みなさん、こんにちは。インドネシア・バリ島在住・自然療法家ホメオパスのたくぼです。なるべくお薬に頼らないゆるーい自然育児で子育てをしています、3児の母です。
「誰でも使えるホメオパシー」シリーズ、大田原ホメオパスの「Part1 ホメオパシーって何?」、清瀧ホメオパスの「Par2 ホメオパシーってどんな時にどう使える?」の記事に続き、本日はたくぼが「Part3 失敗しない!レメディ選びのヒント」についてシェアします。
症状に合わせてレメディを選ぶときハズレがないようにするにはちょっとしたコツがあります。3分ほどでサクッと読めますので是非参考にしてみてください。
ホメオパシーのお薬・レメディの種類
ホメオパス
こんにちは。まずは、ホメオパシー療法で使われるお薬・レメディの種類について簡単に説明しますね。
ホメオパス
レメディは、現在3000種類以上あると言われていますが、皆さんがセルフケアでよく使われている基本キットは36種類のレメディで構成されています。
ホメオパス
ほとんどのレメディは、植物・鉱物・動物などから作られていますが、中には特殊な方法によって作られる月の光や太陽の光などのレメディもあるんですよ。
ポーテンシーを理解しよう
ホメオパス
レメディには、そのレメディの名前と共にポーテンシーという数字が書いてあります。30c、200c、12xなどです。
ホメオパス
レメディの材料になる原物質の薄さを表す数字なんです。ホメオパシーのレメディは、原料となる物質を薄めて振るという作業を何度も繰り返して作ります。この薄めて振る度合いのことをポーテンシーと言います。
はじめてさん
なんとなく濃い方が効くと思ってしまいますけど、違うんですか?
ホメオパス
そうですよね、西洋医学のお薬は濃いまま使いますが、ホメオパシーの場合は、逆にとても薄めるのです。原物質を希釈した、つまり薄めたお薬のほうがホメオパシーでは効果があるとされています。
ホメオパス
はい、簡単にいえばそう言う事です。ホメオパシーのレメディは、希釈度の高いもの、つまり物質的に薄いものほどエネルギーが強く精神により深く作用し、反対に物質的に希釈度の低いものほど肉体に作用するんです。
レメディとマザーチンクチャーの違いを理解しよう
ホメオパス
マザーチンクチャーとレメディの違いはご存知ですか?
はじめてさん
いえ、よくわかっていません、どんな違いがあるのですか?
ホメオパス
マザーチンクチャーとレメディとの違いを簡単にご説明しますね。マザーチンクチャーはその名の通り「レメディの母液」です。ホメオパシー療法では、マザーチンクチャーを使用することもあります。
はじめてさん
母液ということは、マザーチンクチャーは薄めていないということですか?
ホメオパス
はい、その通りです。レメディは原物質を極限まで薄めたお薬ですが、マザーチンクチャーは原物質をそのままアルコールにつけたものです、つまり生薬みたいなものです。それぞれに得意分野があります。
ホメオパス
レメディは、症状が心と体のどちらに出ていても使えますが、マザーチンクチャーは主に弱っている臓器のサポートとして使うことが多いです。
レメディ選びのポイント
ホメオパス
例えば、頭痛のレメディを探すとします。まずは、「どんな頭痛なのか?」を感じてください。「頭のどの部分が痛いのか?」場所も考えてください。お子さんの場合は、様子を観察して、痛みの種類を具体的に聞いてください。
ホメオパス
まずは場所と痛みの種類を把握しましょう。「こめかみが痛い」「後頭部が痛い」また「ズキズキする痛み」「ずっしりと重い痛み」「拍動を感じる痛み」などです。
ホメオパス
はい、ここからが大切です。次は「その頭痛はどうすると楽になるのか?」また「どのような状況で痛みが更に悪化するのか?」「何をきっかけに頭痛が始まったのか?」などを考えてみてください。
ホメオパス
痛みがある時、無意識にやっていることはありませんか?実は、症状が楽になるために無意識にやっていることが多いです。例えば、頭痛のときにこめかみを抑えたくなるのであれば「軽い圧迫で楽になる」という風に捉えます。
はじめてさん
なるほど、無意識にやっていることも大切なんですね。
ホメオパス
他にもありますよ。例えば「部屋を暗くして目を瞑っていたい」のであれば「光を見ると頭痛が悪化する」という風に捉えます。
ホメオパス
はい、そうです、このように症状を観察してからレメディを選ぶことが大切なんです。
症状を知ること、観察が大切!
同じ頭痛でも、痛む場所や痛みの種類、悪化や好転の状況によってレメディは違います!症状を正しく理解しましょう。大きなポイントは3つです。
- 部位(どこに症状があるのか?)
- 悪化と好転(症状が軽くなることは何か?またその逆は?)
- きっかけ(何がきっかけで症状がはじまったのか?)
治癒の法則
ホメオパス
もちろんレメディがヒットすると自然に症状は消えますが、実は症状はあるルールに基づいて改善していきます。それを治癒の法則と呼んでいます。つまり症状が治癒の法則に従って動いていれば、選んだレメディは正解だったということです。
はじめてさん
そのルールを知っていればレメディを正しく選べたかどうかわかるんですね。どんなルールがあるんですか?
ホメオパス
症状が良くなる時ある一定の方向性(動き)のルールがあるんです。
治癒の法則(ヘリングの法則)
- 上から下へ
- 中から外へ
- 心から体へ
- 重要な臓器から重要でない臓器へ
ホメオパス
例えば「頭痛でレメディをとったら鼻水が出て頭がぼーっとして眠くなった」などという状況です、これはレメディがヒットしている可能性が高いということです。しばらくするとあら不思議、頭痛は消えているのです。あと、レメディがヒットすると、眠くなることが多いです。
はじめてさん
なるほど、症状がどのように変化するかも観察するんですね。
ホメオパス
その通りです!症状に向き合ってじっくり観察すると正しいレメディが選べるんです。
症状は良くなる過程で一定の方向性がある
レメディがヒットすると眠くなることが多い
副作用のない安心安全な療法
はじめてさん
ホメオパシーのお薬の副作用について教えてください。
ホメオパス
ホメオパシー療法とは、「原物質そのモノの成分」で治すわけではなく、「原物質のエネルギーで治す」療法です。つまり、物質は含まれていないので副作用もないのです。赤ちゃんにも妊婦さんにも高齢の方にも安心してお使いいただけます。
ホメオパス
36種の基本キットを買わなくてもレメディは試せますのでPart2で清瀧ホメオパスが紹介している「お試しするのに良いレメディ2種」のレメディを是非試してみてください。
ホメオパシー療法は「モノで治す」のではなく「エネルギーで治す」のです。
私はよくクライアントさんに「ホメオパシーのレメディ選びはスポーツや語学と同じです。スポーツや語学は実際にやればやるほど上手になりますよね、レメディ選びも同じです、使えば使うほど上手になります。」とお伝えしています。
レメディ選びのポイントは観察力です。とにかく症状を観察する習慣をつけると上手にレメディを選ぶことができます。
ホメオパシー療法が皆さんの暮らしの一部になりますように。
「これを読めば誰でも使えるホメオパシー」勝手に略して『これ読めシリーズ』次回は大田原ホメオパスの「Part4 不調の原因はこれだった!」もどうぞお楽しみに。まだまだシリーズ続きますのでお付き合いくださいね。