オーピメントとも呼ばれるこれは、ヒ素の硫化物。
ゆうおう、と読む。
ホメオパシーではヒ素はArs.(アーセニカム)として有名ですね。写真では黄色い部分が雄黄。
こういった黄色を呈さないこともあるけれど、純度が高いとレモンイエローになり、昔は顔料になっていた。
今は毒性のため使われていない。漢方薬では抗炎症剤、解毒剤として用いられたそうです。
ヒ素で解毒できるものって何でしょうね??
知っている限りでは今の日本では漢方薬としては使われていないはず。
写真のようにビニール袋に包まれて売られていたので、触るだけでも毒性があるのかと思いきやそうでもないそうな。
ただし、溶かしたりするのはNG。
熱してもいけない様子。
ちなみに雌黄(鶏冠石)というヒ素の硫化物もありますが、雄黄と雌黄の区別は曖昧で、中国では名前が逆転するらしい。
さて、雌雄を決するのはどちらか?化合物とはいえ、なかなかヒ素を見る機会もないと思うので投稿してみました。
中川美奈子ホメオパス
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