医原病

「この不安には意味がある」─減薬したいあなたへ。ホメオパシーと心の癒しで“安心して生きる力”を取り戻す方法

こんにちは!

千葉在、ホメオパス、インナーチャイルドセラピストの伊藤真愉美です。

 

突然、胸がドキドキして息が苦しくなる。頭が真っ白になり、「また発作が来たらどうしよう」と恐れが広がる。
そんなパニックや不安の波に飲み込まれるたびに、「もう普通の生活ができないのでは」と心が締めつけられてしまう方が少なくありません。

特に季節の変わり目は、気圧・気温・日照の変化によって自律神経が乱れやすく、心身のバランスが崩れやすい季節です。
でも、ホメオパシーの視点から見ると、その“不安”や“恐怖”はあなたを苦しめるだけの存在ではなく、心と体からのSOSのメッセージでもあります。
不安は、あなたがずっと抱えてきた感情を「きちんと見てほしい」と訴えているサインなのです。

不安・パニックの本当の原因とは

不安やパニック症は、仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、死別や失業などの大きなストレス、過去に起きた強い精神的ショック(自己、災害、いじめ、虐待など)の要因が脳の恐怖反応を過剰にさせてしまい、引き起こされるといわれていますが、それだけではありません。

その背景に、幼少期の体験や人間関係の中で作られた「安心感の欠如」が隠れていることがあります。
たとえば、いつも気を張っていた、怒られないように頑張っていた、弱音を吐くと受け入れてもらえなかった──。

そのような環境で育つと、
常に周りに気を配らなければならず、「自分で自分を安心させる力」を後回しにしてしまい、心と神経が常に緊張した状態になります。
それが長く続くと、自律神経が疲弊し、ある日突然、パニック発作や強い不安として噴き出してくることがあるのです。

また、真面目で完璧主義な方ほど、自分を責めてしまう傾向があります。
さらに、長期のストレスや薬の影響によって神経が過敏化していることも、不安を強める一因となります。

不安は単なる「病気」ではなく、心がSOSを出している状態としてとらえてみましょう。
そこから、少しずつ回復の糸口が見えてきます。

ホメオパシーでのサポート

ホメオパシーでは、不安やパニックの状態を「抑え込む」のではなく、「解放して癒していく」ことを大切にします。
自然界の植物から作られたレメディは、心と体の自己治癒力に働きかけ、神経の過敏さや感情のアンバランスを少しずつ整えていきます。

不安・パニックに役立つ代表的なレメディ

  • Aconitum napellus(アコナイト)突然の強い恐怖、ショック、急性の極度の不安、死の恐れ、災害や事故、戦争時のショックや恐怖、動悸、息苦しさ。パニック発作の初期に。人込み、恐怖症(飛行機、閉所、高所、広場など)PTSD,極度の落ち着きのなさ、感覚過敏. 突然に生じた恐怖のNo.1レメディ。

 

  • Argentum nitricum(アージニット)過去の経験からの不安、予期不安、パニックアタック症、不安神経症、恐怖症(高所、閉所、乗り物、群衆など)、一度持った恐怖が、妄想でますます大きくなり動揺する。強迫神経症、あがり症で大切な仕事や試験や舞台の前に緊張。死や病気への恐怖、緊張するとお腹がゆるくなる、失敗を恐れることからのめまい、下痢、嘔吐、不眠、動悸など。人といると不安が和らぐ。Arg-nは閉ざされた空間が苦手。

 

  • Gelsemium(ジェルセミウム)予期不安や悪い知らせ、恐怖で体が重くなり動かなくなる。ぶるぶる震え、力が入らなくなる。思考が停止するようなタイプ(麻痺)頭が真っ白になり、下痢や頻尿、不眠になる。恐怖症(高所から落下すること、飛行機、失敗、病院、死、広い場所、人前に出ることなど)

 

  • Ignatia(イグナシア)大切な人との死別、別れ、喪失、急な深い悲しみ、ショック、理想と現実のギャップからくる心の動揺や情緒不安からくる息苦しさ、ヒステリー、不眠、神経過敏、感覚過敏、うつ状態、パニック障害、閉所恐怖症。

 

また、長年向精神薬、抗うつ薬などを服用してきた方の中には、神経系が過敏になり、眠りが浅い、感情が不安定になるといった訴えもあります。
そんなときには、Nux vomica(ナックス・ボミカ)Coffea cruda(コフィア)神経の緊張を和らげ、心を落ち着かせてくれるでしょう。

パニック症をおこしそうなとき、不安に襲われた時、上記のレメディ(ポーテンシーは30c)から選んで頓服として1粒とってみましょう。

セルフケアが難しい場合は、ホメオパシーカウンセリングがおすすめです。

お近くのホメオパスをお尋ねください。

断薬・減薬のサポートとしてのホメオパシー

最近、お薬を断薬しながら、ホメオパシーのカウンセリングを受けてくださる方々が増えています。

薬の減薬・断薬を考えるときは、医師の管理のもとで慎重に進めることが大切です。

決して独断で薬をやめないでください。

減薬をサポートしてくださる医師をお探しの方は

joymakuharibaytown@gmail.com

までにメールくださいませ。信頼できる医師をご紹介します。

ホメオパシーは、その過程で現れる心身の揺れをやさしく支え、自然な形で「自分の軸」に戻るお手伝いができます。

離脱期には、不眠・焦燥・涙もろさなどの情緒の揺れが起こることがあります。
そんなとき、レメディが神経を穏やかに整え、回復を助けてくれます。

Kali-p., Mag-p., などのティッシュソルト(ポーテンシーは9x,12x)は、神経系の安定や回復に有用です。それぞれ朝晩3粒づつとることで、神経系の疲労から消耗したミネラルを補うことができます。


体と心の両方を整えながら、「もう大丈夫」と感じられる時間を少しずつ増やしていきましょう。

 

インナーチャイルド・カウンセリングの役割

そしてもうひとつ、忘れてはいけないのがインナーチャイルドの癒しです。
不安の根底には、「愛されなかった」「間違えたら怒られる」「自分でいてはいけない」など、
幼少期に感じた“恐怖と孤独”が眠っていることがあります。

ホメオパシーで体を整えながら、
「自分を不安にさせるおおもとにどんなインナーチャイルドがいるのか」

「生い立ちの中でどんなトラウマがあったのか。」

それにより「物事に対してどのように考える癖があるのか」など

に気づいていくことが、根本的な癒しにつながります。

そして、出来事に対して無意識に反応してパニックを起こしているその小さな自分に「もう大丈夫だよ」と声をかけてあげることで、
「自分で自分を安心させられる心」に戻ることができます。
ホメオパシーと心のケアを組み合わせることで、
「不安があっても大丈夫」「過去にとらわれることはない」「私は安心して生きていい」という感覚が少しずつ戻ってくるのです。

長期にお薬をとられた方で断薬をされている方、セルフケアが難しい場合はホメオパシーのカウンセリングをお勧めします。断薬の影響で、出てくる離脱症状をレメディで緩和しながら、パニック症をおこす原因やトラウマを探り、手放し、インナーチャイルドを癒していきましょう。

まとめ

パニックや不安は、あなたが弱いから起きているのではありません。
それは、“本当の自分を取り戻すプロセス”として起きているのかもしれません。

ホメオパシーと心の癒しを通じて、
あなたの中にある「安心して生きる力」を、少しずつ思い出していきましょう。

今、苦しみの中にいるあなたへ。
焦らなくても大丈夫です。
深呼吸をひとつして、自分の心に「ここにいていいよ」と声をかけてあげてください。
その瞬間から、あなたの中の癒しは静かに動き始めます。

🌿あなたがあなたらしく、安心して生きられますように。

伊藤真愉美のカウンセリングにご興味がある方はこちらからどうぞ。

参考資料:新臨床家のためのホメオパシー マテリアメディカ上下 編著森井啓二

ABOUT ME
伊藤 真愉美
ホメオパシーネクスト(株)海外折衝担当  ホメオパシーネクストスクールチューター ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト 千葉在住 14年にわたりイギリス、シンガポールなどで生活し、マレーシアでの子育て中、子供たちの繰り返す気管支炎に薬を使い続けることに疑問を感じ、ホメオパシーと出会う。「からだ」だけでなく「こころ」のあり方もホリステックに見て病気や不調を癒していく相談会を心がけています。また子どもたちが、心も体も健やかに成長でできるようにお母さんとお子さまの両方をサポートします。

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