄と比べると断然手のかからない“いい子”として育ちました。母親が苦労している姿を見ていたからなのか、家の中の空気を読んだり、察したりするタイプで、我慢強い子ども時代だったと思います。

しかし内心は、兄にものすごく嫉妬していました。兄の行動や態度にイライラしていた母は、しょっちゅう怒りながら名前を叫んでいたのですが、私はそれが羨ましく「お母さんはお兄ちゃんばかり可愛がっている!」と感情が爆発し、涙ながらに訴えたことを今でも覚えています。

大人になってから母にこの出来事のことを聞いてみたことがありますが、全く記憶にないとのことでした。まぁお母さんてそんなモノですよね。でも私の中のインナーチャイルドはこの子がずーっと居座っていました。ちなみに私たち兄妹は2人とも逆子で生まれています。

運命の歯車は回っていた ホメオパシーと出会ったイギリス

思い起こせば私の人生、ロヤルアカデミーオブホメオパシー(現CHhom)に入学する前から、何度もホメオパシーというものに出会っていたのです。

最初はイギリスでした。 人生山あり谷ありの頃に、数年間イギリスに住んでいた事がありました。 そのイギリスには誰もが知っているドラッグストア“Boots(ブーツ)”というショップがあります。ロンドン市内のいたる所で見かけますし、どんなに田舎に行っても必ずあるのです。薬や飲み物、お菓子やサンドイッチ、日用品、ちょっとしたアクセサリーなどもあったりしてつい立ち寄ってしまいます。

そのお店の一角に、謎の白い粒が入った小さなガラス瓶が売られていました。見かける度に何だろう?と思いましたし、手に取ったこともありました。しかし、それ以上の関心は湧かなかったのです。でもソレこそがレメディーとの出会いだったのです。

そして当時、イギリスに暮らす日本人向けの情報誌の中に、度々掲載されている広告がありました。「イギリス王室御用達の自然療法。ホメオパシーを学びませんか?」実はこれ、ずーっと後になってから気づいたのですが、向こうで活動していた由井先生が出していたんですよね。毎月のように目にしていた情報誌でしたが、その時は何のことか分からず完全にスルーしていたのです。

今から思い返しても、なぜその時にホメオパシーの世界に飛び込んでいなかったのだろう~と悔やまれますが、人には出会うべきタイミングというものがあるらしいですから。その時の私には、まだ受け取る準備が出来ていなかった。ということなんだろうと自分なりに受け止めました。

暗闇のようなOL生活と宇宙人社長

数年間イギリスで過ごし、最終的にかなり病んだ状態で日本に帰国してから、小さな海外ウェディングの会社に就職しました。旅行会社でのOL経験はあったものの、数年間日本を離れていただけで完全に浦島太郎状態な私。加えて自分の能力のなさに失望する日々でした。

そして決定的に落ち込んだのが、かなり変わり者の上司であった社長の存在でした。たとえて言うなら宇宙人。この人、いやこの宇宙人社長が直属の上司だったのです。なにしろ話しが簡単に通じない。おまけに周りには助けてくれる人もおらず、1人途方に暮れるような毎日でした。

しかしこの宇宙人社長のおかげで、私の居場所はここではないのかもしれない。と悟りはじめ、その後の大きな転換期へとコマを進めていきます。今の私があるのは間違いなくこの流れです。だから宇宙人社長には心から感謝しています。

いきなり自然療法の世界へ 表参道でホメオパシーと再会

鬱々としたOL生活から抜け出したいと思っていた私は、とにかく人生を変えたいと思いはじめます。これからの時代は手に職だろうと、ブームになりつつあったリフレクソロジーの世界に足を踏み入れるのです。仕事をしながら半年間学校に行き、アロマテラピーも勉強しておいたら役に立つかもしれないと、表参道にあった学校「ハーバートスクール」にも通い始めました。

表参道といえば、おしゃれなアロマショップが建ち並ぶエリアです。学校のすぐ近くには、イギリスに本店があるニールズヤードもあり、店内には小さなガラス瓶に入ったあの砂糖玉も並んでいました。そしてハーバートスクールでの授業中“ホメオパシー”という言葉と再会するのです。それはこんな一文でした。

「ペパーミントやティートリーのエッセンシャルオイルは、ホメオパシー療法をしている人に使用する場合注意すること。」(※レメディーは香りの強いものと相性が合わないと言われていますね)

当時の先生はこんな説明をしてくれました。「ホメオパシー療法とは、少量の毒を使って病気を治すんだよ。毒をもって毒を制すという療法です。」
これを聞いた私は、おもいっきり引いてしまいました。少量であっても毒なんて使いたくないでしょー。

しかし今だからわかりますがこの説明、間違っていますよね。だって、レメディーには少量の毒どころか物質そのものが入っていないのですから。こんな勘違いは今でも至る所にありそうだなぁと思ったりします。

目標は全部達成 ついにホメオパシーと向き合う時が

この頃私は、自分が思い描いていた夢を次々とクリアしていきます。 リフレクソロジストとアロマセラピストの資格を取得すること。それらの技術をもって産婦人科で施術すること。ベビーマッサージの講師になること。やりたかった目標はとりあえず全部達成しました。さて次は・・・アロマ講座の講師とかやってみようかな?と思っていた時に、ふと頭をよぎったのが“ホメオパシー”という言葉です。

アロマスクールで聞いた説明ではよくわからなかったナゾの療法。もし生徒さんに聞かれた時、私はちゃんと説明できるだろうか?そんなことを考えていた矢先、お産や育児関連の商品を扱う会社が主催する、医療者向けの講座の情報が舞い込んできました。

怪しすぎる砂糖玉 みんな信じているの???

それはワンデーセミナーの案内でした。ベビーマッサージの師匠でもあるたつのゆりこさんの講座や、お産に効くツボ、お灸の講座、アロマやハーブ講座、その中にホメオパシー講座を見つけたのです。しかも講師は助産師さんホメオパス。私の興味は一気に高まります。1日でサラッと勉強できればいいのですからまさにぴったりです。

そしていよいよセミナー当日。まぁとにかく目から鱗で驚くような話ばかりです。つわりのレメディー、お産が進まないときのレメディー、逆子のレメディー、乳腺炎のレメディー等々。アロマの世界よりもっとダイレクトで、目的がはっきりしています。

しかし、見た目も含めとっても怪しい砂糖玉じゃないですか。興味は増すもののまだ半信半疑です。そんな中驚いたのは、看護師さんや助産師さんたちが、会場で販売されていたレメデイーキットを次々と購入していく姿でした。確かにあの話を聞いていたら、使ってみたいし欲しくなります。

でもね、こんなに怪しい砂糖玉のこと、みんなホントに信じているの???当時の価格にしても1万円ちょっとはしていましたよ。しかも皆さん医療者ですよ。

疑い深い私はそこまでの投資をする勇気が無く、恐る恐る、肩こりや腰痛に良いと紹介されていたアーニカ、ラストックス、ティッシュソルトのレメディーだけを買って帰りました。帰宅後それらを取ってみましたが、正直よく分からなかったというのがその時の感想でした。

そんなつもりはなかったのに まさかのRAH入学

疑いを持ちながらも、怪しい砂糖玉についてもっと知りたい。という好奇心は高まる一方でした。助産師さんホメオパスが卒業したという学校の情報を検索すると、RAHのことが出てきました。当時学校は代々木上原にあり、毎月のように一般向けの講座も開催していることがわかったので、とにかく片っ端から参加しました。知れば知るほどおもしろい世界です。しかしその時は、まさか自分がホメオパスになるとは夢にも思っていません。ただ興味深くドンドンのめり込むのでした。

そして今でも覚えているのは先生の言葉です。「ホメオパシーは逃げも隠れもしません。準備が出来たらいつでも学校に入ってください。」これを聞いた途端、私の胸の真ん中にズバッと直球のボールが投げられたかのような衝撃が走りました。

そんなつもりは全くなかった。なのにこの一言が、まさかの道へと進むきっかけとなったのでした。

こんなにおもしろい療法はない ホメオパシーは科学でありアートである

2009年にRAHを卒業し、産婦人科での妊産婦ケアとホメオパスの仕事を両立させながら現在にいたります。実は4年間学校に通う途中休学しようかと迷った時期もありました。卒業後すぐにホメオパシーバッシングも経験した世代です。しかしコロナという世界を巻き込んだパラダイムシフトを迎えた今、いよいよ、ホメオパシーの時代がきたと感じています。

ホメオパシーについて思うのは「こんなにおもしろい療法はない。」ということに尽きます。
急性症状がミラクル的に回復していくなんてことは珍しくありません。

クライアントさんの人生のという物語を見せていただきながら、身体も、心も、生き方も変わっていく姿や、人はここまで変われるんだ。というのを目の当たりにするのがホメオパスという職業です。

そこには学びや感動があふれています。だから、ホメオパスってやめられません。

「ホメオパシーは科学でありアートである」といわれますが、私はこの言葉が大好きです。アートArtは芸術という意味の他に、語源のラテン語では学問、知識、テクニックという意味があるそうです。

人間も動物も魂のレベルに至るまで共鳴がおきるホメオパシーの波が、多くの方に伝わっていくよう願っています。

 

大田原恵(おおたわらめぐみ)
JPHMA認定ホメオパス/AEAJ認定アロマセラピスト
ベビーマッサージ講師/ホリスティック ドゥーラⓇ

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