体の悩み

夏バテのはずが秋バテに、この体の不調はいつまで続くの??

お家いきいきケアのペットドクター今村香です。

2023年の夏は酷暑の夏で、最高気温が40℃を超えた地域が沢山ありました。暑くて有名な埼玉県の熊谷は41℃!!。埼玉県、岐阜県、静岡県、東京都青梅市も40℃超えでしたし、涼しそうなイメージのある山形県や新潟県でも40℃を超えていました。

動物にとっても暑さのために朝の散歩の時間を早朝へシフトしなければならないとか、昼間に遊ぶことが出来ずに、運動不足になったりしていますね。

それに、酷暑のため、熱中症から命を守るために冷房の推奨がされていますが、冷えすぎて体の調子を崩す原因となってしまいます。

夏の暑さや湿度と冷房で、身体のバランスを崩してしまい食欲がもどらず疲れも残っていて、やっと秋がきて元気になるぞ~って期待しているのに、疲労感が抜けないなら、夏バテから秋バテに移行してしまったかもしれませんね。

夏バテとは

夏の暑さによる体がだるい、食欲がない、疲れやすい、寝不足といった症状の総称です。

暑くなると、身体は汗をかいて水分を蒸発させるとともに体温を低下させようとします。しかし、最近では日中の暑さが強すぎるために室内は冷房、外に出ると酷暑という超~寒暖差の状態になっています。

この寒暖差を繰り返すことで、自律神経のバランスが崩れてしまいます。自律神経は身体のいろいろな機能に影響を与えていますが、胃腸の働きに大きな影響を与えます。食欲不振、消化が悪いなどの消化機能の低下によって、身体の疲労感やだるさといったことも引き起こされてしまいます。

また、気づかないうちにじわりじわりと汗をかいているものです。汗をかくと、身体のミネラルも一緒に排泄してしまっています。水分補給はしっかりとしていても、ミネラルのことを忘れていませんか?ミネラルは塩だけでなく、微量元素が必要になります。ミネラル不足による細胞機能や臓器や筋肉の機能不足のせいで元気がなくなってしまいます。

 

本来、秋は乾燥して気温も下がってくるので、食欲の秋といわれるぐらい、胃腸が活発になる季節です。でも、調子が元に戻らないとしたら?

秋バテのサイン

食欲がなく胃がもたれる

疲れやすい、だるい

立ちくらみ、めまいがする

頭がボーッとする

寝不足気味で、朝スッキリ起きれない

秋バテは、暑さから命を守るために室温をさげて生活していたので、身体を冷やしすぎて自律神経の反応がアンバランスになり、血のめぐりが悪くなって起こる、秋の疲労感、だるさ、肩こりなどの体調不良の総称です。

秋バテの起こる原因

室温冷え冷えタイプ

室温冷え冷えタイプは、夏バテと同様、室温を冷やしすぎてしまった生活と、外気の熱さとの寒暖差によって自律神経がバランスを崩してしまうことで起こります。

陰陽五行では、夏は陽が最大になる季節です。陽の極になると次は陰へ転換します。それが秋冬という陰の気へシフトするタイミングになります。陽というと活力や熱エネルギーを巡らせる血の働きが重要になりますが、熱さだけでは身体はオーバーヒートになってしまいますので、陰の冷やす働きも欠かせないものになります。

本来、夏はこの陽の気を上手に放出するための季節になります。血のめぐりを上手に活用して、心臓循環器に流れる熱いエネルギーを身体全体へ行き渡らせます。放出や放散をすることで体にこもる余計な熱を外に出していくことが出来ます。

夏の暑さが留まるところを知らず、上昇傾向にある昨今では、室内を上手に冷やしつつ、身体の熱を放出させることを意識しないといけませんね。

それに加えて、台風シーズンも合わさると、気圧の変動によってますます自律神経は混乱を起こして体調不良につながってしまいます。

 

内臓の冷え冷えタイプ

冷たい飲み物、食べ物を多く取り入れたことで、胃腸の働きが低下してしまい、胃もたれ食欲不振が現れています。

胃腸の動きが悪くなると栄養もきちんと取り入れることが出来なくなり、余計に疲労感が増してしまいます。

対策

まずは、胃腸を整えることを優先しましょう

秋は、本来「食欲の秋」といわれるぐらい、美味しく食べられる時期にあたります。それは夏の高湿度から秋の乾燥する季節へと移ることと、実りの秋といわれるぐらい、美味しいものが沢山収穫できるからです。

食の基本は、旬のものを食べることです。

その中でも、胃腸に良いものがヤマイモ、サツマイモなどの地のエネルギーをいただける根菜類になります。

ヤマイモ

ヤマイモは脾臓を健やかにして、気を補い、水分を蓄えるように働き、胃を整えます。また肺も潤うことになるので、毎年秋に、咳で悩んでしまう時や秋に喘息傾向があるときは、ヤマイモを積極的に食事に取り入れてみましょう。

 

 

 

サツマイモ

サツマイモは黄色くて甘みも強いので、もともと脾臓にとても合う食材です。

気を元気にして、便通を整え、胃の働きを整えていきます。秋のサツマイモの収穫も楽しいものですね。

 

カブ

陰陽五行の世界では、秋は白色が対応します。白色をしているカブも秋にサポートをしてくれる野菜の一つです。五臓の働きを助けて、気を元気にして、消化不良やげっぷを消し去ってくれます。また咳止め効果もあるので、秋の喘息や咳に悩んでいるときはカブのスープや煮物を多く取り入れるといいですね。

生活を整える

運動と休息

身体がだるいときには、意識して休息をとろうとしてしまいますが、身体のエネルギーの循環をあげるには、適度な運動が必要になります。

運動によって、身体の血流が改善されると、自律神経のバランスを取り戻しやすくしてくれますし、夏の熱エネルギーを運動によって解放してあげることも、秋を過ごしやすくさせることにつながります。

過度の運動は必要ないので、30分程度の散歩から始めてみましょう。習慣にするには意識して続けないといけません。まずは3日頑張ってみましょう。それが出来れば次は1週間を目標にしましょう。

しかも、適度な運動は適度な疲労感も味わえます。それによって、眠りの質の改善も期待できます。特に朝の日の光を浴びることは、体内時計をリセットさせるためには重要です。だるさが続くと質の良い睡眠も得られませんね。うつらうつらしている、夢見が悪い、寝ても寝ても眠いという場合は、頑張って朝日を浴びてみましょう。

入浴

夏の間はシャワーで済ませていいたかもしれませんが、入浴を心がけるといいですね。暑すぎる温度では負担になるので、ゆっくり疲れる温度にしましょう。30分ぐらいを目安に温まるといいです。

お風呂に入ることで副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。

マザーチンクチャー

胃腸を整えるサポートにはアートメジア、アルファルファ、エリオボトリア、ジンジバーなどがあります。

アートメジア

キク科ヨモギ属の植物です。

血液の浄化、子宮卵巣などの女性生殖器のサポート力が強いです。冷えからくる問題や胃腸の問題、解毒のサポート、貧血の問題にあいます。

ヨモギを野草として食用に摘む場合は、新芽のところにしましょう。硬い葉は温める作用よりも冷やす作用が強くなります。

アルファルファ

マメ科ウマゴヤシ属の植物です。馬に食べさせると体重を増やしてくれることからウマゴヤシという名前が付けられました。身体がばてているときに、栄養を取り込みやすくしてくれます。消化不良や栄養吸収が出来ないときに一番のおすすめです。

他には貧血や低血糖のサポートや、乳汁分泌を促してくれます。

エリオボトリア

バラ科ビワ属、ビワの葉のマザーチンクチャーです。ご自宅にビワが植えてあるのであれば、自家製のビワの葉チンキが作れますね。

主に、咳や気管支を鎮めていきますが、胃の働きを高めてくれます。食欲不振時には取り入れるといいです。

ジンジバー

ショウガ科ショウガ属。ショウガを漬け込んだものになります。消化不良や下痢など胃腸の状態を整える働きがあります。胃が動いていないとき、胃酸過多になる場合でも使うことが出来ます。

また、喉の痛みやひりひりする感覚や引っかかれるような感覚の時に使ってみて下さい。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
今村 香
自然派獣医師&子育て&レイキセラピスト&ホメオパスしています。クライアントさんには、ペットやその飼い主さん、お子様など様々です。本来の自分探しと、自分を受け入れる生き方を模索中です。好きなことはクラシックギターを弾くこと、ライブに行くこと、美術館博物館めぐり、自然の中の散歩などなど。

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