根本体質とは、その人が生まれもった体質のことです。
それが何らかの原因で乱れて偏ると病気になります。
古典医学には、根本体質が体系立てられています。
アーユルヴェーダでいうとヴァータ、ピッタ、カパです。
ピポクラテスの体液分類でいうと、粘液質、胆汁質、黒胆汁質、多血質にあたります。
東洋医学でいうと、木火土金水となります。
ホメオパシーでは、ケントが提唱した4つの体質分類が有名です。
Calc.(カルカーブ/炭酸カルシウム)
Phos.(フォスフォラス/燐)
Sil.(シリカ/ケイ素)
Sulph.(ソーファー/硫黄)
ここでちゃんと理解しなければならないことは、根本体質とは健康状態のことで、病気の状態ではないということです。
ハーネマンは、患者の活力を見極める観点から根本体質を考慮に入れていたようですが、レメディー投与の矛先は患者ではなく、その対象は患者の「病気」でした。
根本体質のレメディーは、根本体質のバランスを調えたり、病気に対する抵抗力を強化しますが、すでに生じている病気の治療には向かないのです。
ぼくが学生のときは、「子どもには根本体質のレメディーだけ処方すれば病気は改善する」というふうに言われたことがあります。
(それは学生の間だけで広まっていた噂かもしれませんが……)
子どもは基本的に大人より生命力が強いので、わからなくもないのですが、病気という観点から観ると明らかな違いがあります。
健康と病気は、生命力の異なる局面です。
周波数の違いともいえます。
健康な状態をより強化するレメディーと病気に向けたレメディーとが、同じ周波数ということはありえないのです。
参考文献『ホメオパシールネサンス ルディ・バースパー』
岩崎健寿ホメオパス/Enjoy life ホメオパシーケアルーム
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