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これを読めば大丈夫!誰でもわかる黄砂についての予防と対策

みなさん こんにちは。

バリ在住・自然療法家のタクボです。ゆるーい自然育児愛好家です。なるべくお薬に頼らない子育てをモットーに母業しております。

本日は、最近飛散しまくっている黄砂について。

今までなんとなく毎年聞こえてくる「黄砂」や「PM2.5」についてよくわかっていないというみなさん、これを読めば大丈夫、予防から対策まで解説します。黄砂による諸症状の緩和に効果があったレメディやマザーチンクチャーなども合わせてシェアしたいと思います。

韓国に住んでいる長男と次男から、イエローダストで喉がイガイガする、目が痒い、咳が出るのでどのレメディがいいかな?と連絡がありました。大学生にもなると困った時にしか連絡をしてきません。二人の話だと友達もみんな咳をしてる、目が腫れている人も多い、みんな学校のクリニックで薬をもらって飲んでいるが治らない、晴れた日は景色がくすんで見えるほどダストが飛んでいると。

長男はアレルギー体質なので予想していましたが、健康優良児の次男までもが喉がイガイガして咳も出ると言っています。今年は黄砂が酷そうだなと思っていたところ、日本のクライアント様からも連日同じようなお問い合わせが何件かありました。

 

2023年は黄砂大年?!

そうなんです、今年は黄砂の発生がとりわけ多い「黄砂大年」と言われるほど黄砂の飛散頻度が多い年です。やっと花粉の季節が終わりそうな4月5月に黄砂がピークを迎えます。特に今年は例年よりお困りの方が多いのではないでしょうか?

黄砂とは?

黄砂の主成分は、砂や土、岩石などの微小粒子です。

これらの微小粒子の主な成分は、二酸化ケイ素、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルなどですが、微生物や有害金属などの物質も確認されています。

黄砂はどこからくるの?

主に中国の北部や内陸部、モンゴルにあるタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠・黄土高原などの東アジア内陸部の乾燥地帯の砂塵(さじん = ほこり・ちり)が低気圧や上昇気流によって上空5,000-1万メートルまで舞い上がったものが、偏西風によって日本や韓国・台湾などの東アジア広範囲に降り注ぐ現象です。

黄砂とPM2.5との違いは?

違いは大きさ成分そして発生源です。

粒子の大きさに違い

黄砂

黄砂の粒子は4μm(マイクロメートル)

PM2.5

PM2.5の粒子は2.5μm以下

黄砂の方が2倍近く大きいです。イメージ的に言うとPM2.5の粒子の大きさは髪の毛の30分の1の大きさ位です。

成分の違い

黄砂

黄砂は、中国やモンゴルにある砂漠や黄土高原の砂の粒子です。

成分は二酸化ケイ素、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどです。

PM2.5

PM2.5は、炭素や金属、硫酸塩などを主成分といしたさまざまな物質の混合物です。主に車の排気ガスや工場から排出される有害物質などを含んでいます。

このPM2.5の粒子はとても小さいために体内に取り込まれると、肺や循環器系に深く入り込み、呼吸器系の炎症や心血管系の疾患の原因になることが問題視されています。

発生源の違い

黄砂

砂漠や黄土高原などの砂塵(さじん)が舞い上がったもの

PM2.5

工場や焼却炉、自動車の排ガス、火力発電所などから排出される有害物質

黄砂は自然界から発生する大気中の微小粒子状物質ですが、PM2.5は主に人為的な大気汚染により発生した微小粒子状物質です。

黄砂の粒子は通常PM2.5より数倍大きいのですが、黄砂の中にはその粒子が2.5μm以下のものがあり、黄砂も一部粒子の小さいものはPM2.5になります。

黄砂はいつまで?

黄砂のピークは3-5月ごろです。

理由は、春になり低気圧の勢力が強まるために飛散量が増えます。夏になると降水量が増えるため、黄砂の飛散量は低下し、また冬の間も高気圧の影響により風が弱いため同じく黄砂は少なくなります。

 

黄砂による健康被害

黄砂を吸い込むとどうなる?

  • 喘息や肺炎ななどの呼吸器疾患の悪化
  • インフルエンザなどの呼吸器感染症
  • 心臓・脳などの循環器疾患
  • アレルギー性鼻炎
  • 結膜炎などの目の病気

黄砂の主成分である二酸化ケイ素という物質がアレルギーを悪化させる原因になります。

黄砂を吸い込まないためには?

花粉対策と同じで「持ち込まない・吸い込まない」が基本です。

  • 不用意の外出を避ける
  • ウィルス対策用マスクの着用
  • 空気清浄を使う
  • 洗濯物は部屋干し

環境省や気象庁による黄砂の飛来情報をチェックしながら、黄砂が飛来しているときは不要不急の外出を控えることが一番でしょうが、そんなわけにもいかない日もあります。その場合は、n95マスクなどPM2.5対策用マスクなどを着用し、黄砂を吸い込む量を減らすことをお勧めします。

黄砂やPM2.5はその粒子がとても小さいので残念ながら通常のマスクでは防ぐことは不可能です。どれくらい小さいかといいますとスギ花粉の直径が30-40μmに対して黄砂は4μmPM2.5は2.5μm以下です。

黄砂が来ている時は窓の開け閉めや換気は必要最小限にして空気清浄機の使用をお勧めします。

黄砂の飛散量が多い日には、洗濯物は室内で干しましょう。

もし室外に干してしまった時は、どうしたら良いのでしょうか?

もし乾いた状態で黄砂が付着してしまったのであれば叩いて払えばある程度取れるはずですが、もし洗濯物が濡れている状態で付着したしまった黄砂は繊維の中に入り込んでしまうため、もう一度洗い直しをお勧めします。

 

黄砂に影響を受けない体を手に入れよう

黄砂に負けない体つくりのポイントは?

私たちの身体は、体に不必要なものが入ってきた場合、自然に排出する力が備わっています。しかしながら、排出の力を上回る量のものが入ってきた場合や自己免疫がキチンを働かない場合、多くのアレルギー症状が出てしまいます。

アレルギーの予防や緩和にはズバリ肝臓を強化することです。

肝臓は、体内の毒素や異物を分解し排泄する重要な臓器のひとつです。肝臓の機能を高めることによりアレルギー反応を引き起こす物質を効率的に分解・排泄することができるようになります。

肝臓を強化する方法とは?

  • アルコールや脂肪分の過剰摂取を避けること。
  • 適度な運動を行うこと。
  • 春の旬のものを積極的に食べること。
  • 肝臓に良いマザーチンクチャーを摂取すること。

肝臓に良いマザーチンクチャー

毎朝夜10-15滴ほど一口で飲める量の水に入れて摂取してください

カーディアスマリアナス・Carduus marianus

  • 普段からお酒の多い人・過去にとった薬の多い人
  • 肝臓と胆嚢

バーバリスブルガリス・Berberis vulgaris

  • 体内有害金属の蓄積が気になる人
  • 肝臓と腎臓

タラクシカム・Taraxacum

  • 頭痛持ちの人
  • 肝臓と脾臓

黄砂の症状に良いレメディ

症状がひどい時に助けになるホメオパシーのレメディたちです。ポーテンシーは30cや6cをお勧めします。

アリュームシーパ・Allium cepa
  • 目が焼けるようにヒリヒリする
  • 刺激性のない涙が大量に出る
  • まぶしい光に敏感
エイピス・Apis
  • 焼けるように充血する目
  • 焼けるような刺激性の目やにでまぶたがヒリヒリする
  • 喉は渇かない傾向
  • 右目の疾患に特に有効
アーセニカム・Arsenicum
  • ヒリヒリと焼けるような刺激性の涙が出る
  • 目の周りが赤く腫れる
  • 温めると症状が和らぐ
ブロミューム・Bromium
  • 激しいくしゃみ
  • 長くてしつこい鼻水
  • 刺激性のヒリヒリ焼けるような鼻水
  • クループ性または喘息のような咳
ユーフラジア・Euphrasia
  • 目の痒み全般
  • 焼けるようなヒリヒリする刺激性の涙が頬をつたうほど出る
  • 目が赤く瞼も腫れる
  • 光に敏感
  • 鼻水を伴う目の症状、ただし刺激がない鼻水
ネイチミュア・Natrium muriaticum
  • 卵白のような水っぽい大量の鼻水
  • 喉奥に流れ落ちる塩辛い鼻水
  • 大量の涙
  • 目に刺すような痛み
  • 早朝の激しいくしゃみ
  • 鼻詰まりと鼻水の症状が交互に現れる
  • 症状は午前10時前後に悪化する傾向
サバディラ・Sabadilla
  • 鼻がムズムズ感と激しいくしゃみ
  • くしゃみの後に大量の鼻水と涙
  • 激しい咳
  • 暖かい飲み物を飲むと症状が和らぐ

 

まとめ

黄砂を避けることは不可能。黄砂に負けない体つくりをすることが大切。

 

最後に一言

日本や韓国、台湾などの東アジア諸国では大変嫌われている黄砂ですが、黄砂に含まれるアルカリ性の炭酸カルシウムは酸性雨を緩和させたり、主成分である二酸化ケイ素は海洋プランクトンの餌になっていることを今回初めて知りました。黄砂自体は必ずしも悪いものではないのです。いやはや、どんなものにも存在意味があるのだなぁ!と思いつつこの記事を書きました。

ABOUT ME
たくぼ えみ
バリ島在住。ゆるい自然育児が好きな3児の母。自然療法家。 海外の食材で和食作りに燃える飯炊き母さん。 ホメオパシーの初めての出会いはイギリスの大学時代、ルームメイトにもらった一粒。長男の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎、小児喘息はホメオパシーで治癒。次男のこだわりの強さもホメオパシーで上手にお付き合い。長女は妊娠中から現在まで生粋のレメディっ子。 ホリスティック医学のひとつであるホメオパシー療法の治療家として活動中。 JPHMA/HMA認定ホメオパス 日本ホメオパシーセンター・インドネシアバリ

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