こんにちは。ホメオパシー療法家の岩崎健寿です。
みなさんは、こんな経験はありませんか?
「治療しているのに、なかなか痛みが消えない」
外傷なら時の経過とともに傷が塞がり、痛みも消えます。
ところが、なかなか治らずに慢性化してしまう痛みもあります。
どうしてでしょう?
心と体は繋がっていて、互いに影響し合っていると言われます。
今回は、膝の痛みを取り上げて、心と体の関係を観ていきたいと思います。
Contents
わたしの膝痛体験
冬の夜、線路の高架橋沿いを、いつものようにジョギングしていました。
少しペースを上げようとした次の瞬間、突然左膝に激痛が走りました。
帰宅後、ホメオパシーのレメディーを摂り、入念にストレッチをします。
そして、寝る前に再びレメディーを摂りました。
翌朝、起きてみると、膝関節が固まってしまったような感覚があります。
かなり腫れていて、動かすたびに痛みました。
痛めたあとにおこなった入念なストレッチ、逆に悪化させてしまったのかもしれません……。
摂ったレメディーは他に、Ruta.(ルータ)やBry.(ブライオニア)などがあります。
膝を痛めた原因を探っていくと、すでにその予兆は半年以上も前からあったことに気づきました。
子どもの送迎中、自転車を漕ぐたびに、左膝の関節が何かに引っかかるようにポキポキ鳴っていたのです。
自転車のサドルが低いまま乗っていたのも、痛める要因だったのかもしれません。
腫れが引くと、地面を蹴り上げる際に痛みが走ることが分かりました。
しばらく休息して回復に努めます。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ、関節自体はきれいで特に問題ありませんでした。
器質的に異常が無ければ、放っておいても自然に治るだろうと思っていました。
ところが、しばらく経っても痛みが消えません。
膝の内部に、何かが詰まっているような感覚があって、深く曲げると痛みます。
そこで、別の整形外科で観てもらうことにしました。
超音波で内部の状態を確かめます。
すると、膝を曲げたり伸ばしたりしたときに、水が散ったり集まったりする様子が、はっきりとモニターに映し出されました。
膝に水が溜まっていたのです。
その後も、膝の調子は一進一退。
天候が崩れる前や、湿気の多いときは余計に痛みます。
そんな折、スピリチュアルな視点から体の不調を述べている本に出会いました。
リズ・ブルボーの「自分を愛して!」です。
この本の「膝の痛み」の項目を読むと、以下のように書いてあります。
『膝のトラブルや痛みは、その人が未来に対して柔軟に対応できない、ということを表します。したがって、傲慢で頑固な人、他人の忠告を受け入れることのできない人が、膝の痛みを抱えることになります。』
また、「NEW BACH FLOWER BODY MAPS」という本においては、左膝は以下のフラワーエッセンスと関係するとされ、それぞれの精神状態に適合します。
・Centaury(セントーリー)→左膝外側
自己主張せず他者優先。
・Gentian(ゲンチアナ)→左膝内側
落ち込みやすさ、悲観的、懐疑的、諦念。
・Willow(ウィロー)→左膝裏側
被害者意識、嫉妬、妬み。
・Walnut(ウォールナット)→左膝前側
変化への対応困難。
これらのおかげで、心と体は繋がっていて、お互いに影響しているということをはっきり自覚しました。
振り返ってみると、なかなか思うようにいかない自分への葛藤があったように思います。
また、周りを気にしすぎて、本来の自分のリズムや調律の仕方を忘れていました。
レメディーに例えるなら、Ign.(イグネシア)だったようです(笑)
このあと、さらに腰が壊れる経験をし、その回復過程の内省から、少しだけ自分らしく生きることはどういうことかを掴んだように思います。
その後、腰の回復にあわせて膝も良くなっていきました。
一般的な膝痛の原因
外傷や怪我
膝の外傷や怪我は、転倒、スポーツの際のケガ、 交通事故などによって生じます。骨折、捻挫、 靭帯や軟骨の損傷などが膝痛の主な原因です。
使いすぎ
膝関節は、身体の重さや運動負荷をダイレクトに受けます。長時間の歩行や走行、重い物の持ち上げ、 反復的な動作などによる使いすぎは、 膝の痛みを引き起こします。
関節炎
変形性関節症や関節リウマチなどの関節炎は、 関節の炎症と軟骨の劣化を引き起こし、 膝痛の原因となります。
軟骨損傷
膝の軟骨は、関節内で滑らかな動きを助ける役割を果たしていますが 、怪我や加齢によって損傷します。 軟骨の損傷が原因で膝痛が生じることがあります。
筋肉の不均衡
膝周囲の筋肉のバランスが崩れると、 膝関節に不必要な圧力がかかり、 痛みを引き起こすことがあります。 特に太ももの筋肉の強度や柔軟性の偏りが膝に影響を与えます。
体重の増加
過体重や肥満は、膝にかかる負荷を増加させ、 痛みを引き起こします。
一般的な膝痛の改善の方法
休息
膝に負荷をかける活動を避け、 必要な休息を取ることが重要です。安静にして、 膝の再生に時間をかけましょう。
アイシング
痛みや腫れを軽減するため、 痛みのある箇所に氷を当てます。15〜20分間、 1日数回行ってください。
コンプレッション(圧迫)
膝に適度な圧力をかけるため、 コンプレッションバンドや包帯を使用します。腫れを軽減し、 炎症を抑えることができます。
膝を高くする
膝を上げるために枕やクッションを使用すると、 腫れが軽減され、痛みが和らぐことがあります。
適切な姿勢と体重維持
正しい姿勢を保ち、 体重を適正範囲内に維持することで、 膝にかかる負荷を軽減することができます。
物理療法
理学療法士やオステオパシーなどの専門家の指導のもと、 膝の筋力や柔軟性を改善するための運動や施術を受けます。
鎮痛のための薬物療法
非ステロイド性抗炎症薬( NSAIDs) や痛み止めの薬を医師の指示のもとで使用することで、 膝の痛みを和らげることができます。
膝痛改善が期待できる食品
膝痛を改善するためには、 炎症を抑えるための抗炎症効果のある食品や、 骨や関節の健康をサポートする栄養素を含んだ食品がオススメです。
魚
特に青魚にはオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれており、 関節の健康維持や炎症の抑制に役立ちます。サーモン、マグロ、 イワシなどが良いです。
ナッツ類と種子
アーモンド、くるみ、フラックスシード( 亜麻の種)、チアシードなどにはオメガ-3脂肪酸やビタミンE、 マグネシウムなどが含まれており、 関節炎の軽減や痛みの緩和に役立ちます。
ベリー類
ブルーベリー、イチゴ、 ラズベリーなどのベリー類には抗酸化物質や抗炎症作用があり、 関節の健康をサポートすると言われています。
豆類
大豆製品や豆類、レンズ豆、 ひよこ豆などは、 関節炎の症状緩和や骨の健康を促すのに役立つ栄養素を含んでいま す。
グリーンリーフ系
ケール、ほうれん草、 ブロッコリーなどのグリーンリーフ系の野菜にはカルシウム、 ビタミンC、ビタミンKなどが含まれており、 骨の健康に役立ちます。
ターメリック
抗炎症効果があるとされるクルクミンを含むターメリックは、 関節炎の症状を軽減することが報告されています。
以上、これらの食品をバランス良く食事に取り入れてみてください。
膝痛とスピリチュアル
心理的な重荷
膝は身体の重さや担当する役割に対して強い負担を受けています。 スピリチュアルな観点では、 膝痛は感情的な重荷やエネルギーの不均衡、 ストレスなどの心理的な負担を反映するものと解釈されることが あります。
想念の不調和
スピリチュアルな視点からは、 心と身体は密接に結びついていると考えられます。膝痛は、 思考や感情の不調和を示すものとして解釈されることもあります。 例えば、頑固さ、屈折した思考パターン、 柔軟性の欠如が膝痛を引き起こすという考え方です。
霊的な成長と変化
スピリチュアルな視点では、 膝痛は霊的な成長や変化のサインとされることもあります。 身体的な痛みが自己認識や内なる変革の一環として現れる可能性が あるという考え方です。
人生の重荷やストレスに合うレメディー
悲しみや喪失感、 心の傷によるストレスに適しています。 感情的な不安や情緒不安定がある場合にも効果的です。
感情の抑圧や孤独感によるストレスに適しています。 感受性が高く、内向的な人々によく合います。
不安感や恐怖によるストレスに適しています。 完璧主義や不安の感じ方が強い人に効果的です。
信の欠如、 プレッシャーへの恐れによるストレスに適しています。 自尊心を挽回するために常に努力するタイプに適しています。
情緒不安定や過敏さによるストレスに適しています。 人とのつながりや共感を重要視する傾向がある人に効果的です。
さて、いかがでしたでしょうか?
不調を感じたときは、心と体の両方の視点で観察してみると、何か気づきが得られるかもしれませんよ。
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