体の悩み

けがやねん挫、骨折を早く治すためにホメオパシーができること

こころもからだも健やかに!

子育てを頑張っているお母さんを応援する

千葉在住、ホメオパス、インナーチャイルドセラピストの伊藤真愉美です。

子どもにけがはつきもの

我が家の次男も元気いっぱい怖いもの知らずで、目を離すと姿が見えなくなるのは日常茶飯事。

当時住んでいたマレーシアは床が大理石でした。ようやく歩けるようになると、

ソファーからジャンプしたり、椅子からテーブルに登ったり、

そこから飛び降りようとしたり、ベットから降りようとして落ちて頭を打ったり、

泳げもしないのに、長男の後を追って、プールに飛び込んで、目の前でおぼれそうになったり!
生きた心地がしませんでした。

当時私は真剣に「この子を2歳まで生かしておけるだろうか?」と恐れていました。

少し大きくなっても、プールに飛び込もうとして滑って、顎を打ち、皮膚がぱっくり割れてて、
慌てて整形外科に飛び込んで縫ってもらったり、

また図書館の上部にある本を取ろうとしたら上から本が落ちてきて、頭から血を流したり、

今考えてもよく無事に育ってくれたものです。

早く治す方法ってある?

ここまでひどくなくても、子育てをしていると、けがをして化膿するのではと心配したり、ねん挫や骨折して治るのに時間がかかって心配することはありませんか。

子供が、しょっちゅうけがやねん挫をします。治りにくいのですが、早く治る方法はないでしょうか?
ホメオパス
ホメオパス
ありますよ。今日はドイツ生まれの自然療法ホメオパシーを紹介しましょう。けがやねん挫を速やかに治癒に促すのが得意です。

 

えっ!初めて聞きます。それは何ですか?
ホメオパス
ホメオパス
ホメオパシーはドイツ生まれの医師サミュエル・ハーネマンが確立した自然療法で「その人の持つ自己治癒力を刺激して治癒を促す療法」です。
自己治癒力?つまり自分の中にある治る力を使うということですか?
ホメオパス
ホメオパス
そうです。この治療法は「同種療法」と呼ばれ、
今起こっている症状と同じ症状を引き起こすレメディを取ることで、体の自己治癒力を活性化し、体のバランスを取り戻し、病気を治癒に導く療法です。
同種療法ってどういうものですか?
ホメオパス
ホメオパス
同種療法は、日本でも昔から生活の中で使われているなじみのあるお手当てですよ。
例えば、のどがひりひりするときは、たべるとひりひりする生姜湯をのむとか、 (ヒリヒリにはヒリヒリを)
熱が出たら布団をたくさんかぶって汗をかかせて熱を下げるとか、(熱には熱を)
例えば頭痛には痛みを和らげる「鎮痛剤」的なレメディを取るのでしょうか?
ホメオパス
ホメオパス
いいえ、ホメオパシーでは、同じ「頭痛」でも人により使うレメディが異なります。取る人の個別の症状や体質などに基づいて最適なレメディを選ぶ。
というところがホメオパシーの面白くもあり難しいところでもあります。
ホメオパス
ホメオパス
ただけがやねん挫などの場合、誰でも共通して使えるレメディが多いですから、また即効性もあり、速やかに治癒へと向かわせる手助けをしてくれますから、ぜひレメディを取り入れてみてください。

では具体的に一般的な対処法とともにホメオパシー的対処法をお話しします。

1.けがの対処法

一般的な対処法:湿潤療法

A.まず患部を異物が中にのこらないように水道水で洗いましょう。
消毒はしません。

B.患部から出血していたら、きれいなガーゼやハンカチで圧迫して止血しましょう。
患部は心臓の位置よりも高くあげましょう。
止血の時間は10分くらいを目安にしましょう。もしそれでも出血が止まらないようなら早めに病院を受診しましょう。

C.患部が乾燥しないように家庭用創傷パットを張りましょう。
傷パットがない時は、ワセリンを塗り上からラップを巻くことで代用できます。

湿潤療法とは「傷を乾かさずに、湿度を保った状態で治す療法」です。

患部にふたをすることで、体内から出てくる浸出液が、傷の再生を助け速やかに治癒に向かわせます。

かのヒポクラテスは「人は生まれながら100人の名医(自己治癒力)を持っている。」

と書き残していますが、まさにこの湿潤療法は、傷口に傷パットでふたをすることで、自分の傷を自らの力で再生する自己治癒力の働きを助けているわけです。

(自己治癒力が働きにくい状態というのももちろんあります。)

この湿潤療法と併用して治癒を促すホメオパシーをご紹介します。

ホメオパシーの対処法1):けがや出血の治癒を助けるレメディ

Arn.アーニカ(ウサギギク):けがのNo.1レメディ。強烈な止血剤となる。「私は大丈夫だから触らないで!」という精神像を持つ。患部にアーニカクリームを塗布することも有効である。

Calen.カレンデュラ(マリーゴールド):擦り傷や切り傷の消毒と皮膚の再生。化膿や壊疽を防ぐ。痛み止めとしても使える。
カレンデュラクリームや蒸留水10ccにカレンデュラのマザーチンクチャー1~2滴溶かしたものを患部に塗布することで、患部の消毒と皮膚の再生をうながす。

Hyper.ハイペリカム(セイヨウオトギリソウ):神経に達したけがのNo.1レメディ
刺し傷、動物にかまれたり、激しく撃ち抜かれたような刺されるような痛みに。
扉でゆびをはさんだり、背中を打ったり、尻もちをついて尾骨を強く打ったりしたときに。手術後の痛み。

体験談:
息子が高校生の時に自転車で坂道を猛スピードで下って転び、左側の腕とひじを殴打し、ひどくすり切れた。
まず体を殴打したショックにAco.アコナイトを一粒とらせた。
次に、うでが折れていないか確認しながら(動かせるか、腫れていないか、痛みはどうか)Arnアーニカを1粒取らせながら出血しているところを水道水できれいに洗った。
カレンデュラのマザーチンクチャーを水に溶かしたカレンデュラ水を患部に吹きかけた。患部にカレンデュラクリームを塗布してラップで巻いた。まだ痛いというので、アーニカを15分おきにリピートしてとらせた。傷の再生を促すためにカレンデュラのレメディも1粒与えた。アーニカとカレンデュラを取らせながら毎日ラップを交換したが、3日目には皮膚が再生して必要なくなった。
しょっちゅう擦り傷を作ったがこの方法で、化膿に進むことはなかった。
もし子供が事故にあったり、けがをするのを目の前で見て気が動転した時は、お母さんもアコナイトを一粒とりましょう。すっと落ち着いて対処できますよ。

*けがで出血している場合、アーニカを止血できるまで頻繁に何度もリピートしましょう。緊急事態は様子を見る必要はありませんよ。

 

ホメオパシーの対処法2):患部の化膿の治癒を助けるレメディ

Hep.ヘパソーファー(硫化カルシウム)化膿のNo.1レメディ。膿の排出を助ける。

・Pyro.パオロジェン(腐った肉)けがが化膿して腐敗するような状態を止める。

2.打撲、ねん挫の対処法

一般的な対処法:RICE処置

ねん挫とは外からの力がかかり、関節を支えている靭帯等の軟部組織や軟骨が損傷した状態。すぐにRICE処置を行おう。

1)REST:患部が動かないように安静にする
2)ICE:炎症を抑えるために患部を冷やす。内出血や腫れを最小限に抑える。
3)COMPRESSION :圧迫して患部を固定し痛みや腫れを抑える。
4)ELEVATION:患部を心臓より上にあげることで、血流を調節し、患部の腫れを軽減する。

 

関節が腫れて痛みがひどく自分で動かせない場合はレメディを取りながら整形外科を受診しましょう。

ホメオパシーの対処法:ねん挫、打撲の治癒を助けるレメディ

Ruta.ルータ( ヘンルータ):骨の打ち身。結合組織や腱、靭帯、骨膜などに作用する。ねん挫や打撲で患部が腫れている時、むち打ち症、疼痛、ねん挫でびっこをひいている時。

Arn.アーニカ(ウサギギク):けがのNo.1レメディ。「私は大丈夫だから触らないで!」という精神像を持つ。患部にアーニカクリームを塗布することも有効である。

Hyper.ハイペリカム(セイヨウオトギリソウ)神経に達したけがのNo.1レメディ。
頭部を打ったり、扉で指をはさんだり、背中を打ったり、尻もちをついて尾骨を強く打ったりしたときに。

・Led.リーダム(イソツツジ)特に目の打ち身、青黒く腫れた打ち身、先端のとがったものによる刺し傷にもよく使う。

Rhust.ラストックス(ツタウルシ)首、肩、腰など大きな関節のトラブルのNO.1レメディ。ねん挫や筋違い。動き始めは痛いが、動き続けると痛みが好転する。体が温まると好転する。

3. 骨折の対処法

一般的な対処法

患部を安静に保ち、まずは整形外科や整骨院で折れた骨を正しい位置に固定してもらおう。

ホメオパシーの対処法:骨折の治癒を助けるレメディ

炎症期:骨を正しい位置に戻す前

Aco.アコナイト(トリカブト)体に受けたショックに対して一番最初に取る。

Arn.アーニカ(ウサギギク)けがのNo.1レメディ。打撲による軟部組織や損傷の治癒を促進する。

Hyper.ハイペリカム(セイヨウオトギリソウ)神経に達した骨折の時。

修復期:骨を正しい位置に戻した後

Ruta.ルータ(ヘンルータ)骨折の主要レメディ。骨折した骨と骨を接着する仮骨形成を助け、回復を早める。

・Symph.シンファイタム(ヒレハリソウ)骨折で必ず使うレメディ骨をくっつける役割を果たし治癒を早める
低いポーテンシーで1日2回1か月ほどとる

シンファイタムは必ず骨が正しい位置に矯正した後に取ること

カルシウムの吸収を助け、骨を強くするホメオパシー版カルシウムともいわれるテッシュソルト
・Calc-pカルクフォス12x 朝晩3粒づつ取る
・Calc-fカルクフロア12x 朝晩3粒づつ取る

使い方に不安がある場合はお近くのホメオパスにご相談ください。

体験談:友人から転んで足の甲を骨折して全治3か月といわれた。ホメオパシーでできることはないか?と相談がありました。腫れて痛みがひどいとのことでしたので、まず体へのショックにアコナイトを一粒、次にアーニカとルータを交互にとってもらいました。特に痛みのあるうちはアーニカをリピートして、治癒を促すためにテッシュソルトのカルクフロア12xとカルクフォス12xを朝晩3粒づつ取ってもらいました。このテッシュソルトは治癒するまで続けてもらいました。

痛みはなくなり、10日後病院で、患部の骨の再生を待つ時期ですといわれたので、シンファイタムの12Cを朝晩1つぶづつ続けてもらいました。1か月後病院で骨はつながっているのでもう来なくていいといわれたそうです。3か月かかるといわれた骨折が1か月で治癒。速やかに治癒に導くホメオパシーの極意だと思った例です。治癒の過程や速度は個人差があります。

 

最後に、私もレメディの力を借りながら、子供がけがをしてもドーンと構えられる肝っ玉母さんになりました。
ホメオパシーが皆様の助けになりますように。

参照:森井啓二著 ホメオパシー基本レメディ活用ガイド

新・臨床家のためのホメオパシー マテリアメディカ 上下巻セット (kilei-net.shop)

ABOUT ME
伊藤 真愉美
ホメオパシーネクスト(株)海外折衝担当  ホメオパシーネクストスクールチューター ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト 千葉在住 14年にわたりイギリス、シンガポールなどで生活し、マレーシアでの子育て中、子供たちの繰り返す気管支炎に薬を使い続けることに疑問を感じ、ホメオパシーと出会う。「からだ」だけでなく「こころ」のあり方もホリステックに見て病気や不調を癒していく相談会を心がけています。また子どもたちが、心も体も健やかに成長でできるようにお母さんとお子さまの両方をサポートします。

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